しまなみ海道が通ずる生口(いくち)島。瀬戸田(今は尾道市瀬戸田町)、
何処からかしおの香りが匂うような「しおまち商店街を行きます。
何年ぶりでしょうか・・でも、見おぼえた通りの街の表情です。
人に聞き、向上寺への表参道の石段を上ります。
山門を通り、新築なった本堂に参り、三重塔へ。そこは四国の写し霊場の道でも
あります。石の仏の遠い表情に出会えます。
石段の上の緑に囲まれた赤きお堂。振り仰げば、その美色に圧倒されます。
確か3度目のお参りと記憶しますが、その度に新たな印象を受けるのです。
この三重塔は、室町時代の初め1432年の建立。和様を基調としながら、初重の
扇垂木、花頭窓等、禅宗様が採り入れられています。
また、随所に波や蓮華の華麗な彫刻があしらわれています。
しかし、この塔の素晴らしさは、何といっても、凛として立つ貴婦人のようなその
全身像と、秘めた情熱を表すような軒下の木組みの見事さにあると思わせられます。
建立以来の年月を、潮風に晒されたにもかかわらず、昭和38年の解体修理で、
用材の大部分は建立当時のものと確認されたといいます。
600年に近い日々。三重塔は、今日もまた、港を見下ろす丘の上から、
瀬戸田の街と、瀬戸内の海を見守り続けているようです。
表参道
参道の新四国仏
紅き御堂
裏参道
何処からかしおの香りが匂うような「しおまち商店街を行きます。
何年ぶりでしょうか・・でも、見おぼえた通りの街の表情です。
人に聞き、向上寺への表参道の石段を上ります。
山門を通り、新築なった本堂に参り、三重塔へ。そこは四国の写し霊場の道でも
あります。石の仏の遠い表情に出会えます。
石段の上の緑に囲まれた赤きお堂。振り仰げば、その美色に圧倒されます。
確か3度目のお参りと記憶しますが、その度に新たな印象を受けるのです。
この三重塔は、室町時代の初め1432年の建立。和様を基調としながら、初重の
扇垂木、花頭窓等、禅宗様が採り入れられています。
また、随所に波や蓮華の華麗な彫刻があしらわれています。
しかし、この塔の素晴らしさは、何といっても、凛として立つ貴婦人のようなその
全身像と、秘めた情熱を表すような軒下の木組みの見事さにあると思わせられます。
建立以来の年月を、潮風に晒されたにもかかわらず、昭和38年の解体修理で、
用材の大部分は建立当時のものと確認されたといいます。
600年に近い日々。三重塔は、今日もまた、港を見下ろす丘の上から、
瀬戸田の街と、瀬戸内の海を見守り続けているようです。
表参道
参道の新四国仏
紅き御堂
裏参道
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