小学校の夏休みの自由研究ほど面倒な宿題はありませんが、私の場合、高校に入ってからもそれはありました…。
高一の時、「生物」の宿題で、生物の教科書を読んで一つ気になる単語を見つけてそれについて研究して提出する、というような課題。つい、教科書の中の「しおれ係数」という言葉を見つけてしまって。それは植物と土についての係数で、土壌水分が減ってある限界点に達すると植物がしおれる…というようなもので(今調べるとそう単純なものでもなさそうですが)、じゃあミミズは…と思ってしまったのが運の尽き…。
夏休みの終わりころに、苦し紛れに見つけたものだけれど、それでも庭からミミズを掘り出して、土を乾かして、水分量を変えてミミズがしおれるかどうか実験をし、レポート提出…。
当時、学校で褒められることなんて殆どなかったのに、珍しくも生物の先生がみんなの前で私のレポートのできを褒めてしまった。あー、ちっともうれしくないどころか、悪夢に近かった。黙ってAだけつけておいてくれればいいものを…。
何しろ、ミミズをたくさん乾燥させてしまったことの後味の悪さ…。暑さとか乾いた土のほこりっぽさとか臭いとか…。ちっとも綺麗じゃない…。
さらに、夏休みにミミズを掘っていたことがみんなにバレバレです。特にそれでからかわれることもなかったからよかったれけど…、もう少し無難な女の子っぽい素敵な単語もあったんじゃないか…スミレやラベンダーの紫の色素の考察とか…(いや、当時ラベンダーはそれほどポピュラーではなかったけど)。よっぽどショックだったので、何十年も前の話なのに覚えています。
で、それを何故思い出したかというと、上の写真のハオルチア。
乾かし気味に育てていいので、思い出したころ水をやったら、シュワシュワシュワ…と土が水を吸い込む音…、もう少しでしおれるところだった…しおれる?しおれる…と言えば「しおれ係数」…という思い出し回路です。
特にこれ↓は危なかったけど、透明な窓がぷっくりと元に戻ってくれました(^^;)。
↓これはまた花芽がついてきました。
↓これは、元の株の周りにできた小さいのを株分けした物。いつまでも小さいです。大きくなるのかな?