マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

せっかち伯爵と時間どろぼう 4巻

2014-09-21 15:08:35 | 久米田康治
3巻はぶっちゃけ・・・(笑)。
もしかしたら、改蔵や絶望との差別化のつもりで、南国のころのようななんちゃってファンタジーやったのかもしれんけど・・・やっぱ20年前に受けたノリじゃ・・・まあ、オレが年取ったからってのもあるんでしょうけどね。いまの青少年にはおもしろかったのかもしれません。

で、4巻。
やっぱ久米田康治は芸が細かい! (笑)
主要キャラたちが眺めてるTVの画面に、





不思議ハッテン!



画面右上に、絡み合う・・・(笑)。
それと、やっぱこれ。これは笑ったなぁ。







丁度、美味しんぼの騒ぎがあった直後でさ。本誌立ち読みしたときは、噴き出しそうになったなぁ(笑)。
これ、マゴの台詞も、栗田さんの台詞のパロディなんでしょ(笑)。芸が細かい。
しかし、このネタよくやれたよなぁ(笑)。まあ、せかどろの毒は、読んでるこっちが「大丈夫か?」ってなっちゃうの多いけど(笑)。
まさに、





久米田康治「次回以降も、もっとキツいネタをやっている。



鼻血如きで騒いでる人たちは、発狂するかもしれない」





といったところでしょうか? (笑)

そういえば、この4巻は、「沼」ネタといい、「北海道への自分晒し探し」ネタといい、改蔵終盤を彷彿とさせる話が目立ちましたかね。
やっぱこの作品は、長く続ける気はないのかな。

最後に、







これも笑ったなぁ(笑)。
そっか、A○Bとかのファンの人たちって、元ホムンクルスだったのか(笑)。
これほどの対価を払ってまで・・・それほどまでに、彼女たちのことを・・・これも純愛のなせる業(←絶対違う)。


>巻末ゴーストライター 翔人×2(ショートショート)

もうずっとジャンプ買ってない私がいうのも何ですが・・・



K保先生「スクリーンに映る漆黒の獣を見た。





嫉妬すら追いつかない出来」



たしかに、K保先生がコメントしそうな内容です(笑)。
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るろうに剣心 伝説の最期編

2014-09-14 21:40:21 | 映画


斎藤(江口洋介)「心にダムはあるのか?」



師匠(福山雅治)「あんちゃん・・・さすがに、志々雄の心には・・・」


とかあってもよかったと思うんだ(笑)。まあ、斎藤と師匠が同じ画面に収まることはありませんでしたが。

前作・京都大火編で海に落とされたを追い、自身も海へ飛び込んだ剣心。目覚めてみれば、かつての師・比古清十郎の庵の中でした。
で、師匠にクソミソにいわれながらも(笑)、「このままでは志々雄はおろか、その右腕である宗次郎にも勝てない」ということから、再び修行を積むことを願い出ます。
ここね、師匠役の福山の殺陣というかアクション、たしかにカッコよかったわ。もう、剣術じゃなくて、





殺人術なんだよね。相手を「斬る」のではなく「殺しにかかってる」動き。



この辺は、いい意味で原作再現してるのかもしれません。最初は斬りかかっておきながら、隙を見て相手の足を払ってみたり、刀の代わりに使ってた枝が折られると、それでも剣心の身を倒したうえで、折れて先端が尖ったその枝や、場合によっては拳を顔面にぶち込んでみたり。
やっぱ福山のアクションはカッコいいです。
そんなこんなで、修行を通じて、「死ぬ覚悟よりも生き抜こうとする覚悟のほうが難しい」といった思いを実感した剣心は、それもあって奥義を会得し、迎えにきたとともに庵をあとにします。
この操役の土屋太鳳、かわいいね(笑)。こっちでは健康的な美少女って感じで、「花子とアン」とはちがった魅力が出てる。
ともかく、剣心は、一度葵屋に赴き、お庭番衆に伝わる京都-江戸(東京)間の裏道を教わったうえで、東京へと向かいます。
で、その裏道に差し掛かるとこでが死に、剣心自身は蒼紫と戦うことになるんですが・・・ここでちょっと場面転換。

まず志々雄一派の動き。
軍艦煉獄にて浦賀沖に至り、一度上陸して伊藤博文と会談する志々雄。剣心が生きていることを察した彼は、余興とばかりに、政府に対して「緋村抜刀斎の市中引き回しと打ち首」を要求します。
この会食の最中、





