マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

井上尚弥vsルイス・ネリ

2024-05-07 21:51:50 | スポーツ


ってわけで、行ってきました。



東京ドームは、氷室のラスギグ以来かな?

まあ、1Rから衝撃的でしたよ。





尚弥、まさかのダウン。



初っ端からだもんなぁ。オレも周りの客も、いや、ドーム内の全員が静まり返った瞬間でした。
その後、ネリがラッシュを浴びせてきてね。会場はもう、悲痛の声も混じった声援になってましたね。
尚弥としては、キャリアで初めてダウンを奪われたかもしれませんね。
ただね、ダウンを喫した直後、モニターに映った尚弥が冷静な表情を見せてたのよ。また、ネリのラッシュに対しても、やはり冷静に捌いてた感じがしてね。
なにより、まだ1Rなので、見てるオレのほうも比較的、冷静でいられましたね。
もちろん、それでも緊張感はありましたけどね。今まで見てきた多くの試合と比べれば。ネリはパンチがあるからね。
とはいえ、





ドネアとの初戦を見てたときの緊張感のほうが、圧倒的に上でしたね。



ドネア戦(初戦)は、尚弥が眼窩底骨折を喫するほどで、ドネアの強さが際立ってましたからね。
で、2R、尚弥が左フックで早くもダウンを奪い返した瞬間、「ああ、勝ったな」と思いました。
その後は尚弥のペースでしたよね。まあ、ネリも強いから、そして1Rのダウンもあるから、会場全体に微妙な空気みたいなものは流れてましたけどね。
尚弥がノーガードでネリを挑発するシーンもあったもんだから、オレの隣に座ってた兄ちゃんなんかは、「お願い! ガードして!」なんて声も上げてたし(笑)。
尚弥が二度目のダウンを奪ったあとも、「もう決めちゃって!」って雰囲気があったんじゃないかな。それくらいの緊張感はありましたね。

で、6Rに三度目のダウンを奪って、尚弥のTKO勝ち。最後は右フック、ショートフック気味のパンチだったかな。
正直ね、「尚弥を止められるとしたら、ネリかな?」なんてことも思ってましたが・・・モンスターの快進撃は、まだまだ続きそうですね。



この日は、弟の井上拓真(やはり世界チャンピオン)も防衛に成功しましたね。ってか、拓真も1Rにダウンを奪われつつも、ね。
また、武居由樹が世界王座奪取に成功。ユーリ阿久井政悟も王座防衛。
それぞれの対戦相手であったマロニー、桑原拓、石田匠も、めっちゃ強かったです。

それにしても、日本のボクシングシーン、盛り上がってますよね。個人的には、中谷潤人、寺地拳四朗なんかにも注目してます。このふたりと尚弥は、今後も勝ち続けていくと思います。
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井上尚弥vsマーロン・タパレス

2024-01-03 20:41:23 | スポーツ


尚弥、2階級で4団体統一!



ただね、タパレスも強かったわ。ガードが硬い、硬い。ちょっと打ち合いになる場面もあってね。尚弥が打ち合いって、ドネアとの初戦以来かも。
じつは、前回のフルトン戦のほうが、戦前の緊張感は強かったんですよ。今回のタパレス戦、見てるこっちとしては、試合前はあまり緊張してなかったんですが、試合中の緊張感は逆でしたね。
ヒヤリとするトコもあったのよ。タパレスのストレートが尚弥の顎を捕えたり。って、タパレスもまた、2団体王者ですからね。そりゃ、強いよね(笑)。
まあ、それでも尚弥が優勢に進めてましたが・・・4Rでダウンを奪ったものの、それ以降はタパレスの粘りが凄くてね。正直、判定まで行くかとも思いました。
それが、10Rの1分経過した辺りで、





尚弥の右ストレートがタパレスの顔面を捕えてね。



最初、「ガード越し」に見えたけど、(タパレスが顔を背けたがゆえに)テンプルに命中してましたね。あれ、やっぱり「ガードの上から」なのかな? 多分、「ガードの合間を縫って」だと思いますが。
ともかく、10RでKO!
「まさにモンスター!」って感じでしたね。それまで、タパレスは的確にガードしてたけど、ダメージが蓄積されてたわけですからね。最後のガードは、力が入らなかった面もあったのかもしれないし。
とにかく、強いですよね。階級転向後、たった1年で4団体統一王者ですからね。
尚弥からは益々、目が離せませんね。

次は悪童ネリですかね? ただ、日本でやるのは難しいのかな?

