マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

坂の上の雲

2011-12-26 00:00:01 | 大河ドラマ
日本海海戦は、ホントに日本側の圧勝だったようですね。
これほどまでの快勝は、後にも先にも、どの国の軍隊も味わうことができずにいますからね。
そりゃ、東郷閣下が外国の海軍将校からも神格化されたのもうなずけます。
それにしても、東郷閣下の冷静ぶりはやはりすごい。もちろん、策自体は真之さんの発案であり、やっぱり真之さんの功績だけど(やっぱ彼は戦術の天才なんだろうね)、やっぱ東郷閣下が総大将だからこその勝利でしょうね。
真之さんが「白旗を上げてます! 武士の情けです!」って訴えても、「停船していない」ということから砲撃をやめず・・・これ、ここで情にほだされたら、最悪、味方が騙し討ちにあう可能性もあるわけで、そうなった場合、「『白旗を上げても停船していない以上、降伏を認める必要はない』という国際ルールを熟知していない東郷に非がある」「東郷は自身の甘さで、部下の将兵を殺した」なんてことになりかねないもんね。

それにしても、このドラマ、陸戦も海戦も、その描写に気合入ってましたね。203高地争奪戦いい奉天会戦といい、閉塞作戦といい日本海海戦といい、燃えましたわ

ただ、





やっぱノボさん――正岡子規がいないとちょっと・・・


秋山兄弟が軍人だから、彼らのみメインだと、どうしても堅苦しくて血なまぐさい、戦略、政略やら、あるいは直接的な戦闘シーンばかりになっちゃって、それはそれでおもしろいんだけど、それだけだとクドくなりがちで・・・
やっぱ文人であり、民間人であるノボさんのエピソードが入ると、いいアクセントになる、(笑)。
この人はホント、上級武士出身とは思えないほど人間くさく、また、人間が、他人とのコミュニケーションが大好きで・・・こういう人も絶対必要でしょう。
まあ、今回はその妹である律さんや、友人である夏目漱石がノボさんの役割を担ってくれてたとは思いますけどね。

それにしても、ホントにおもしろかったなぁ。
尺の都合で、原作と比べるとかなりカットされてましたが。
こんなにおもしろいドラマ(大河ドラマ)、もうあり得ないかもしれませんね。


P.S.

特殊メイクの技術すごいなぁ。最後の阿部寛、完全に臨終間際のじいさんだったもんなぁ。
っつーか、オレも、松たか子みたいなきれいなカミさんに看取られて死ねる人間になりたいです(いや、マジで/笑)。
コメント (2)
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