マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

侍ジャパン、WBC優勝!

2023-03-25 20:12:55 | スポーツ
そういえば、この「侍ジャパン」って呼称は、当時の原辰徳監督が「自分は王ジャパン、星野ジャパンなどというように、『監督名+ジャパン』ってほどの人間ではない」「なにかいい呼称はないか」とコミッショナーに申し出たことから、端を発してるんだってね。その後、会議かなにかが持たれたのかな? で、それらの結果として、ついた呼称なんだってね。
だとしたら、原って謙虚じゃん(笑)。
まあ、おかげで、いい呼び名がついたと思いますよ。

そんなわけでね、WBC2023、日本が優勝しましたね。14年ぶりの世界一ですよ! (笑)
いや、このチームは強いですよ。大谷翔平に引っ張られた感はあるけど、彼だけではないからね。
個人的には、山本由伸、佐々木朗希、高橋宏斗、吉田正尚、ラーズ・ヌートバー、岡本和真、源田壮亮なんかに注目しちゃいましたね。
正直、WBC前から知ってたのは山本と佐々木、岡本と源田くらいでしたが(その中では/笑)。
あと、やっぱり村上宗隆。はっきりと不振でしたよね、途中まで。
それが準決勝のメキシコ戦でのサヨナラタイムリー(もちろん、長打コース)、そして決勝のアメリカ戦での同点ホームラン。やっぱ役者が違う(笑)。
それと、戸郷翔征は見直しましたね。
まあ、普段、プロ野球を見る機会は激減しましたが、たまに見ると、戸郷の登板率が高いんですよ。
正直な印象としては、「いいピッチャーだけど、絶対的エースになるには、ひと皮剥ける必要があるのかな」って感じだったんですよ。なんつーか、「桑田真澄を今風にしたら、こんな感じなのかな?」って、イメージというか。
桑田も戸郷も「すべての持ち球が及第点」「その配球、コンビネーションで勝負するタイプ」なのかな、と。
ただ、桑田は唯一、「カーブのみは95点から100点満点」だったので、常に三本柱とか、まあ、柱の一角にはいましたが、戸郷は「桑田のカーブ」に値するウイニングショットがないような気がしたんでね。
少なくとも、オレが見た限りでは、「まっすぐは速いけど、ノビはない」「フォークもいいけど、そこまでキレがない」って印象だったんですが・・・





トラウトを三振に取った球を始め、WBCにおいては結構、えげつないフォークを投げてたね(笑)。



このフォークがあれば、山本や佐々木ほどは速くなくても、あるいは「伸び上がるようにも見えるまっすぐ」でなくても、充分にエースの風格が出てくるようなりますかね。

まあ、大谷はね。今更いうまでもないですよね。
投打で日本を牽引してた、というか。
そういえば、この人が二刀流ということもあり、マンガ・MAJOR茂野吾郎がちょっとフィーチャーされているようですね。
これについてはね・・・いや、作品はおもしろかったし、吾郎も魅力的なヒーローではあったんですが・・・





二刀流といえば、「なんと孫六」だろ(笑)。



甲斐孫六は、90年代序盤から、プロ選手として二刀流をやってたんですよ(笑)。
16歳にして(孫六のためにルールが変更された)、プロ球団のエースであり、4番ですよ。あれ、4番は親分だったかな? (笑)
ともかく、そのうえ、メジャーでも二刀流でね。さらには、ケンカが半端なく強く(野球とは別に、抗争編もあった/笑)、また、ゴルファーとしても日本屈指のプロゴルファーたちを倒すなどなど、「三刀流」「四刀流」でもあります。
まさに、「バラエティに富んだ真剣勝負やエピソード」と、「型破りで多才なヒーロー・甲斐孫六」が売り物なんですよ。




「野球でなくてもいいやん」思ってしまうほどに(笑)。



ともかく、MAJORもいいけど、この「なんと孫六」も、もうちょっと取り上げられるべきなんですけどね・・・。
「絵が汚いからダメ」とかいうな! (笑)