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スティーブン・フルトンvs井上尚弥

2023-08-04 21:26:42 | スポーツ

当日、観に行ってましたが、やっぱ強い(笑)。
正直ね、「今回はさすがの尚弥も、苦戦するかも」とは思ってたんですよ。





あるいは、「最初のドネア戦くらい?」って気持ちもありました。



やっぱ、フルトンのほうがガタイがいいんでね。尚弥はスーパーバンタムに階級を上げたばかりで、フルトンと比べれば、ちょっと小柄でしたからね。
まあ、尚弥も試合直前までにはビルドアップして、遜色ない体つきになってたかもしれませんが、初戦が「無敗の二団体チャンピオン」ですから(尚弥も無敗ですが)。
それが終始、優位に進めて、最後はあのTKO劇ですからね。大橋会長が、「尚弥はスーパーバンタムが適正」なんていってましたが、何となくわかった気がします。
それにしても、フルトンがあそこまでディフェンシブに戦うとは思いませんでしたね。
試合前、スクリーンに映し出された映像の中で、





尚弥が「逃げるフルトン、追う井上尚弥、といった構図になる」みたいなことをいってましたが、まさにそのとおりになりましたね。



ただ、フルトンとしては逃げ回ってたわけじゃないよ。この人はやっぱ、強いです(二団体のチャンピオンだから、当たり前ですが)。ディフェンス、とくにかわすのがべらぼうに上手い。優位に進めてたとはいえ、さすがの尚弥も当初は追いきれないトコがあったと思う。
それでもね、結果はご承知のとおりです。
正直ね、「判定までいくかも」と思ってたんですよ。その場合、尚弥は今回、チャレンジャーの立場ですから、「一度はダウンを奪わなきゃ、不利かもな」とも思ってたんですが・・・その一度のダウンを奪った直後にTKOでしたね。
8R、ボディへのジャブ気味のパンチ(ってか、ジャブ?)の直後、フルトンの顔面へストレートが炸裂。これで勝負あったね。
その直後、尚弥のラッシュでフルトンが崩れかけたトコで、レフェリーが止めてね。





尚弥、スーパーバンタム転向初戦で、同階級の二団体(WBC、WBO)王者に。



ホント、強いわ。そうとしか言いようがない。

今回の会場である有明アリーナには、スーパーバンタムの残る二団体(WBA、IBF)王者のマーロン・タパレスもいてね。試合後の尚弥へのインタビュー時に彼もリングに上がってね、尚弥との四団体統一戦に同意するようなことをいってくれてね。
年内にできるかはわかりませんが、楽しみですね。

当日のセミファイナルで、ロベイシ・ラミレスvs清水聡もありましてね。
この清水さん、似たような体型だと思ってる自分としては、そのボクシングスタイルを参考にしているトコもあったんですよ。
ですんで、応援してたんですが・・・ラミレスはつえぇわ。
なんか、引退を示唆してんだってね、清水選手。もうちょっと見たい気はするんですが・・・まあ、本人が決めることですからね。
ともかく、清水選手、お疲れ様でした。ラミレス戦に対してね。
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侍ジャパン、WBC優勝!

2023-03-25 20:12:55 | スポーツ
そういえば、この「侍ジャパン」って呼称は、当時の原辰徳監督が「自分は王ジャパン、星野ジャパンなどというように、『監督名+ジャパン』ってほどの人間ではない」「なにかいい呼称はないか」とコミッショナーに申し出たことから、端を発してるんだってね。その後、会議かなにかが持たれたのかな? で、それらの結果として、ついた呼称なんだってね。
だとしたら、原って謙虚じゃん(笑)。
まあ、おかげで、いい呼び名がついたと思いますよ。

そんなわけでね、WBC2023、日本が優勝しましたね。14年ぶりの世界一ですよ! (笑)
いや、このチームは強いですよ。大谷翔平に引っ張られた感はあるけど、彼だけではないからね。
個人的には、山本由伸、佐々木朗希、高橋宏斗、吉田正尚、ラーズ・ヌートバー、岡本和真、源田壮亮なんかに注目しちゃいましたね。
正直、WBC前から知ってたのは山本と佐々木、岡本と源田くらいでしたが(その中では/笑)。
あと、やっぱり村上宗隆。はっきりと不振でしたよね、途中まで。
それが準決勝のメキシコ戦でのサヨナラタイムリー(もちろん、長打コース)、そして決勝のアメリカ戦での同点ホームラン。やっぱ役者が違う(笑)。
それと、戸郷翔征は見直しましたね。
まあ、普段、プロ野球を見る機会は激減しましたが、たまに見ると、戸郷の登板率が高いんですよ。
正直な印象としては、「いいピッチャーだけど、絶対的エースになるには、ひと皮剥ける必要があるのかな」って感じだったんですよ。なんつーか、「桑田真澄を今風にしたら、こんな感じなのかな?」って、イメージというか。
桑田も戸郷も「すべての持ち球が及第点」「その配球、コンビネーションで勝負するタイプ」なのかな、と。
ただ、桑田は唯一、「カーブのみは95点から100点満点」だったので、常に三本柱とか、まあ、柱の一角にはいましたが、戸郷は「桑田のカーブ」に値するウイニングショットがないような気がしたんでね。
少なくとも、オレが見た限りでは、「まっすぐは速いけど、ノビはない」「フォークもいいけど、そこまでキレがない」って印象だったんですが・・・





