薪ストーブ暮らしが大好きでブログ書いてます。
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薪ストーブ|薪焚亭
触媒機、自分はこんな焚き方
もう、随分前のことだし、数ヶ月しか所有してなかったので探すのに苦労しましたが、JOTUL F-100 の写真が少し残ってました。
「薪ストーブはゆったりと焚くのがいい」 の続きを書く前に、触媒機の焚き方に誤解の無いよう少し触れておこうと思います。 異論はあるかも知れませんが(笑)
小型のものだったけれど、クリーンバーンの薪ストーブはこれまで2台焚いてきましたが、結局は2台とも直ぐに触媒機へ代替えしてしまったってことは、このブログに長いことお付き合いいただいている人なら知ってると思いますが、改めて書いておくと、いくつかの理由があるのですが、一番の理由は火持ちが良くないと言うことでした。
薪の投入回数がとにかく多かったのです。 それは空気を絞って焚いても限界があったし、クリーンバーンの良さ、二次燃焼を上手く引き出すには、それなりに焚きこまないと発揮できないこともあります。 もちろん、他メーカーや大型のクリーンバーン機なら違う側面もあるのかも知れませんが、少なくとも小型の薪ストーブで比較すれば、明らかに違うと特に今は思うのです。
このことは、いつも言ってるようにクリーンバーンを否定するものではなく、あくまでも個人的な見解として、好みとしてのことですので誤解の無いようお願いしますね。
ストーブの大きさからすれば、ヨツールなら F3 あたりと FA225 を比較した方が良いのかも知れないけど、出力上はカタログスペックでは F-100 と同等です。 アメリカ基準で FA225 が 8800kcal/h で F-100 は 8820kcal/h です。
炉内幅は FA225 の方が少し広いので容積は F-100 の方が不利なんでしょうが、炉の上に二次燃焼室があったり、下には独立した灰受けがあるので重量は2倍近いのですが、図体の割には FA225 の炉は高さもなく意外と小さいです。
ちなみに価格は F-100 が 240,000円、FA225 が 310,000円なので、単純比較では F-100 の方がCP高いですが、重量比で言えば FA225 は安いです(笑)
話がちょっと逸れちゃいましたね。
結論を言ってしまうと、触媒機の方がゆったり焚くのに適していると思うんですよね。
最初の焚き付けはどちらも同じだし、ただ単に薪を燃やす訳ですから当然です。 とにかく本体を温めることから始まる訳です。 やがてクリーンバーンは何もしなくても二次燃焼を始めてくれるので、あとは空気の調節だけでいいんですが、触媒機はそうはいかない。 ちょっとめんどくさい? ダンパー操作という作業がまだ残ってます。
もう少し詳しく書くと、焚き付けから本体が十分温まってダンパーを閉じるまでの間、空気は全開のままではありません。 徐々に、炎が大きくなり過ぎたら空気をある程度絞ってやります。 でないと、煙突の引きが強くなってるので無駄に排気され過ぎて勿体ないし、そのまま放っておくと煙突温度がどんどん上がってしまって、下手すると口元が真っ赤になります。 随分前ですが試したことがあります(笑)
そうやって本体を十分温めてからダンパーを閉じてやるんですが、焚き始めから40~50分、焚き付けに使った小割りや中割りの薪はおおかた熾きになってます。 自分の場合はここで追加薪をすることが多いです。 薪を足して少し時間をおいたら、いよいよダンパーを閉じてやります。
その時の温度は、あくまでも目安としてですが、フロントパネルで100℃位、サイド扉なら250~300℃位になってるでしょう。 その時点では触媒の温度もそれなりに上がっていて、おそらく200℃前後だと思います。 アンコールの 触媒モニター で見ていてもだいたいそんな感じです。
※アンコールの触媒温度については後日改めて書こうと思います。
ダンパーを閉じたあと、しばらくの間は空気を全開にしてやるんですが、あとは触媒を壊さない程度、600~800℃で二次燃焼させてやるだけです。 ただ、この触媒温度の見きわめが少し厄介かも知れません。 アンコールのように触媒モニターをつけていれば判りやすいんですが、FA225 に標準装備のバイメタル温度計は反応が遅いんですよね。 しかも高温域での誤差も大きい。
まぁあとは使って慣れるしかないでしょう(笑)
触媒機の場合、二次燃焼へ移行させたあとの燃焼調節がしやすいのです。 空気を絞って一次燃焼炉が静かに燃えているだけでも、二次燃焼室で残留ガスを燃焼してくれてるので、ストーブ本体の温度はあまり下がることもない。 空気の調節の仕方によってはかなり熱くもできるし、逆に寒くない時は、本体をあまり温めない内にダンパーを閉めてしまって、二次燃焼室だけ温度を上げてやって排気だけはクリーンにする。 なんてことも慣れてくるとできるようになります。 ある意味邪道ですが(笑)
とまぁ、ざっと思いつくままに書いてみたけれども、書き足らず、説明不足な点があると思いますので、それはご容赦くださいな(笑)
それと、所詮これは薪焚亭の焚き方でしかないです。 煙突の設置状況や焚物の違いなどによって、特に時間経過と温度の関係は違ってくるからです。
薪ストーブに限らず何でもそうだと思うんですが、恐る恐るのお付き合いではなくて、ましてや薪ストーブは道具なんですから、とにかく使い倒すしかないです。 それで、もし壊れたら、その時は直せばいいんです。
以下、懐かしい F-100 の燃焼画像です。
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