時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

探偵・日暮旅人の失くし物 13

2016-03-08 | 読書
探偵・日暮旅人には
不思議な力がある
音 匂い 味 感触 温度 重さ 痛み
これら目に見えないモノを
‘視る’ことができるのだ
その力を使い
旅人は
『探し物探偵事務所』を
営んでいる

そんな
特異体質を持つ旅人のことが
気になって
しょ~がない
保育士の山川陽子は
旅人と
彼の娘・百代灯衣の
生活をサポートしようと
相変わらず
探偵事務所に通う日々を
送っていた

そんな時
旅人のもとに
ある料理の‘隠し味’を
探してほしいという依頼が舞い込む

『老舗の味』他
『死体の行方』
『母の顔』
『罪の匂い』
4編収録



保育士・山川陽子
ちょい難ありです

…アンタみたいな『いい人』が一番厄介だ

ユキジこと
雪路雅彦の
指摘通り!
山川陽子
実に
厄介です

目に負担をかけてはいけない!
なのに
私的な探偵仕事を
持ちこんできやがる
仕事にならない
面倒事を
持ちこんでくる
当然
お金にならない!
今のところ
山川陽子は
旅人の邪魔でしかない!
だんだん
イライラしてきた

第2弾で

ユキジ
中年のおっさんみたいだけど
実は
20歳
最近まで
10代のカリスマと
呼ばれていたとか
しかも
同姓の雪路照之なる
人物は
かつての市長さん
と言う
事実が発覚!
実は
雪路一族って…

『罪の匂い』では
陽子の
大学時代の友人が
行方不明~~
その捜査を依頼した
ことをきっかけに
旅人は
5歳の時
自分を誘拐したと
思しき
犯人のひとりを
遂に
見つけ出したようです

ほんと
運がねんよなぁ
こんな事件に巻き込まれちゃってさ

うん でも
この事件のおかげで
探し物がみつかったよ


白石孝徳
組織犯罪対策課の刑事

白石警部
ソノ顔ヲ 一度タリトモ忘レタコトハナカッタゾ


後日
ユキジは
警察官のデータベースに
不正アクセスして
白石個人情報を覗き見る

そして
18年前の「表彰」に関する
調査の為
図書館へ
結局
さしたる収穫を得ないまま
読んでいた新聞を
放り出し
図書館を後にしてしまいました

広げられたままの新聞
その紙面の一角に
小さく掲載された記事に
気付くことなく…

元私設秘書
日暮英一さん(32)が運転する
乗用車が
道路脇の川に転落した。
日暮さんは胸を強く打って死亡
助手席にいた
妻の璃子さん(30)は
頭を強く打ち
病院に搬送されたが
まもなく死亡した


旅人の
闇の部分が
チラッと出て参りました
ダークな
旅人も見てみたい気が
しないでも
ない

ど~
なるんざんしょ

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