麗水万博がはじまりました。聨合通信の記事は、こちらです。日本ではあまり報道されていないようですが、韓国のテレビでは連日ニュースやCMがながれていますし、インターネットでも広告がたくさんされています。
じつは4月の終わりに最後の仕上げをしている仕事の関係で麗水へ行ってきました。街の中も万博会場も工事中で、ほんとに間に合うのかなと心配になりましたが、大丈夫だったようです。
ここがソウルからの入り口になる「麗水(ヨス)エキスポ駅」。龍山(ヨンサン)から出発するKTX(高速鉄道)の終点です。ソウルから約3時間ちょっとで到着しますが、1日に10本ぐらい(だいたい2時間に1本)しかありませんので、週末は予約が大変でしょう。
駅前は工事中でした。下の写真はサイロを改造した世界最大のパイプオルガン(だったと思います)韓国人も世界最大や世界最長といったものが大好きな民族なので、あちこちでこんなうたい文句を見かけますよ。
正面ゲート前では最後の準備の真っ最中で、あちこちでクレーンが動き、荷物が搬入されます。
これが正面ゲート。この日は、最初のリハーサルで、見るからにアルバイト(!)といった若いスタッフが集まっていました。
正面の広場から会場を見たところ。けっこう、広いです。
エキスポホールのエントランス。ここでさまざまなシンポジウムが行われます。
中の会議室では各国のスタッフへの教育が行われていました。
会場前の風景。この道をずっと進めば堤防で陸続きになっているオドン島があります。
僕もはじめて知ったのですが、カラシナキムチが有名でした。次は食べてみましょう^^
エキスポを開催するにしては、麗水は人口30万にも届かない小さな街で、地下鉄もありませんから交通手段は車だけです。また、リアス式海岸の湾の奥にある街ですので、街中にはあちこちに小高い丘があり、道路もそれほど広くありません。そのため、期間中は市内に駐車場を何箇所か作り、そこからシャトルバスで会場へ行くそうです。
じつは6月29日に日韓共催のシンポジウムが予定されていて、その時に使用するホテルなどの下見をかねて、麗水へ行ったのでした。ここが6月に泊まるコモ・モーテル。人のよさそうなおばさんと日本語がちょっと話せるご主人の家族経営のところ。
ホテルの近くのコーヒーショップ。
ホテルの前は海です。夜はライトアップされる遊歩道があります。
朝鮮時代に船を作った造船所の跡地です。
たぶんこの食堂で朝ごはんを食べる予定です。
近くの食堂。ホテルの近くは食堂街。上の写真は貝料理の店。下の写真はサンギョプサルの店。たぶん、2次会で使うのじゃないかな。
このほかにも魚市場や伝統市場など、田舎!という雰囲気のところがあちこちにあります。万博自体の評価はさておいて、韓国の地方都市を訪問する絶好の機会ですので、ぜひどうぞ。シンポジウムの宣伝は、次回にしますので、お楽しみに。