トラウトを三振に取った球を始め、WBCにおいては結構、えげつないフォークを投げてたね(笑)。



このフォークがあれば、山本や佐々木ほどは速くなくても、あるいは「伸び上がるようにも見えるまっすぐ」でなくても、充分にエースの風格が出てくるようなりますかね。

まあ、大谷はね。今更いうまでもないですよね。
投打で日本を牽引してた、というか。
そういえば、この人が二刀流ということもあり、マンガ・MAJOR茂野吾郎がちょっとフィーチャーされているようですね。
これについてはね・・・いや、作品はおもしろかったし、吾郎も魅力的なヒーローではあったんですが・・・





二刀流といえば、「なんと孫六」だろ(笑)。



甲斐孫六は、90年代序盤から、プロ選手として二刀流をやってたんですよ(笑)。
16歳にして(孫六のためにルールが変更された)、プロ球団のエースであり、4番ですよ。あれ、4番は親分だったかな? (笑)
ともかく、そのうえ、メジャーでも二刀流でね。さらには、ケンカが半端なく強く(野球とは別に、抗争編もあった/笑)、また、ゴルファーとしても日本屈指のプロゴルファーたちを倒すなどなど、「三刀流」「四刀流」でもあります。
まさに、「バラエティに富んだ真剣勝負やエピソード」と、「型破りで多才なヒーロー・甲斐孫六」が売り物なんですよ。




「野球でなくてもいいやん」思ってしまうほどに(笑)。



ともかく、MAJORもいいけど、この「なんと孫六」も、もうちょっと取り上げられるべきなんですけどね・・・。
「絵が汚いからダメ」とかいうな! (笑)

WBCのほうに話を戻すと、最もおもしろかったのは準決勝のメキシコ戦。
メキシコ、強いよね。昔からメジャーリーガーを輩出しているだけあって。
日本の先発の佐々木もよく抑えてたんだけどさ、4回辺りでスリーランを浴びてね。それでも吉田が同点スリーラン打って、その後、山本が打たれて突き離されるんだけど、最終回、大谷の気合入りまくりなツーベースのあと、吉田が四球、直後に、





村上のサヨナラタイムリー。



この試合が最も見応えあったかな。まあ、「この日は祝日だったんで、見ることができた」「翌日の決勝は平日だったんで、見ることができなかった」という差もあるんでしょうが。
それでもね、こんな試合、そうそうないでしょうね。

アメリカ代表についても充分に強いチームだったと思いますよ。ってか、バリバリのメジャーリーガーもいたからね。
ただ、必ずしもドリームチーム、オールスターチームではなかったんですよね。
いつの日にか、





アメリカvs日本、ドリームチーム同士の真剣勝負を見てみたいものです。



「アメリカ人によるチームvs日本人によるチーム」「アメリカ国籍によるチームvs日本国籍によるチーム」といった具合に、双方がオールスターチームでね。
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井上尚弥vsポール・バトラー

2022-12-17 21:24:38 | スポーツ


尚弥、4団体統一!



やはり次元が違います。当日、観に行ってましたが、本当は強いバトラーが弱く見えましたからね。
まあ、終始、尚弥が押してましたよね。バトラーはディフェンス一辺倒でね。早い段階でチョロチョロ逃げ回るようになってました。「マウント斗羽vsアントニオ猪狩」じゃないけど、





やっぱ「格下が格上の周りを回るもん」なんだよね。



そして、中盤以降のバトラーは、ほぼ“亀”になってましたね。
あるいは、バトラーとしては中盤で戦意喪失しちゃったんじゃないかな?
それでも、バトラーも「さすが世界チャンピオン」でさ、ガードは堅いわ、打たれ強いわ、時折、えげつないパンチ繰り出すわ・・・にもかかわらず、尚弥の圧勝といっていい展開でした。
で、あまりに亀になってるバトラーに対し、尚弥がノーガードで構えて、挑発してみせたりね(笑)。こんな尚弥、初めて見たかも。ってか、二度目は、





両手を背中の後ろに隠して、顔を突き出して挑発してたくらい。



これね、「結局は11Rまでやった」という事実も含めて、尚弥としては遊んでみせることで、ファンへのサービスとして、やってくれたトコもあるんじゃないかな?
試合後、スーパーバンタムに転向することを発表してたし。「バンタム最後の試合だから」ってのも、あったと思う。まあ、オレの憶測ですが。
それくらい、そんな余裕があるほどに、尚弥の快勝といっていい試合でしたね。

今後の尚弥としては・・・スーパーバンタムでもチャンピオンになれるとは思いますが、主要4団体(WBC、WBA、IBF、WBO)のベルトは、ムロジョン・アフマダリエフ、スティーブン・フルトンのふたりが、ふたつずつ持ってるんですよね(アフマダリエフ=WBA、IBF、フルトン=WBC、WBO)。ふたつ持ってるということは、ふたりとも半端なく強いということですよね、いうまでもなく。
それでも、尚弥ならやってくれるでしょう! (笑)
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