マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

「じいさんばあさん若返る」と「すべての人類を破壊する。それらは再生できない。」

2021-01-10 19:36:12 | マンガ
じいさんばあさん若返る


pixiv上で掲載されているのを見つけましてね。紙媒体でも2巻まで出てます(以下、続刊)。
まあ、


こんな感じにヨボヨボのじいさんとばあさんが突如、最初の画像のような姿に若返る、といったコメディです。
それも、






ふたりともイケメンと美女なんで――


未乃(孫娘)「ねーねー、おばーちゃん」
ばあさん「なんだい?」



最初は混乱してたはずの孫娘が、ばあさんの恋敵に?



「歳の差70歳のライバル」に笑いました(笑)。



まあ、このように、基本はコメディなんですが、じいさんとばあさんは、見た目は若返っても、精神年齢は老人のままですんで、人情話なトコもあります。
個人的には、「正蔵(じいさん)の旧友の葬式のあと、彼とほかの旧友たちが、酒を飲み交わしながら、故人を偲ぶ」といったエピソードと、イネさん(ばあさん)が「少しだけ時代に逆らってみた」というエピソードがお気に入りです。
なお、この作品はボイスコミック化されており、正蔵は三木眞一郎が、イネさんは能登麻美子が声を当ててます(YouTubeで視聴可能)。


すべての人類を破壊する。それらは再生できない。

最新6巻です。
それにしても、






美少女のギャップ萌えは、反則だよな(笑)。


作中は、1999年のバレンタイン前後です。ヒロインの沢渡慧美(えみ)が、主人公である神納(かのう)はじめのためにチョコレートを作ってね、どうにか彼に渡すことができるんですが(笑)。
やっぱ、このふたりの「甘酸っぱい恋愛模様」は、たまらなく微笑ましいですね。ってか、この巻で、はじめもようやく「沢渡に対する自身の恋心」に気づきます(笑)。
ただ・・・なんか、沢渡の母ちゃんがな・・・普通のラブコメなら、ヒロインの母親はむしろ応援しそうなものではあるんですが・・・
一方、沢渡の恋敵である諏訪原(すわばら)八雲。この巻の冒頭で、カードゲームで沢渡に惨敗した彼女ですが、少しばかり覚悟を決めたかのように、若干のイメチェンのうえで、カードゲームの天才・白銀久遠に挑みます。
彼女はまだ、はじめへの想いをあきらめてはいません。沢渡との「女の戦い」も、楽しみではありますね。
ちなみに、「時代設定が1999年」なせいか、





キバヤシとナワヤが、六巻発売の祝辞を述べてます(?)。



MMRの石垣ゆうきがイラストを寄稿してるってことなんですけどね(笑)。
キバヤシとナワヤ、久しぶりに見たな(笑)。ってか、石垣ゆうき、はじめと沢渡のイラストも、上手い具合に似せてるわ。
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逃げ恥・ガンバレ人類新春スペシャルと、「この恋あたためますか」

2021-01-03 17:09:47 | ドラマ




エンディングのガッキーは、相変わらずかわいい。


ってわけで、逃げ恥の新春スペシャルです。
この作品の魅力は、





ムズキュン



だと思いますが、この特番ではちょっと影を潜めてましたかね。
まあ、その辺はね、「みくり平匡も、既に事実婚、そして、みくりさんの『おめでた』を機に入籍」って状況に至ってますからね。つまりは、付き合い始めてから月日が経っているんでね。そりゃ、初々しさもなくなりますよね。
そうはいっても、「新婚ならではのかわいらしさ」も表現されてましたけどね。
ただね・・・これは賛否が分かれるとは思うんだけど・・・「みくりと平匡が、出産までに苦悩する」という描写、ちょっと過剰だった気もします。個人的には。
また、世の中の状況が状況なんで、こういう現代劇においてはやむを得ないんだけど、コロナに関する苦悩の描写についても、同様の印象を抱いたかな。
いや、リアリティはもちろん、必要です。「時代設定が現代で、現実の世界の人間による、現実に即した生活を描写する作品」は、とくに。
とはいえ、もうちょっと、いい意味でファンタジーでもよかったんじゃないかな?
こんな時代です。多くの人が、現実に疲弊してます。ですんで、創作の世界くらいは、もうちょっと「楽しい世界」であっても、いいんじゃないかな?
ま、完全に私の主観、嗜好であって、「充分、ムズキュンできた」って人もいたとは思いますし、「いや、あれくらい、リアルでいいんだ」って人もいるとは思いますが。
ってか、私自身も、なんだかんだで楽しめましたけどね(笑)。最初のつわりがなくなって、うれしさのあまりに、






みくりさんが平匡の目の前でラップを披露したトコなんか、笑っちゃいましたし、


その前後の「平匡に抱きつくみくりさん」なんて、やっぱかわいかったし(笑)。

この作品、原作では続編的なお話もやってるんだってね。ちなみに、百合ちゃんは原作でも、風見君と別れてるようです。最終的には、ヨリを戻すのかな?
ともかく、原作が続いている以上は、ある程度のストックが貯まったトコで、レギュラー放送してくれてもよかったかもね。
いや、というのも、こっちも年取って、ドラマに限らず、「2時間以上の特番」がキツくなってんで(笑)。まあ、これは完全にオレ個人の都合ですが。