宇水さんが、政府高官のひとりをフォークで刺し殺します(笑)。



多分、台詞はなかったと思うけど、何となく宇水さんらしくて笑っちゃった(笑)。それを見た志々雄の「使い方を間違っちゃいけねぇなぁ」って言葉のあとに、なんか台詞かぶせてくれるとよかったんですが(笑)。
ともかく、そんなこんなで、剣心は手配されることに。
一方、前作で海に叩き落された薫も、意識を失い、海上を漂っていたところを漁師に助けられ、病院に担ぎ込まれていました。
それを知った左之助弥彦は、病院に急行し、薫が意識を取り戻すと、三人で東京へと戻ります。剣心の生存も知り、彼なら東京へ向かったであろう、との思いのもとで。
でさ、この薫役の武井咲って、ホントに顔立ちが綺麗なコだね。女優さんだから当たり前ではあるけど(笑)。
とくに、「意識が回復したばかり」という設定もあり、無造作に髪を下したままの薫(武井咲)は、文句なく美人でした。
この薫ってキャラは、結構、同性の読者から僻まれてるけど(笑)、武井咲の薫は、さすがにそいつらも文句いえねぇんじゃないかな? 凛とした雰囲気もあったし、しっかり者のお姉さんキャラっぽいトコもあったし。この薫を美人と思えない奴、あるいは認めていながらも重箱の隅を突くような奴は、心が腐ってる奴です(笑)。

そんなこんなで、剣心vs蒼紫。ここはね、佐藤健と伊勢谷友介のアクションが圧巻でした。るろ剣は、どのキャラ(キャスト)も、相手を殺しにかかってるようなアクションを見せてくれるのがいいですよね。
まあ、ふたりの対戦はね、「いまの蒼紫では、奥義を会得した剣心の敵ではなかった」ということでしたが。

それらのうえで、東京の神谷道場に辿り着く剣心。そこに薫らはいませんでしたが、留守をしていたの姿が。
恵とのやりとりののち、神谷道場に警官隊が突入。剣心は自ら縄につきます。
警官隊に連行されたあと、伊藤博文、川路利良、そして斎藤一(藤田五郎)という、実在トリオ(笑)と会談する剣心。
伊藤としては「志々雄の要求を呑むふりをして、時間を稼ぎ、煉獄に対抗する砲台の設置や戦力増強を行う」という腹積もりだったので、意外とあっさり捕まった剣心に、ちょっとばかり失望気味でしたが、剣心の「志々雄に近づくことができれば、勝機はある」の言葉に、彼も覚悟を決めます。
ちなみに、斎藤としては(あるいは川路も)、伊藤が志々雄の要求を呑んだこと自体を批判していたこともあり、当然のように剣心の申し出に乗ります。
まあ、この時点でね、大抵の客は「剣心の打ち首の場で、刑は執行されずに、戦闘になる」であろうことを予測し、案の定ね。
浦賀の海岸に築かれた刑場には、志々雄、宗次郎、由美、安慈の姿はなく、方治(志々雄の名代)と、宗次郎、安慈以外の十本刀(あれ? 由美も十本刀の一員だっけ?)の面々の姿も。
そういえば、方治役の滝藤賢一って、半沢直樹の近藤の人だったね。京都大火編のときは気づかなかったよ(笑)。
ともかく、その方治が剣心の罪状を読み上げると、執行人が刀に水をかけ、そのまま振り上げます。そして、その刀を振り下し、


剣心の腕を縛っていた縄を斬ります。


直後、執行人は菅笠を脱ぎ捨て、解放されたことで志々雄一派のほうへ突っ込んでいった剣心とともに、彼らに襲い掛かかります。
まあ、執行人は斎藤でね。剣心と斎藤の動きを合図に、現場の警官隊も動き、それに対抗して志々雄一派も動き、それまで刑場であった海岸が、乱戦の地と化します。
ここで!





斎藤vs宇水さん、実現! (笑)



ただし!





「何が可笑しい!」は、ありませんでした(笑)。



ってか、呆気なく・・・斎藤が宇水さんを瞬殺(笑)。
決まり技は牙突だったんですが・・・まあ、第一作の牙突はね、本来は空中迎撃用の三式だったんで、ああいう映像になっちゃうのはしょうがないでしょうが・・・今回は通常型で、普通に再現可能なはずだったのに、途中、特撮になってたのは・・・(笑)。
いや、宇水さんとのすれ違いざまの瞬間だけ、明らかに江口洋介じゃないのよ(笑)。多分、CGだと思う。
ここは別に江口さん本人で実現可能な気もするんだが・・・(笑)
それと、宇水さん。多分、台詞なかったと思います(笑)。安慈だって、vs左之のとき台詞あったのに・・・
あのね、オレがネット始めたころって、丁度るろ剣が終わったばかりだったせいか、いろんなトコでるろ剣の話題があったりしたんですが・・・そのころから、