WBCのほうに話を戻すと、最もおもしろかったのは準決勝のメキシコ戦。
メキシコ、強いよね。昔からメジャーリーガーを輩出しているだけあって。
日本の先発の佐々木もよく抑えてたんだけどさ、4回辺りでスリーランを浴びてね。それでも吉田が同点スリーラン打って、その後、山本が打たれて突き離されるんだけど、最終回、大谷の気合入りまくりなツーベースのあと、吉田が四球、直後に、





村上のサヨナラタイムリー。



この試合が最も見応えあったかな。まあ、「この日は祝日だったんで、見ることができた」「翌日の決勝は平日だったんで、見ることができなかった」という差もあるんでしょうが。
それでもね、こんな試合、そうそうないでしょうね。

アメリカ代表についても充分に強いチームだったと思いますよ。ってか、バリバリのメジャーリーガーもいたからね。
ただ、必ずしもドリームチーム、オールスターチームではなかったんですよね。
いつの日にか、





アメリカvs日本、ドリームチーム同士の真剣勝負を見てみたいものです。



「アメリカ人によるチームvs日本人によるチーム」「アメリカ国籍によるチームvs日本国籍によるチーム」といった具合に、双方がオールスターチームでね。
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THE FIRST SLAM DUNK

2023-03-04 20:45:54 | 映画




リョーちん、天パだったんだ。



いや、冒頭、リョータの幼少期のエピソードから入ったんですが、幼いころからくせっ毛というか・・・「天パだけど、パーマかけてる」のかな? 高校生の彼は。
ってわけで、ようやく見てきました。
まあ、公開されてかなり経つけど、一応、ネタバレ注意ね。

率直な感想としては――




この人が流川楓ではありません。



と、ともかく(笑)。
リョーちんが主役です。っていうか、沖縄出身だったんだ。最初から神奈川の人だと思ってたよ。
なんでも、作者の前作というか、スラムダンクの前に描いた読み切りで、「リョータ」という名前は出てこないけど、似たようなキャラ、似たような設定があったんだってね。
で、スラムダンク(原作)には出てこないんですが、その作品の中では三つ上の兄貴もいて、その兄貴が元になったであろうキャラも出てきました。
ってか、リョータの母ちゃんや妹も、そっちの作品からでしょうかね。スラムダンクの原作では出てこなかったと思う。
まあ、リョーちんがバスケを始めるきっかけとなったのが、この兄貴でしたね。
ただ、その兄貴が海の事故で死んでね。そのあと、宮城家は神奈川県に引っ越してきたのかな(ちなみに、父親はそのさらに前に死んでます)。
で、ここも原作とは異なりますが、中一のリョーちんは、ミッチー(三井)と出会い、1on1でボロ負けしてたりします。
このときのミッチーはちょっとさわやかで、リョータに対し、「小学生?」なんて、フランクに声をかけてましたね。リョーちんは「・・・中学生だっつーの」なんて、軽く不貞腐れてましたが(笑)。
まあ、そうはいっても、高校に入ってからは、原作どおりケンカしてましたけどね(笑)。このふたり。
あ、ミッチーのファンの方、ご安心ください。原作ではリョーちんに、一方的にボコボコにされたミッチーでしたが、この映画では結構、殴り返してます(笑)。
そのミッチーなんですが、原作では鉄男らと体育館に乗り込み、花道や流川と乱闘を繰り広げたうえで、安西先生と再会し、それがきっかけでバスケ部へ復帰する形でしたが、この映画では自発的に復帰してます(ですんで、鉄男は出演してません。堀田らミッチー軍団はいましたが)。髪を切ったうえでね。
このときのリョーちんと彼のやりとりが、何かよかったですね。

