元気で長生き、百歳までの漢方の食養（３）

おはようございます！
漢方と体質改善、食事指導 ご相談は東京都町田市の河合薬局へ
薬剤師河合展之です

昨日の続きです・・・

酸・苦・甘・辛・鹹の五味はどれも大切な食べ物ですが、どんなによい食べ物で
も一味だけではなく最低限二味以上を組み合わせて食べることが大切です。
例えば辛味の中で、酒は百薬の長といっても摂りすぎれば肝臓を傷めるので、
お酒を嗜む時は、肝臓を補う酢の物を肴にするのが上手な飲み方です。

同じように、酸味は肝臓には良くても摂り過ぎると胃に負担になり食欲が低下す
るので料理では甘酢にして胃の働きを補うのがよい食べ方です。
甘味のおしるこを食べる時、口直しに鹹味の塩昆布を添えるのは、甘味を摂り
過ぎて小便の出が悪くならないよう防いでいるのです。

塩は心臓や血脉（血管）を傷めるので血圧や心臓病の方は控えなさいと言われ
ます。現在の９９％塩化ナトリウム食卓塩では注意が必要ですが、天然海水塩に
は苦汁が入っていて心臓や血脉を補い、塩の害を抑えるようになっています。

これら、辛味には酸味、酸味には甘味、甘味には鹹味、鹹味には苦味というよう
に相手を補うために二味を組み合わせて食べることが最も大切です。
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五味調和の原則 酒（辛味）にはくろず（酸味） 塩（鹹味）には苦汁（苦味） くろず（酸味）には蜂蜜（甘味） 苦味には辛味 甘味には塩（鹹味） の二味以上を組み合わせて食 べることが大切です

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明日が最終回です・・・

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