「斎藤に瞬殺された宇水、左之が辛勝だった安慈。ゆえに、宇水<安慈だ」


などという、わけのわからん意見が支配的で、もしかしたら今でもそういう風潮あるんですかね?
やっぱマンガにも読解力って必要だよなぁ、なんてことを当時から思ってましてね。
「おまえら、斎藤と左之の実力差を忘れてねぇか?」と(笑)。
宇水は斎藤が相手だったから瞬殺されちゃったんだぞ、と。それでも斎藤にダメージ与えてんだぞ(この傷のせいで、斎藤は志々雄戦で万全な牙突を放てなかったんだぞ)、と。
もちろん、安慈の実力は認めるし(左之は万にひとつの勝ちを得たって感じだろうし)、宇水と安慈の実力差はそれほどないだろうけど、普通に十本刀No.2は宇水、No.3は安慈でしょう。
つまりは、それほどのキャラなんですよ、宇水さんは。





「いらっしゃ~い」「温いわっ!」「何が可笑しい!」



などといった名台詞や、「斎藤から瞬殺(にも見える演出)」のせいで、ネタにされてるけどさ(笑)。
やっぱ宇水さんにも何らかの台詞喋ってほしかったなぁ(笑)。

で、ここからは煉獄内での決戦。
海岸での乱戦を斎藤率いる警官隊に任せ、剣心と左之(薫や弥彦とともに東京へ戻ろうとした道中、「剣心打ち首」を聞きつけたのか、刑場に駆けつけていた)は小舟に乗って、沖に停船している煉獄に向かいます。
煉獄乗船後、ザコ戦を経て、剣心vs宗次郎と左之vs安慈。
やっぱ剣心vs宗次郎も見応えありました。宗次郎役の神木隆之介も、いい感じでしたね。アクションだけでなく、人間性としても、よく宗次郎というキャラを再現できてたと思う。
まあ、剣心が勝利を収め、いよいよ真打・志々雄との戦いに。
ここもね、ってか、志々雄役の藤原竜也も、キャラの再現性が凄かったわ。藤原竜也の場合は、「キャラを再現している」というより「キャラが憑依している」という感じかな?
まあ、最初は剣心が一度は意識途切れるほど追いつめられるんですが・・・ここで斎藤が現れてね。
それを確認した志々雄が、豪快に笑いながら、





「斎藤さんかい!」



いって、斎藤も「手負いひとり殺(や)ったくらいで、調子に乗るな」って返してね。このダーティヒーロー同士のやりとりは、震えました(笑)。
そのあと、左之、蒼紫も加わり、剣心も意識を取り戻し、志々雄は四人を相手に戦うことになります。まあ、この映画版では志々雄と蒼紫が面識ないせいか、蒼紫の参戦にいまいち説得力はありませんでしたが(笑)。
ともかく、このシーンの見せ方は、ホントに凄いと思ったわ。
全員、満身創痍です。斎藤の牙突も蒼紫の斬撃も左之の拳も、そして剣心の攻撃も一応は命中してます。それでも、志々雄は倒れず、それどころか戦闘を楽しんでいます。
この「志々雄のキレっぷりと、それでも斎藤、蒼紫の実力を貶めない演出」はお見事です。

そんなこんなでね、まあ、原作どおり、最後には剣心と志々雄の一騎打ちになり、由美の自己犠牲なんかがあったうえで、発汗による体温調節が不可能ゆえに志々雄の体温が限界に達して、志々雄の体から発火が確認され、そのまま燃え尽きて、決着。
いや、マジで藤原竜也の志々雄、よかったです。

ラスト、また神谷道場に日常が戻ってきて・・・剣心が薫にプロポーズとも「天然ゆえの紛らわしい言葉」ともとれる台詞を口にして、終幕。武井咲の「えっ・・・?」がちょっとかわいかった(笑)。

まあ、るろ剣の実写映画はこれで終わりでしょうね。宗次郎、安慈、方治の生死は不明なんで(方治は原作どおりにして、最後、「夢か幻か」って世界で志々雄や由美と地獄の国盗りだ、なんてシーンも欲しかったかな)、その気になればオリジナル展開も、あるいは人誅編だってできなくはないんでしょうが・・・やらないでしょうね(笑)。
ホントに、るろ剣実写映画三部作は、いずれもおもしろかったですよ。「マンガの実写化もバカにはできないな」って思ったくらい(笑)。
願わくば、斎藤主役のスピンオフなんかを・・・(笑)。いや、オレにとっては、





斎藤一は最後のジャンプヒーローなんで。



主人公ではないのに(笑)。
斎藤のあとも、エースや銀さんや裡伴、球磨川君といった好きなジャンプキャラはいたけど、さすがにこっちも年取ったせいか、「ヒーロー」ってほどではなかったりします(笑)。
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