ドラゴン桜と竹岡広信先生

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すっかり春ですね。お店のお客さまのなかにも受験や卒業の話も多く
なりました。私が受験というと思い浮かべるのがドラゴン桜です。
ご存知の方も多いでしょうが、以前はテレビドラマにもなりました。
さらにマンガでもお読みの方もいらっしゃると思います。学園の再建を果
たすため落ちこぼれの生徒たちをハードな受験勉強で、東大に合格させる。

『能力のないやつは東大へ行け』との強烈なメッセージにひきつけられた
ドラマでした。このマンガのなかでモデルになったのが英語の竹岡広信先生
でした。この先生、お父さんの経営していた塾で講師としてアルバイトをして
いた頃、塾の生命線である合格実績が作れない。

なぜこんなに教えたのに。なぜこんなに頑張らせたのに合格でいないなぜ。
との疑問から、どうしたら合格に結びつく教えができるのか結論をだしました。
『教えることは辛抱　ごまかさない事！』　
子供も親にとってもいやな受験ですが、もしかしていやな事ばかりではないよ
うです。ごまかさず教えられた子供が、目標に向かって突き進み、結果がでた
時の嬉しさは、これからの生活でも大きな糧となるでしょう。
またその嬉しさは生涯忘れることはないでしょう。

ともすると楽な方に流れてしまい、今の世の中は、勉強も仕事も上手くごまかせ
ば勝ちとの風潮もあります。事実、高校でも楽をして大学に行きたいとのことか
ら、無理な勉強は捨てて、今の実力より落とした学校選びも多いとか。
これもいけないとは言いませんが、学生時代には何かに打ち込むことがほしい
ですよね。テレビを観ながら、もう一度受験勉強も悪くないかもと思えたのです。
（何言う！頭もすでに老化しているのね）

さらに印象に残る言葉です。
「なぜこんなに勉強をしなければならないの？」。こう塾生から訊（き）かれたと
き、竹岡先生の答えは「修行だから」。細かい知識は、１０年後には恐らく消えて
なくなる。しかし、一生懸命何かに打ち込んだという記憶は、必ずいつか自分を
励ます力となる。その一つの手段として
「受験勉強」がある。「“なにくそ！”と思って、ギリギリまで頑張り抜け」

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