漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

フェルデン グループ稽古第三月
個人稽古 第四金
営業時間:10時~16時

本当に勝つということは?? 豚肉の香り巻き

2013-02-05 12:24:04 | 冬の肉料理
我が妖精の寝言を見事にキャッチしました。
突然に

「え?でも80kmでてるんだよ」

と、一言。

まあね、開けているところは遅く感じるものですよね。一体どこを走って、誰に文句を言われているんでしょうね~。笑


最近、私はというと、よく寝ながら「わはは」と笑っているそうです。
睡眠学習ならぬ、睡眠免疫アップ術!




太極拳の生徒さんの一人に、合気道を長くやってこられ、新陰流も勉強されてきた方がおられます。

その方は、最初太極拳をはじめられたときに、

「先生、これじゃあ、相手を打てないよ(笑)ん~、わからない」っと非常に楽しそうに、嬉しそうに、悩んでおられました。私は太極拳の組み手を習ってはいるけれど、フルコンタクト系の競技に出たこともないので、反論の余地がありません。合気道の道場の看板を背負っていた方がおっしゃるなら、そんなもんなのかなぁと。笑

ただ、そんな私でも言えることは、太極拳で打てる打てないということは、割とどっちでもいいことなのです。太極拳は最強の拳法だという人もいるけれど、私としてはあまり重要ではないのです。
相手をやっつけることよりも、自分の体の調和する動き、その調和が相手をも巻き込むことが面白いなぁと思っています。(もちろん、ちゃんとした護身術にもなっているのですが)

そしたら、先週の土曜日にその生徒さんと話していました。その方も太極拳をはじめて二年ちかくたちました。
大勢の成人男子を子供が気を入れてもらってから、一押しすると、全員を倒すという実験写真について話をしていて、その方が
「その押す姿勢がまさに楼膝拗歩(太極拳の型の一つ)なんですよね。変な話、ここにお世話になってから、合気道のことががやっと分かりました」そんなふうにおっしゃってくださいました。太極拳の「脱力」も凄いとのことです。

気づきがあったよ、発見があったようという感想は、いつだってすごく嬉しいです。
きっと、どの流派もどんなボディワークも言いたいこと、ゴールは同じなのだと思うのです、ただ通り道が違うだけのことだと思っています。

これは宇城先生の本に書いてありましたが、
勝ち負けをする今の武道はスポーツで、戦後武術がスポーツにされたこと。

武術は
勝って打つのは下の勝ち
打って勝つのは中の勝ち
打たずに勝つのが上の勝ち

つまり、闘わずして勝つのが本当の武術であると。
勝ちという表現にしてあると、今の時代でいう「勝ち」のイメージしか伝わりませんが、ちょっとニュアンスが違うように感じています。
勝つというのは、つまり調和なのではないかな~っと思いました。

太極拳も、調和の武術です。やっぱり愛の太極拳なんだな~っと思いました。


昨日の夕飯です。


豚肉の香り巻き(紫蘇たっぷりとセロリたっぷりを巻きます)
白菜と松山揚げのみそ汁
かまどごはん
高菜漬け
酢漬け黒千石


いよいよ温かくなってきて、もうセロリがとまりませんっ!もうなぜかなぜかセロリが美味しい。そう、体が一番知っているんでしょうね。
春の体を急速に準備が必要としているのを感じます。
香りのいいものは、春の体作りにとってもいいです。それから酸っぱいもの。
節分で食べきれなかった入り豆は、酢につけておきました。
毎日ちょっとずついただきます。めっちゃ酸っぱいですが、たしか精進料理に酢づけの大豆をお坊さんたちは毎日食べているというのを読んだことがあったのを思い出したのでした。真偽はわかりませんが。