根来寺の中心、大塔は天文16年(1547)の建立。
多宝塔の形式を踏襲しますが、下層は方5間、高さ35,1m、本瓦葺き。
振り仰げばまさに圧倒されるほどの大きさです。
この塔以外で大塔と呼ばれる塔は、1607年、大阪住吉大社神宮寺に建てられ、明治に香川県切幡寺に
移設された二重塔形式の塔、それに昭和12年に再建された高野山金剛峰寺の多宝塔形式の塔。
この他に、現存するものはないと思えます。
根来寺の大塔が貴重なものであり、国宝に指定されている由縁でもありましょうか。
多宝塔形式のこの塔は、真言密教の教義を形の上で表現したものと言われます。
多くの多宝塔は、くびれた胴の上の上層のあの拡がりのなかに無限とも思える世界を
感じさせますが、この大塔では白い亀腹の上に乗った下層の拡がりとその壮大さに
より心を奪われるように、私には感じられました。
壮大な塔との稀有な出会いでした。
多宝塔の形式を踏襲しますが、下層は方5間、高さ35,1m、本瓦葺き。
振り仰げばまさに圧倒されるほどの大きさです。
この塔以外で大塔と呼ばれる塔は、1607年、大阪住吉大社神宮寺に建てられ、明治に香川県切幡寺に
移設された二重塔形式の塔、それに昭和12年に再建された高野山金剛峰寺の多宝塔形式の塔。
この他に、現存するものはないと思えます。
根来寺の大塔が貴重なものであり、国宝に指定されている由縁でもありましょうか。
多宝塔形式のこの塔は、真言密教の教義を形の上で表現したものと言われます。
多くの多宝塔は、くびれた胴の上の上層のあの拡がりのなかに無限とも思える世界を
感じさせますが、この大塔では白い亀腹の上に乗った下層の拡がりとその壮大さに
より心を奪われるように、私には感じられました。
壮大な塔との稀有な出会いでした。
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