続きまして、逃げ恥同様、ムズキュンが魅力といえた「この恋あたためますか」をちょっとだけ。
まあ、






森七菜はかわいいよ(笑)。



ってか、この人は愛されるよ。ルックスだけでなく、愛嬌という意味でもね。
年末のウッチャンの特番で、小梅太夫の「チッキショー!!」の真似を披露したり(笑)。
ただ、オレは彼女が演じる樹木(きき)よりも、石橋静河演じる里保に感情移入しちゃったかな。
っつーか、石橋静河、美人だよね(笑)。メインヒロインを演じる彼女も見てみたい。
最後、拓実(中村倫也)に想いを残しつつも、身を引いて・・・オレは負けヒロインが好きなのか? ドラマだろうと、マンガだろうと(いや、しっかり者のお姉さん系ヒロインが好きなだけです/笑)。
ともかく、樹木にフラれたまこっちゃん(仲野大賀)と、あくまで「友達として」だろうけど、いい感じになってたんで・・・里保はまこっちゃんとくっついてもよかったと思う。
たとえ、「余りモン同士の、傷の舐め合いカップル」でも、当人同士が幸せなら、それでいいんです(笑)。
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氷室京介・アルバム総評 「Memories Of Blue」「SHAKE THE FAKE」「MISSING PIECE」

2021-01-01 22:05:46 | 氷室京介
はい、以前、テキストサイトでUPしてた氷室のアルバムレビューの復活企画、今回は標記の3タイトルです。
軽く推敲、加筆修正はやっているとはいえ、いずれも10年以上前に書いた記事がベースですんで、いろいろとご容赦を(笑)。



Memories Of Blue(1993.1.7)

収録曲
1.KISS ME
2.YOU’RE THE RIGHT
3.Memories Of Blue
4.RAINY BLUE
5.Good Luck My Love
6.SON OF A BITCH
7.Decadent
8.Urban Dance
9.GET READY “TONIGHT” TEDDY BOY
10.WILL

All songs written by GORO MATSUI(word)・KYOSUKE HIMURO(music)
Exception:5.10.KYOSUKE HIMURO & GORO MATSUI(word)・KYOSUKE HIMURO(music)、8.KYOSUKE HIMURO(word & music)

あくまで「セールス」という意味では、最高を誇るアルバムです。
累計130万枚以上は売れ、氷室ソロはもちろん、BOφWYの各アルバムの売り上げをも凌駕しました。
まあ、そうはいっても、「このアルバムがリリースされた時期」「その後の音楽シーン」、あるいは「BOφWYが活動してた時期」といった、「それぞれの時代背景の比較」とかを完全に度外視したうえで、いえることなんですがね。
だから、オレは、たとえ最も売れたアルバムであっても、「最高傑作」とは思っていません。
もちろん、嫌いではないけどね。
「音」的には、かなりポップでメロディアスなものに仕上がってると思います。たしかに、「ヒムロックも大人になったなぁ・・・」って思えるアルバムです(『おまえ、何様だ』ってツッコミは・・・あり/笑)。
そのうえ、なぜか「氷室といえばこの曲!」なんて勘違いされがちな「KISS ME」も入ってるんで、まあ、売れたこと自体は、理解はできますけどね。
オレとしても、「Memories Of Blue」(タイトル曲)とか、「YOU’RE THE RIGHT」「RAINY BLUE」「Decadent」なんかは好きだしね。
ただ、この「Memories Of Blue」を起点とする、いわば“中期”――「SHAKE THE FAKE」を経て、「MISSING PIECE」がリリースされた辺りは、ビート系の曲に、“当たり”がないように思えます。
バラードは粒ぞろいなんですけどねぇ・・・だから、いま聴くと「やっぱいい曲、多いんだな」なんて思えるんだけど、当時は私も20歳前後から20代前半でしたからね。どうしても「ビート系>>>バラード」だったんで、物足りなさは感じてましたね。
「KISS ME」「VIRGIN BEAT」「STAY」「SQUALL」・・・どれも嫌いではないんだけど(とくに後者の2曲は好きな部類に入るとは思う)、「ちょっと爆発力に欠ける」っていうか、「ちょっと疾走感が物足りない」っていうか・・・
そのせいか、この時期は、解散して5年以上経ってたのに、未だに「最も多く聴くミュージシャン(バンド)はBOφWY」って状況だったりします(笑)。
ただね、「STAY」は聴けば聴くほど味が出る、っつーか、さらに好きになってるわ(笑)。
「KISS ME」なんかも、近年のライブで聴く(見る)分には、やっぱりカッコいい。
ほかに、





「Urban Dance」なんかは、ONSのギターアレンジがめちゃめちゃカッコいい。



まあ、あれはスティーブのお手柄かもしれませんが(笑)。


SHAKE THE FAKE(1994.9.26)

