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マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

堤vs比嘉!

2025-03-08 21:13:10 | スポーツ
2/24の有明アリーナ、メインは中谷潤人vsダビド・クエジャル、セミファイナルが那須川天心vsジェイソン・モロニ―でしたが、





ベストバウトは堤聖也vs比嘉大吾でしたね、



私個人としては。
もうね、





壮絶な打ち合い。



やっぱ、ボクシングは打ち合いが華ですよね。
前半は、ってか、8Rまでは比嘉が優勢だったと思うんですよ。「このまま、王者奪取か?」思っちゃったくらい。
ホント、比嘉の左フックと右のオーバーハンド(簡単にいえば、自身の重心を落とした状態で、自身の肩より高い位置から繰り出すフック気味のストレート)は圧巻でしたよね。
チャンピオンの堤が食らいまくって、なかなか前に出られなかったもん。
それがね、9R辺りからは堤の逆襲。
このラウンド、





1Rの中で、ふたりとも倒れたからね。



まず比嘉が左フックで堤から、直後、堤がカウンターのストレートをもって、比嘉からダウンを奪ってね。
このあとは堤が攻勢に出ましたよね。ホント、この人は終盤に強い。前の井上拓真戦も、展開としては似たような感じだったと思うけど、凄いスタミナだわ。
今回、前述のとおり、比嘉に打たれまくってたトコもあったと思うんですよ。4Rでは比嘉による(偶然の)バッティングもあり、当然ながら、そのダメージもあるわけだし。
にもかかわらず、ダウンを奪い返したあとは、果敢に攻め込んでね。もちろん、比嘉も返してはいたけど、少なくとも手数は堤だったかな。
結果はドローで、堤が王者防衛。
いやぁ、ホント、おもしろかったわ。こんなに興奮したのは、井上尚弥vsノニト・ドネアの初戦以来(まあ、こっちは尚弥が珍しく苦戦したこともあり、緊張感もありましたが)。
ともかく、この日は堤vs比嘉に尽きるかな。両選手とも、お疲れ様です!

天心vsマロニーはね、天心は好きなんですが、マロニーの試合巧者ぶりが際立ったかな。とくに、クリンチの使い方が上手いと思う。
一方で、彼があそこまでインファイトも見せるとは思わなかったわ。天心も面食らったトコ、あったんじゃないかな?
まあ、結果は天心の判定勝ちでしたが、それでもマロニーは強かったですよ。
で、試合後、天心による「僕は自分自身に絶対、負けないんで、皆さんも負けないでください」――天心のこういうトコが好きですね。前回は、





「みんなも、なにかと戦ってると思うけど、オレも負けんから、みんなも負けないでな」



って感じの物言いで、こっちの表現のほうが好きではありますが。
中谷vsクエジャルは、中谷の貫録勝ちというか・・・。
いや、クエジャルも無敗だったうえに、ダウン経験もなかったのよ。そんな相手に対し、見事なコンビネーションで、その心を折ったよね。たった3Rですよ。続けざまにダウンを奪ったもんな。
中谷はホント、強いし上手い。
で、試合終了後、IBFのバンタム級チャンピオンである西田凌佑がリングに上がって、中谷との統一戦に(個人としては)同意。ちなみに、中谷はWBCのバンタム級チャンピオンね。
この対戦も楽しみですよね。

で、3/13は寺地拳四朗vsユーリ阿久井政悟による統一戦ですね。こっちはフライ級。こちらも楽しみです。
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尚弥、中谷、拳四朗、天心

2025-02-02 21:21:56 | スポーツ
井上尚弥vsキム・イェジョンは、まあ、尚弥が圧倒したというか、彼の貫録勝ちというか。
大変だったと思いますよ。グッドマンとの対戦が延びて、結局はキャンセルされて、急遽、別の相手ですからね。まあ、キムにとっても「急遽」ではあったんですが。
ふたりとも、大したもんです。
で、尚弥としてはね、「危なげなかった」といえるのではないでしょうか。
たしかに、彼にしてはパンチを貰ってた印象もありましたが、試合後のインタビューで「(データのない相手だから)貰うことで、様子を見た」みたいなことをいってましたからね。
これは開始直後に、「このパンチなら、貰っても“事故”はないな」と、判断できたんでしょうね。ボクシングはラッキーパンチ、それによる大番狂わせも少なくないんですが、その心配もなかったんでしょう。
キムのほうは、ガードを下げて、尚弥を挑発するようなポーズも見せてましたが・・・ハッタリ(必ずしも悪いことではないよ)もあったでしょうし、「カウンター狙い」もあったようですね。
ただ、その直後に、尚弥によるあのワンツー。
しかし、えげつないワンツーでしたね(笑)。結果、4Rで尚弥のKO勝ち。
で、尚弥の次戦、ラスベガスでの興行も話に挙がってるんだってね。対戦相手は、アラン・ピカソというメキシカンのボクサーが候補として挙がってる模様。「ラスベガスで、vsメキシカン」となると、アウェイ感もありますが(ベガスがアメリカ合衆国ネバダ州なのは知ってるぞ。念のため/笑)、まあ、尚弥なら大丈夫でしょう。
ってか、正直、





