My Song My Foolish Heart

4月に12年の単身赴任が終わりました!、山が好き、キースジャレットが好き、街道歩きが好き、2012年中山道を完歩しました

剣客商売 2 辻斬り

2007-12-11 23:33:19 | 読んだ本

池波正太郎

剣客商売 2巻 辻斬り

冷え冷えとした闇の幕が裂け、鋭い太刀風が秋山小兵衛におそいかかる、正体はなにものか!

非道の相手はなんと旗本の侍 新しい太刀の切れ味をたしかめるために辻斬りをやっていた、それも家来をひきつれて、小兵衛 大治郎の親子が成敗を!!

・・・秋山小兵衛は、藤原国助の大刀を引き抜きざま、道場の戸を蹴破って、中に飛び込んでいった。

『うわ・・・・・』  『ぎやああつ・・・』 門人たちの絶叫と悲鳴と、血しぶきとに道場内が塗りつぶされた

・・・だれが、どうして、どのように切り倒されたかはよくわからぬ。市口孫七郎も、小兵衛の一刀を浴びて即死した。

『父上・・・・』『ようやった』眼と眼を見合わせて刀身をぬぐい、鞘におさめた秋山父子が戸外へ出たとき、道場内の死体は十四を数えた。

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サクラ・スタンプ

2007-12-11 23:28:48 | 読んだ本

今日、矢野沙織のサクラ・スタンプを借りて聴いてみた。

もちさんも注目の女性サックス奏者、今確か20か21かだったか、とにかく若い、去年あたりのCMだと思いますが、たしかシャンプーのアジエンスかのCMでサックス吹いてるのが彼女です。

このアルバムのまずすごいなと思うのが、バンド構成、トップジャズメンを従えてのアルバムです。

なんといってもエリック・アレキサンダー(テナー・サックス) ニコラス・ペイントン(トランペット)が18歳の矢野沙織とセッションしてるのがすごい。それにピアノではなくオルガンが加わってる、マイク・レドーン、結構ユニークな構成だ、ドラムはジョー・ファーンズワーズ

ニューヨークの有名なジャズ・クラブの「Smoke」の常連といっていいメンバーである。

彼女のオリジナル曲が「砂とスカート」「SK8 Game」「サクラ・スタンプ」「けむりの瞳」と4曲あります、すべてどこか明るい曲で楽しめるといった感じがします。

サクラ・スタンプでは今回ハモンドオルガンとの共演、意外性があるんですが、正直なところ聴いた感じはうまくあわさってるというのはわかりますが・・・やっぱりベースなしというのはなんとなく頼りないような感じをうけてしまいました。

一曲目の「Donna Lee」はいきなり最初からビ・パップできかせてくれる、トランペットのニコラス・ペイントンとの共演がすばらしい。かなり力強い・・・これがこの18歳の矢野沙織が・・と思えない力強さをのっけからきかせてくれた。
1 Donna Lee       

2Sweet Love Of Mine

3Sakura Stamp

4 Shawnuff

5Red House

6Crazy He Calls Me

7けむりの瞳

8Sait  Peanuts

9Sk8 Game

10砂とスカート

なかなかここちよいアルバムでしたが・・正直なところはオルガンはやはりしっくりこないなというのが感想です、ちょっと全体的に音が明るい若いという感じもしないでもないかなと・・・

やっぱり、ピアノ大好きのおいらにしてはやっぱりピアノなしはNGかなと・・・もちろんベースなしもNGでしょう・・・

このアルバムきちっとピアノとベースいれればもっと素晴らしいアルバムなるんじゃないかなと正直なところ思いました。
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老子と暮らす

2007-12-11 23:27:43 | 読んだ本

加島祥造 老子とくらす

加島祥造といえばいま話題の、求めないの著者です。

長野県の伊那谷に一人で暮らし、感じたことを老子と一緒に語ってる本です。

老子の英語訳本からの老子の抜粋がなかなか魅力的な文章で、考えさせられるところも多くありました。

自分も伊那谷にひっそりと住んでみたいと思う事があります、別に伊那谷でなくてもいいのですが・・自然の中に身をおいて住んでみたいと思います。

・・・町にいるときの私は「料理された存在」なのだ。長いこと煮たり焼いたりされていて、「芯」のあたりだけが、ようやく生で残っている。伊那谷の小屋にくると、そのあたりが、やや敏感に動き出す。

それが喜びなのだが、あの川原で眠りこんで目を覚ましたときの私は、一瞬だが「生の感覚だけのもの」だった。

ああいう感官の鮮烈な反応は、少年期にだけあったと、かすかに記憶する。それで私はこの川原を、この年になっても少年のように、「秘密の場所」とよんだりするのだ。

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