マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

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氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

ボヘミアンラプソディ

2019-01-02 17:01:08 | 映画

QUEENというか、フレディ・マーキュリーの伝記的な作品です。
まあ、私、洋楽といえば、ビートルズとストーンズ、そして、このQUEENをちょっと知ってるくらいなんですが。ってか、前2者はメンバー全員の名前がわかるけど、QUEENはフレディしか知らなかった(笑)。
そんなわけで、QUEENにもフレディ・マーキュリーにも思い入れはないので、




この作品のどこまでが事実で、どこからが創作であるかは、わかりません。



その前提で書いてます。

率直な印象、感想としては、





「ストーリーはまずまず、音楽やライブシーンは最高!」



って感じですね。
それくらい、とくにライブシーンはよかったですね。まるで、本物のQUEENがライブやってるみたい。
QUEENのベスト盤が欲しくなるくらい(笑)。
って、私らの世代までなら、QUEENの楽曲、どっかで聴いたことがあるんですよ。ってか、下の世代の奴らも、キムタクと竹内結子のドラマやら、あるいはCMソングやらで知ってる人もいるとは思いますけどね。30代のマンガ好きにとっては、





「フレディ・マーキュリー=クロ高のフレディのモデルになった人」



といえば、わかるかもしれません(笑)。
ともかく、マジで音楽がよかったですよ。
そうそう、「WE WILL ROCK YOU」の出だし、足で力強くリズム取って、三拍目で手を叩くアクション、これはフレディではなく、ギターのブライアン・メイのアイデアだったんだね。
ってか、この映画を観た限りでは、QUEENはフレディだけのバンドではなく、メンバー全員のものなんだな、って。
もちろん、フロントマン、バンドの“顔”はフレディだけどさ、前述のアイデアだけでなく、楽曲制作なんかも、全員が曲や歌詞を書いてるんだってね。ブライアンも、ベースのジョン・ディーコンも、ドラムのロジャー・テイラーも。
だから、QUEENってバンドは、まあ、フレディがソロ活動始めたときなんかは、解散の危機だったけど・・・彼が死ぬまで続いたんだろうね(って、一応、いまでも続いてんのかな?)。
邦楽のバンドも、UNICORNやラルクのように、「全員が曲を書いてるバンド」ほど、長続きしてる気がする。って、UNICORNは一度、解散してるし、サザンやミスチルのようにほぼひとりしか書いてないバンドも長続きしてるけどさ。
って、ほぼ全曲、「ジャガー・リチャーズ」なストーンズも、長続きはしてんのか(笑)。
ともかく、それもQUEENの長所のひとつなのかな、と。
で、もちろん、作中で使われたほかの楽曲もよかったんですが・・・最後、





ライブ・エイド(ウェンブリー)での「We Are The Champions」は圧巻!



オレ、別にファンじゃないし、歌詞知らねぇけど、映画館で立ち上がって、歌いたくなったもん(笑)。
ライブ・エイドのDVD、買いますかね? (笑)

ストーリーのほうはね、まずはヒロインといえるメアリー。この人とフレディは実際に恋人同士だったんだよね。
この人は偉いわ。少なくとも、この映画の限りでは。
同棲してる時期はもちろん、別れたあとも、フレディを陰に日向に支えて。彼氏がバイだなんて知ったときは相当、ショックだったと思うよ。
で、フレディのバイについてですが・・・これはやっぱ、天才ゆえ、芸術家肌ゆえ、なんでしょうね。
天才は孤独なんでしょう。そもそも、物事に対する発想が違う。ミュージシャンであるフレディであれば、楽曲制作に関することだけでなく、普段の生活からして、普通の人とは異なる発想と、それに基づく行動を見せてしまう。
ゆえに、人と距離ができてしまうがゆえに、案外、「人の温もり」を求めてしまう。そこに性別は関係ない。
彼のバイは、先天的な性癖というより、そういった環境に基づく、後天的なものなのかもしれません。
まあ、凡人の私が、知ったようなことをいうべきではないでしょうが。
そういえば、オレの理解では、当初は顧問弁護士であり、生真面目であったジム・ビーチ(通称・マイアミ・ビーチ)が、最後にはフレディの“恋人”として、彼と同じような風貌になってたのかと思い、ちょっとおもしろかったんですが・・・ジム・バートンとごっちゃになってました(笑)。フレディの最後の恋人は、(映画では)元使用人のジム・バートンです。
メアリーのほうに話を戻すと、彼女はフレディと別れたあと、別の男性と結婚し、それでも、その旦那さんとともにフレディを支えたわけですが・・・フレディにとっての「最愛の恋人」は、最後まで彼女だったようですね(これは映画の中だけでなく、実際にもそうだったらしい)。それくらいに、メアリーはできた女として描かれてます。
フレディ自身に話を持っていくと・・・インド系の移民だったんだね。生粋のイングランド人かと思ってた。アングロ=サクソンかまではわからんかったけど。
で、このフレディ役の人、音楽経験があるのかな? 歌唱は音源を使ってたのかもしれないけど、ライブパフォーマンスなんかは堂に入ってるんでね。前述のとおり、ライブ―シーン、めちゃめちゃよかったです。

そんなわけで、映画「ボヘミアンラプソディ」でした。字幕のある映画を観るのは久しぶりだったせいか、目が痛くなりました(笑)。
コメント
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