雨宮処凛・マガジン9
今回の原発事故の<おかげ>で、今まで検索しなかった方面もチェックし始めました。雨宮処凛(あまみやかりん)さんの名前は知っていましたが、なんか違うはずだと<食わず嫌い>をしていました。
でも、今回読んでみたら良いですね。僕が探していた東京新聞のコラムのもとの文章がこのブログみたいです。ぜひ、皆さんも読んでください。このブログの一部を紹介しましょう。
原発のせいでいつ家に戻れるかわからないという人もいれば、放射能の値が高く、いまだ救助が手つかずの地域もある。一方で、命を危険に晒しながら原発で作業しなくてはならない人がいる。こういった「犠牲」をどこかに押し付けて、それで素知らぬ顔をしていていいのだろうか? というか、そのことに見て見ぬふりをしてきたのが、今までのこの国のあり方だったのではないだろうか?
こんな「犠牲」が前提になっている世の中は、やはり異常です。「犠牲」にならないために「競争」があったり、人口が少ないという理由で「犠牲」になったり、こんな馬鹿げた、そして悲しい「犠牲」が、なぜあちこちに転がっているのでしょうか? こんな社会からの転換をしないと、フクシマから何も学ばなかったことになります。
そでで、提案が一つあります。
今回の原発事故に関連する各方面の文章を海外にも発信する必要があると思いませんか?
みんなで印象に残った文章を集めて、ネットで公開し、英語や中国語・韓国語などのバージョンも作って、僕たちの反原発の考えを発信しましょう。雨宮処凛の文章も絶対、韓国の人たちに呼んでもらいたいし、藤波心のブログもチェルノブイリの子供たちによんでもらいたい。探せば、これから絶対残し、他の人にも読んでもらいたい文章はたくさんあると思います。
ネットだけの公表でなく、お金を集めて、ちゃんと印刷して、全世界に配りましょうよ。そうしないと、<周りの国に断りもなしに放射線汚水を海に捨てる野蛮で自分勝手な国>というイメージが固まってしまいます。どうでしょうか、みなさん、このアイデアは。