リョータ「どうしたんスか、その髪」
ミッチー「うるせぇ」
リョータ「戻るんスか?」
ミッチー「オレは諦めが悪いんだよ」

ケンカしてそんなに経ってないはずなのに、やっぱり互いにスポーツマンですよね。まあ、ミッチーはぶっきらぼうで、口悪いままだけど(笑)。

ストーリーとしては、山王工業戦です。
「一本の映画」という、限られた尺の中で、かなり濃密に、非常に魅力的に描かれていたと思います。
リョーちん、ミッチー、花道、流川、赤城といった湘北のレギュラー五人に、いずれもエピソードや見せ場があって、いずれもおもしろかったですね。
ただ・・・やはり「映画」という限られた尺では、どうしてもコンパクトにまとめざるを得なかったというか・・・やっぱ、物足りないんだよね。
この作品はシリーズ物として楽しみたいですね。各キャラのエピソードも見せ場も、長編として、じっくり楽しみたい、というか。





久しぶりに、「お替わりが欲しい」と思えた作品ですかね。



イノタケさん、セルフリメイクしてくんねぇかな。マンガで。
連載物として、じっくり楽しみたい。まあ、この作品の監督・脚本でもあるんで、映像作品でもいいんでしょうが、まずはマンガで読んでみたい。
試合の展開は、大筋は原作どおりだったと思います。
「河田に封じ込まれながらも、次第に自分を取り戻していく赤城」「ヘロヘロになりながらも、3Pを決めまくるミッチー」「やはり当初は封じられるも、ドリブルとスピードに活路を見い出すリョーちん」「沢北に翻弄されつつも、逆に彼を手玉に取るシーンも見せつけていく流川」・・・そして、「ルーズボールを取りに行って負傷するも、最後までガッツを見せ続ける花道」って感じで(決勝点も、やはり花道でした)。
もう、ホントによかったですよ。
いや、試合の展開は知ってるんだけどさ、

リョーちん「オレたちならやれる。1、2、3!」

――このシーンから試合終了まで、泣きそうになったもん(笑)。
ホント、ジャイアントキリングの熱さ、おもしろさが、よく表現されてたと思います。
それと、彩子さんがよりかわいくなってたかな(笑)。

よくいわれているキャストなんですが・・・オレは、アニメのほうはほとんど見たことなかったんで、違和感もクソもなかったですね。
晴子さんが真綾さんだったのは、エンドロールまで気づきませんでした。まだ10代の声も出せるのね(笑)。まあ、90年代序盤の10代ですが、それでも「少女」の声でしたね。

やっぱ、スラムダンクはおもしろいですね(笑)。
最初は流川が好きだったんですが、ミッチーが出てきてからは、彼が一番のお気に入りになってたかな。
やっぱ、天才も挫折するんですよ。そんな彼がコートに戻ってきて、ブランクのせいか、スタミナでは劣ってたけど、それを根性でカバーして。
流川がヘロヘロになってる彼にパス出してさ、山王の誰かが「そいつはもう(シュートを)撃てない!」いったんだけど――





流川(そんなタマじゃねぇだろ)



直後、全くの無心で3Pを決めるミッチー。




ここもよかったよなぁ。
もちろん、ミッチーが根性だけでなく、技術も一級品な人だからこそ、実現したシーンだろうけどね。
ってか、原作を読む限り、怪我する前の彼は流川や仙道、沢北並みに天才だよね。復帰直後も、ブランクがある割には、1on1で流川を止めたりもしてたし。
そんな彼の「決して更生したとは言い難いんだけど(笑)、バスケに関しては真摯なプレーヤー、そして名プレーヤーに戻っていくさま」が好きでしたね。
まあ、流川も最後まで好きなキャラではありましたが。ってか、湘北のレギュラー5人や木暮くん、あるいは彩子さんも晴子さんも桜木軍団もみんな、好きですが。
ともかく、やっぱ前述のとおり、イノタケさんがセルフリメイクしてくんねぇかなぁ。全巻、集めるけどなぁ(笑)。
是非とも、お願いします(笑)。
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