マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

やはり歴史系マンガばかりだな ――マンガ紹介――

2024-12-29 21:47:27 | マンガ
はい、相変わらず、「かなり前に読んだもの」も含まれます(笑)。


湘南爆走族ファースト・フラッグ 4巻



マコが湘爆の初代になるんだ。


「彼女やシゲが立ち上げた湘爆が、江口たちに繋がっていく」――熱いですね(笑)。
まあ、4巻ではね、クールビューティなはずのマコがシゲに対して、

「はい、出ました。『なーんも知らねぇ』――バカがよく使う、得意のセリフね」

なんて、小学生のような悪態をついてましたね(笑)。
これは相手に対して、かなり心を許しているってことですよね。
ほかにも、女友達に対し、シゲのことを「目が細くて、かわいいの」なんて台詞もね。
一方のシゲのほうは、マコに惚れてます。ただ、自分の想いを押し殺し、自らの中で、彼女を守ることを誓います。まあ、湘爆の初代親衛隊長になるんでしょうか。
ただ、マコもシゲのこと、満更でもないんだよなぁ。もったいない(笑)。って、どういうラストを迎えるのかは、まだわかりませんが。
そのマコ、親父が警察官っぽいですね。娘は女だてらに走り屋の頭・・・波乱になりそうです。マコもシゲもがんばれ。


大乱 関ケ原 4巻

「センゴク」シリーズの宮下英樹による作品です。
主役は徳川家康と石田三成(といって、いいんでしょうね)。ただ、今回の家康は微妙に情けない部分というか、失策も見せてます。あえて、そう描いてるんでしょう。現時点では、三成のほうがカッコいいかもしれない(笑)。
上杉征伐のために江戸に入った家康を出迎えた秀忠、お江夫妻の描写がちょっとおもしろかったですね(笑)。

秀忠「父上。ご息災、なによりに・・・」
家康「馬鹿者ッ、出迎え無用。
――我ら親子、何処より命を狙われとるか知れぬ身ぞ」

お江さん「出迎えしないと叱られるって、いってなかった?」(あわわ・・・)
秀忠「してもしなくても叱られる。出迎えたほうが、多少マシな𠮟られ方なのです」

このときの秀忠夫妻は、昭和のころの若夫婦のようでした(笑)。
で、毛利輝元が立ち上がり、それを聞いた家康が上杉征伐の軍を停止し、小山評定を経て、おそらくは江戸近辺まで戻った辺りで、





前作の主人公・仙谷権兵衛秀久が家康のもとへ来訪。



帰参を申し出ます。
この権兵衛、ビジュアルも性格も言動も、前作のままでした(笑)。今作ではちょい役もちょい役ですが、充分すぎる存在感。
ストーリーとしては、岐阜城の戦いの直前まで、進んでる感じです。


軍靴のバルツァー 19巻

19世紀ごろのドイツやその周辺国家をモデルにした世界観の架空戦記です。
戦記ですが、主人公のバルツァーがね、飄々としたとぼけた兄ちゃん(でも、戦術家として優秀)なせいか、肩肘張らずに楽しめると思います。って、ウチのサイトでは何度か紹介してますよね。
ヴァイセンで起こった革命が、その中心人物も想定してなかった方向へ進んでしまい・・・。
ただ、バルツァー率いるバーゼルラント軍にとっては、いままで防戦一方だった戦況が、攻勢に転ずるきっかけになりそうですね。
この際、大統領であるアウグストに対し、バルツァーが「侵略者となる覚悟」を決めるよう迫った辺り、戦争の苛烈さを描写した名シーンですよね。


逃げ上手の若君 18巻

雫はやはり人外、というか、神様的な存在でしたね。「神様」いっても、全知全能な存在ではなく、「ちょっと不思議な存在」といった感じです。
まあ、(一応は)史実を扱った作品ですが、話がおもしろければ、また、そのキャラに魅力があれば、ファンタジーなキャラがいてもいいと思います。もちろん、超常的な力で、直接的に事態を打開していくまでは、やりすぎでしょうが。
雫はその辺のバランスも絶妙ですよね。
後醍醐天皇が顔を見せましね。作中では初じゃないかな。「まさに名君」といった顔立ちではありました。
また、尊氏が時行のことをバシバシ意識するようになってますね。尊氏の気色悪いまでの狂気、マンガの悪役としては魅力的ですよね。


だんドーン 5巻

中村半次郎が出てきましたね。後の陸軍少将・桐野利秋です。
で、作者さんとしては、連載前の構想時、この半次郎を主役にする話も考えていたんだってね。
ただ、彼の人生というか、彼にまつわるエピソードが、「ヤンキーマンガのようなノリ」だったため、彼を主役にすると「ヤンキーマンガになってしまう」ということから、川路利良が主役になったそうです(笑)。
この半次郎と川路が、まるで合わなくてね。任務をともにしたふたりですが、とくに川路のほうが相手を疑いまくってます。
それはそうと、ヤンキーマンガといえば、早く斎藤一と新選組、出てきてくれないかなぁ。いや、新選組のキャラ配置って、まんま「ヤンキーマンガにおける、ゾクの幹部」って構図でしょ(笑)。
とくに斎藤は、維新後は川路の部下なんでね。多分、重要キャラとして出してくれるでしょう(笑)。


