正確には 「私の マトリョーシカ熱 の始まり」です。(ちょっと文が長いです)
2001年にロシアに観光旅行に行きました…。
この時、ロシアにマトリョーシカがあることは知ってましたが、
しかし、残念なことに、マトリョーシカには興味がなく、興味がないというのは恐ろしいことで、見れども見えず、聞けども聞こえず…。マトリョーシカの宝の山に入りながら何も取らずに帰ってきました…。残念です!
ロシアといえば、エルミタージュ美術館に行ける、チャイコフスキーも、サーカスも、バレエも!
それに、あちらの夏は夜10時過ぎても明るいそうだけど、どんなだろうか…。
という感じで、行きました。
(夜10時過ぎても明るかったです…。いつまでも遊びたくなる気分ですね。)
それでも、出発前から、かの地には「ホフロマ塗り」という木の器があり、どうやら日本の漆器のような、しかしもっと派手な模様らしい。それも見てみたいし、一つくらいはおみやげに…と思っておりました。
(最初の写真は、後で日本で見つけて買ったものです)
ろくろで挽いた木の器に、塗料を何層も塗り重ね、模様を手描きで入れて、そして最後に窯で焼くそうです。
木、なのに…。
でも、一度焼成するので、食器に使えるそうです。
そのロシア旅行の最後の日、イズマイロフの市場に行きました。
市場といっても観光客用で、お土産物屋さんがずらっとある市場でした。
そこにもマトリョーシカはたくさん売ってましたね…。今ならあれこれ買い占めてしまうでしょうに…。
しかしそこの市場で目についたのはこの本。
本の題名は、ロスピース と読み、模様とか絵とかいう意味らしい。
中はロシアのいろいろな地方の独特の模様、古いデザイン、でいっぱいでした。
行く前にこれを見てたらもう少し市場の見方が変わったかも。
市場も宝の山だったんだろうな…。
これは、ホフロマの頁…。
お土産屋さんによくあった黒地に赤と金のイチゴ柄、ばっかりでなく、とてもバラエティーに富んだもので、描き方まで書いてある。
まあ、ロシア語ですからよくわかりませんが、絵と写真だけで楽しい。
( まな板の横が伸びて取っ手が付いたような板に、いろいろな地方独特の絵が描いてある頁があって、そこに書いてあった「ドスキー」とかいうロシア語を辞書で必死で調べたら(語尾が変化するので一筋縄ではいかなかった)…「板」…!ですって。
あー、板だってことくらいわかりましたよ…。)
そしてその本に触発されてホフロマ塗りに興味津々、いろいろネットで検索しました。
今は、すぐにずらっと出てくるけど、当時はあまり出なかったです。
そして、ホフロマで検索しても出ないけど、マトリョーシカで検索するとついでにホフロマが載ってる、ということに気が付きました。
で、あちこち「マトリョーシカ」で検索してたら、世田谷区経堂にある日本ユーラシア協会で、「マトリョーシカ絵付け教室」がある、 というのに当たりました。
へー、何それ?と出かけたのがマトリョーシカとのかかわりの始まりです…。
(この話長いので次回に続きます)
これは、ずいぶん後に、その日本ユーラシア協会の、ユーラシアンバザールで見つけたもの。
Golden Khokhloma と英語で書いてありますがロシアの本のようです。