不妊 多嚢胞性卵巣 高プロラクチンの漢方相談

おはようございます！
漢方・食養ナンバ－１アドバイザ－河合展之です

漢方相談の中でも特に多いのが、不妊のお悩み相談です。
中でも多嚢胞性卵巣症候群（たのうほうせいらんそう）や高プロラクチン
血症のお悩みを数多く頂きます。
また、ご相談を下さる方からのご質問でとても多いのが、基礎体温を上げるた
めには○○の漢方薬はどうですか？とか、排卵促進に○○の漢方薬が良いと
聞きましたが・・・などのご質問です。

西洋医学では不妊の原因をホルモンの高低や、子宮卵巣の機能の良し悪し
など部分的な状態を判断し対処するのですが、漢方の見方考え方は体全体
の状態を見て原因を考えるというように西洋医学の考え方と異なります。
ですから、基礎体温の漢方薬・・・とか、排卵促進の漢方薬・・・という考え方で
漢方薬をお選びすることはありません。

漢方の手当てで大切なのはご自分自身が妊娠しやすい体質に変わるように
体質作りをすることです。そうすれば案外、母胎の環境が早く整い、ゴ－ルに
近づくかもしれません。
そのために漢方の手当てで妨げになっている体の原因を取り除き、あわせて
体質を整える食養生と生活習慣の改善も合わせてご指導しています。

以前ご相談を頂いた３０歳の女性です。
数年間、生理不順が続き心配になって婦人科を受診し検査をしたそうです。
子宮、卵巣には異常はなかったものの高プロラクチン血症と診断されたそう
です。しかしながら治療薬の副作用で婦人科の治療が続けられなくなってし
まい、最後の望みとおっしゃって漢方相談を頂きました。
プロラクチン値が１１０ナノグラム（正常値　１５ナノグラム）と、正常値の７倍も
あったそうです。

プロラクチンというのは脳下垂体から放出される刺激ホルモンで、乳腺を刺激
して乳汁を分泌させるように働きますが、プロラクチンが多量に分泌されると卵
巣での排卵が抑えられてしまい、その結果生理が止まってしまったり子供を出
産したことがないのにお乳が出てくることがあります。

高プロラクチンで不妊のお悩みのご相談例
明日に続く・・・

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