「井上尚弥vs中谷潤人」の実現を望んでいるところですが(笑)。



現時点では、中谷が階級をひとつ上げなければならないのですが(尚弥がバンタムに戻ることはないでしょう)・・・ただ、尚弥はもう一階級上のフェザー級に行きたがってるみたいだしなぁ。

上で挙げた尚弥と中谷、そして寺地拳四朗、この三人が、オレの中では「現代の絶対的王者」ですかね、日本人ボクサーでは。
中谷は2/24、ダビド・クエジャルと「無敗同士の頂上決戦」、拳四朗は3/13、ユーリ阿久井政悟との統一戦ですね。このふたりの次戦も楽しみです。
2/24は中谷vsクエジャルのほか、堤聖也vs比嘉大吾、那須川天心vsジェイソン・モロニーなんかもあって、「ビッグマッチ目白押し」といえるかもね。
天心はアンチも多いみたいで(笑)、まだボクシングに慣れてない部分もあるかもしれんけど、オレは好きですね。応援してます(笑)。
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井上尚弥vsルイス・ネリ

2024-05-07 21:51:50 | スポーツ


ってわけで、行ってきました。



東京ドームは、氷室のラスギグ以来かな?

まあ、1Rから衝撃的でしたよ。





尚弥、まさかのダウン。



初っ端からだもんなぁ。オレも周りの客も、いや、ドーム内の全員が静まり返った瞬間でした。
その後、ネリがラッシュを浴びせてきてね。会場はもう、悲痛の声も混じった声援になってましたね。
尚弥としては、キャリアで初めてダウンを奪われたかもしれませんね。
ただね、ダウンを喫した直後、モニターに映った尚弥が冷静な表情を見せてたのよ。また、ネリのラッシュに対しても、やはり冷静に捌いてた感じがしてね。
なにより、まだ1Rなので、見てるオレのほうも比較的、冷静でいられましたね。
もちろん、それでも緊張感はありましたけどね。今まで見てきた多くの試合と比べれば。ネリはパンチがあるからね。
とはいえ、





ドネアとの初戦を見てたときの緊張感のほうが、圧倒的に上でしたね。



ドネア戦(初戦)は、尚弥が眼窩底骨折を喫するほどで、ドネアの強さが際立ってましたからね。
で、2R、尚弥が左フックで早くもダウンを奪い返した瞬間、「ああ、勝ったな」と思いました。
その後は尚弥のペースでしたよね。まあ、ネリも強いから、そして1Rのダウンもあるから、会場全体に微妙な空気みたいなものは流れてましたけどね。
尚弥がノーガードでネリを挑発するシーンもあったもんだから、オレの隣に座ってた兄ちゃんなんかは、「お願い! ガードして!」なんて声も上げてたし(笑)。
尚弥が二度目のダウンを奪ったあとも、「もう決めちゃって!」って雰囲気があったんじゃないかな。それくらいの緊張感はありましたね。

で、6Rに三度目のダウンを奪って、尚弥のTKO勝ち。最後は右フック、ショートフック気味のパンチだったかな。
正直ね、「尚弥を止められるとしたら、ネリかな?」なんてことも思ってましたが・・・モンスターの快進撃は、まだまだ続きそうですね。



この日は、弟の井上拓真(やはり世界チャンピオン)も防衛に成功しましたね。ってか、拓真も1Rにダウンを奪われつつも、ね。
また、武居由樹が世界王座奪取に成功。ユーリ阿久井政悟も王座防衛。
それぞれの対戦相手であったマロニー、桑原拓、石田匠も、めっちゃ強かったです。

それにしても、日本のボクシングシーン、盛り上がってますよね。個人的には、中谷潤人、寺地拳四朗なんかにも注目してます。このふたりと尚弥は、今後も勝ち続けていくと思います。
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井上尚弥vsマーロン・タパレス

2024-01-03 20:41:23 | スポーツ


尚弥、2階級で4団体統一!