ふしぎの国のバード 12巻

維新直後の日本を冒険したイザベラ・バードの紀行の記録をマンガ的にアレンジした作品です。って、これもウチのサイトでは紹介済みですね。
イト(伊藤)を伴うバードさんの旅も、北海道のアイヌ集落に。
イギリス人のバードさんから見れば、本州(とくに寒村)における風習だけでも刺激的だったのに、アイヌ集落のそれらに触れたとあっては、その好奇心や探求心も、さらに刺激されますよね。
このバードさんと、彼女が通訳兼従者として雇ったイトは、ふたりとも実在した人で、作中の旅行路も彼女らが辿ったものに沿っているようですね。
実在のバードさん、軽く調べた限りでは、日本人に対して好意的な記録もありますが、一方で辛辣な言葉による記録も残しているようです(笑)。ただ、客観的な観察と考察によるものではあるんでしょうが。
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全領域異常解決室、海に眠るダイヤモンド

2024-12-07 21:50:27 | ドラマ
全領域異常解決室

超常現象(と思われること)が原因である事件を解決するための組織・全領域異常解決室。そのメンバーである興玉雅(おきたまみやび。藤原竜也)と雨野小夢(あまのこゆめ。広瀬アリス)を中心に、物語は進行していきます。
「じつは全領域異常解決室(通称・ゼンケツ)ってのは、大和朝廷のころからある」みたいな設定もあったかな。で、いまは内閣府直轄の捜査機関であるようです。
まあ、超常現象いってますが、オカルトじみた作風でもなく、また、(日本製の)ホラー映画のように背筋が凍るような作品でもありません。「日本神話やその神様、それらに関する伝承をもとにしつつ、また、現代的な都市伝説なんかも絡ませ、それらと現代の世相なんかを組み合わせたような事件」が多いですかね。
オレとしてはね、第5話辺りまでは「作中の黒幕=ヒルコ=福本莉子」だと思ってたんですよ。
ときに巫女さんだったり、ときに今どきの10代の女の子っぽい格好して、ソフトクリームなんか食べながら、野次馬に紛れていたり。あるいは、かわいい見た目に反して、飄々と人を食ったような言動を見せたり・・・。
これね、





「広瀬アリスと福本莉子の配役は、逆でもおかしくないけど、あえてギャップを狙ったのかな」



思ってたんですよ、最初は。とくに福本さんのほうね。
まだ「かわいらしいメインヒロイン」を演じてもおかしくないキャリアの福本さんを豊玉妃花(とよたまひめか)役、妃花さんというか、彼女の立ち位置のキャラを演じてもおかしくないアリスさんを「当初はなにも知らないけど、一生懸命なメインヒロイン」といえる雨野さんに配したのはね、「あえて狙ったのかな」なんて思ってました。
ただ、妃花さんは第5話(?)で、興玉、芹田正彦(せりたまさひこ。迫田孝也)と共闘してましたからね。「彼女が(少なくとも)ヒルコではない」ということが判明しましたね。
となると、





ヒルコは誰なんでしょ?



既に出てきてる人かな? 荒波(ユースケ・サンタマリア)? 二宮(成海瑠子)? 北野(小宮璃央)? 宇喜之(うきの。小日向文世)? って、宇喜之はないか。
あるいは、ゲストで出てきた人たちの誰か?
この辺も興味深いですね。

じつはゼンケツの面々と一部のキャラは、神様の魂が宿った人たちなんだってね。興玉や妃花さんはもちろん、芹田や宇喜之、雨野さんまで。
とくに、興玉、妃花さん、芹田は特殊能力のようにものも見せてました。ヒルコの狂信者と戦う場面でね。まあ、興玉は格闘戦でも強いんですが。
で、雨野さんも身体能力は高く、警察官ゆえの格闘術は心得ていますが、私がチェック済みである「千里眼」のエピソードまでは、特殊能力は出してませんね。
このあと、雨野さんが自分の中に宿る神様に気づいた以降のエピソードも、楽しみですね。


海に眠るダイヤモンド

鉄平(神木隆之介)が朝子さんに告った直後の、朝子さんの反応がかわいかったね(笑)。





噴き出しちゃったんだけど、ちょっと涙が滲んでいるようにも見えて、でも笑顔で笑い声上げて――



とにかく、杉咲花の演技がかわいかったです。
で、その朝子さんは現代パートのいづみさん(宮本信子)だった、と。
そりゃ、鉄平と瓜二つである玲央(神木のふた役)の面倒を見るようになるよな。
鉄平と玲央の関係はまだ判明していません。最初は「孫かな?」とも思いましたが、全くわかんなくなってきました。
ってか、鉄平は行方不明なのかな。





これで「70年後の鉄平=澤田」だったら、かなりの衝撃ですが。



それはともかく、軍艦島、70年前の炭鉱の世界観なんかもよく表現されていて、歴史的見地からも、おもしろいと思えます。
それにしても、斎藤工演じる進平(鉄平の兄貴)がエロい、エロい(笑)。リナさん(池田エライザ)とのキスシーンなんか(笑)。

この前、紹介した「噓解きレトリック」といい、オクトーといい、そして今回のゼンケツといい、「現実の中の、ちょっとした特殊能力」を扱う作品が多いですね、今シーズンのドラマは。
特殊能力いっても、マンガのような「大量殺戮、大量破壊が可能なもの」ではなく、「相手の心理をちょっとだけ読めるもの」だったり、あるいは「数人の敵を苦しめる程度のもの」だったりするんですけどね。前者はレトリックとオクトー、後者はゼンケツですかね。
って、ゼンケツの「数人の敵を~」については、「現時点では」であり、今後はマンガ的な能力も出てくるのかもしれませんが。

レトリックといえば、



鹿乃子(かのこ)さんの洋装姿が、かわいかったですね(笑)。

普段の、和服の鹿乃子さんもかわいいけどね。
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