収録曲
1.VIRGIN BEAT(Re-Mix)
2.BREATHLESS
3.SHAKE THE FAKE
4.LOST IN THE DARKNESS
5.HYSTERIA
6.FOREVER RAIN
7.DON’T SAY GOOD BYE(Re-Mix)
8.DOWN TOWN ARMY
9.LONESOME DUMMY
10.BLOW
11.TRUE BELIEVER

All songs written by GORO MATSUI(word)・KYOSUKE HIMURO(music)
Exception:11.GORO MATSUI(word)・KYOSUKE HIMURO & HOPPY KAMIYAMA(music)

前作よりはビート系寄りです。っていうか、「ビート系とバラード系をくっきりわけた、二極化した」って感じですかね。
ただ、「二極化」いっても、「I・DE・A」以降とは異なり、「ビート系はとことんハードに」ってほどではありません。バラードは、かなりスローでメロディアスなものが多くなってますけどね。
ってわけで、これも発売当時は、いまいちハマれなくてねぇ・・・。ビート系がやっぱり“軽い”んだよね。
バラードのほうも、当時から好きだったのは、「DON’T SAY GOOD BYE」くらいだったんですが、この曲にしたって、シングル(c/w)のverのほうが好きだったんで・・・
ただ、このアルバム、年齢を重ねたうえで聴いてみると、やっぱ名バラード揃いです。
とくに、「LOST IN THE DARKNESS」なんかは、「なんでこの曲のよさがわかんなかったんだよ、当時のオレ!」なんて、ひとり叫ばずにはいられなかったくらい、名曲だと思います(笑)。
「♪PLEASE SET ME FREE~!!」ってトコの、ヒムロックのまるで叫ぶような、声を振り絞っているような歌い方が、曲のイメージにハマッててお気に入りですね。
「TRUE BELIEVER」は、何年か前の、武道館でのカウントダウン・ライブで披露されたときにね、改めて「名曲だなぁ」と、思ってしまいましたね。ホントに、泣きそうになったもん(笑)。
それと、非バラードに話を移すと、「HYSTERIA」は、いま聴いてもカッコいい(笑)。
っつーかね、たしか「30th ANNIVERSARY FAN MEETING REVOLVER」の際に見たんだと思うけど、





BHOのときの「HYSTERIA」と「SHAKE THE FAKE」は、たまらなくカッコよかった。



「HYSTERIA」なんて、あの狂ったようなサックスの音色に、身悶えしましたね。そもそも、氷室の楽曲でホーンがあるのも珍しいんですが。
ちなみに、このアルバムでは、BOφWY時代の盟友・松井常松が、やはりベースで参加してたりします(当時、歌詞カードにクレジットされてるのを見て、『どういう風の吹き回しだ?』なんて思ったもんです/笑)。
なお、当時ブレイクし始めたナイナイ岡村による、「VIRGIN BEAT」のPVネタは・・・ヒムロック及びスタッフも笑ってたし、また、オレ個人としても笑えたんで、別に「ムカついた!」なんてことはなかったです(笑)。


MISSING PIECE(1996.9.30)

収録曲
1.STAY
2.PLEASURE SKIN
3.MISSING PIECE
4.魂を抱いてくれ(ALBUM MIX)
5.WALTZ
6.IF YOU STILL SHAME ME
7.MIDNIGHT EVE(ALBUM MIX)
8.SQUALL
9.NAKED KING ON THE BLIND HORSE
10.NAKED KING ON THE BLIND HORSE

Songs written by――1.7.GORO MATSUI(word)・KYOSUKE HIMURO(music)、2.3.GORO MATSUI(word)・KYOSUKE HIMURO & YOSHIYUKI SAHASHI(music)、4.TAKASHI MATSUMOTO(word)・KYOSUKE HIMURO(music)、5.KYOSUKE HIMURO(word & music)、6.8.~10.KYOSUKE HIMURO & GORO MATSUI(word)・KYOSUKE HIMURO(music)

こちらは「バラード・メイン」といってもいいですかね? いま思えば、名曲揃いです。
とくに「MISSING PIECE」「MIDNIGHT EVE」は、マジで名曲! 歌詞といい、メロディといい、そして氷室の歌唱力といい、「それぞれが、曲に与えられた世界観というかテーマみたいなものを、見事なまでに表現している」「まさに、『歌詞』『メロディ』、そして『歌い手の歌唱力』による名ハーモニー」と表現せずにはいられないほど、“美しくも儚げなバラード”です。
これらの曲も、やっぱり「なんでこの曲のよさがわかんなかったんだよ、当時のオレ!」と思わずにはいられなかったです。
ってか、





「MIDNIGHT EVE」は、ライブでも聴きたかった。



「MISSING  PIECE」は、ライブでも聴くことができましたけどね。
まあ、このアルバムもある程度、年齢を重ねてから、(自分の中で)再評価された作品ではあるんですが・・・「やっぱ同じ曲をバージョン違いにしただけで、2曲同時収録」っていうのは、いまでもどうかと・・・(『NAKED KING ON THE BLIND HORSE』ね/苦笑)
そんなことするくらいなら、素直に「9曲入りアルバム」でよかったと思うんですけどね、未だに(笑)。
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