ただね、タパレスも強かったわ。ガードが硬い、硬い。ちょっと打ち合いになる場面もあってね。尚弥が打ち合いって、ドネアとの初戦以来かも。
じつは、前回のフルトン戦のほうが、戦前の緊張感は強かったんですよ。今回のタパレス戦、見てるこっちとしては、試合前はあまり緊張してなかったんですが、試合中の緊張感は逆でしたね。
ヒヤリとするトコもあったのよ。タパレスのストレートが尚弥の顎を捕えたり。って、タパレスもまた、2団体王者ですからね。そりゃ、強いよね(笑)。
まあ、それでも尚弥が優勢に進めてましたが・・・4Rでダウンを奪ったものの、それ以降はタパレスの粘りが凄くてね。正直、判定まで行くかとも思いました。
それが、10Rの1分経過した辺りで、





尚弥の右ストレートがタパレスの顔面を捕えてね。



最初、「ガード越し」に見えたけど、(タパレスが顔を背けたがゆえに)テンプルに命中してましたね。あれ、やっぱり「ガードの上から」なのかな? 多分、「ガードの合間を縫って」だと思いますが。
ともかく、10RでKO!
「まさにモンスター!」って感じでしたね。それまで、タパレスは的確にガードしてたけど、ダメージが蓄積されてたわけですからね。最後のガードは、力が入らなかった面もあったのかもしれないし。
とにかく、強いですよね。階級転向後、たった1年で4団体統一王者ですからね。
尚弥からは益々、目が離せませんね。

次は悪童ネリですかね? ただ、日本でやるのは難しいのかな?

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スティーブン・フルトンvs井上尚弥

2023-08-04 21:26:42 | スポーツ

当日、観に行ってましたが、やっぱ強い(笑)。
正直ね、「今回はさすがの尚弥も、苦戦するかも」とは思ってたんですよ。





あるいは、「最初のドネア戦くらい?」って気持ちもありました。



やっぱ、フルトンのほうがガタイがいいんでね。尚弥はスーパーバンタムに階級を上げたばかりで、フルトンと比べれば、ちょっと小柄でしたからね。
まあ、尚弥も試合直前までにはビルドアップして、遜色ない体つきになってたかもしれませんが、初戦が「無敗の二団体チャンピオン」ですから(尚弥も無敗ですが)。
それが終始、優位に進めて、最後はあのTKO劇ですからね。大橋会長が、「尚弥はスーパーバンタムが適正」なんていってましたが、何となくわかった気がします。
それにしても、フルトンがあそこまでディフェンシブに戦うとは思いませんでしたね。
試合前、スクリーンに映し出された映像の中で、





尚弥が「逃げるフルトン、追う井上尚弥、といった構図になる」みたいなことをいってましたが、まさにそのとおりになりましたね。



ただ、フルトンとしては逃げ回ってたわけじゃないよ。この人はやっぱ、強いです(二団体のチャンピオンだから、当たり前ですが)。ディフェンス、とくにかわすのがべらぼうに上手い。優位に進めてたとはいえ、さすがの尚弥も当初は追いきれないトコがあったと思う。
それでもね、結果はご承知のとおりです。
正直ね、「判定までいくかも」と思ってたんですよ。その場合、尚弥は今回、チャレンジャーの立場ですから、「一度はダウンを奪わなきゃ、不利かもな」とも思ってたんですが・・・その一度のダウンを奪った直後にTKOでしたね。
8R、ボディへのジャブ気味のパンチ(ってか、ジャブ?)の直後、フルトンの顔面へストレートが炸裂。これで勝負あったね。
その直後、尚弥のラッシュでフルトンが崩れかけたトコで、レフェリーが止めてね。





尚弥、スーパーバンタム転向初戦で、同階級の二団体(WBC、WBO)王者に。



ホント、強いわ。そうとしか言いようがない。

今回の会場である有明アリーナには、スーパーバンタムの残る二団体(WBA、IBF)王者のマーロン・タパレスもいてね。試合後の尚弥へのインタビュー時に彼もリングに上がってね、尚弥との四団体統一戦に同意するようなことをいってくれてね。
年内にできるかはわかりませんが、楽しみですね。

当日のセミファイナルで、ロベイシ・ラミレスvs清水聡もありましてね。
この清水さん、似たような体型だと思ってる自分としては、そのボクシングスタイルを参考にしているトコもあったんですよ。
ですんで、応援してたんですが・・・ラミレスはつえぇわ。
なんか、引退を示唆してんだってね、清水選手。もうちょっと見たい気はするんですが・・・まあ、本人が決めることですからね。
ともかく、清水選手、お疲れ様でした。ラミレス戦に対してね。
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