「大根引き手の形だけ父に似て」
父は休みの日によく土いじりをしていました。大体草花を植えて手入れをしていました。
当時世田谷の実家の周りは畑が広がっていて、もちろん大根畑もあったし、小さな川が流れていて、大根洗い場もあったので、自分ちの庭で大根は作っていなかったです。周りの専門家にかなわないしね。間引きした大根を拾ってきてままごと遊びに使った覚えもあります。今は小川も消え、大根洗い場も消えて、住宅が建ち並んでいます。
その父の手は節くれだってごつごつしていました。私も子供の時からなんだか指の節が目立つ手で、お年頃になったら女らしい手になるのかな…と思っていたら、そうならないまま現在に至っています。(--;)。
節くれだっても、器用だったのは確かですが、母だって器用で女らしい手をしていたので、そっちがよかった…。
さて、この大根引きは、世田谷区粕谷のJA東京中央本店で、先日開催された農業感謝祭りでのイベント。2本100円で大根引き抜き体験ができました。↓
みずみずしい緑。
ずらっと並んだ大根。
引き抜いた大根↓。割と軽々引き抜けます。
ところで、冬になると父の手のことを思い出すのは、爪や手先が荒れてくるからです。
爪が弱くて乾燥して薄く剥げたりひびみたいなのが入ったり、指先が乾いてひび切れができたり…で、手先に絆創膏をつけたりしながら、爪の割れ方が同じだなー、父も指先に絆創膏巻いてたなー、と思い出すわけです。そこが似るか!