損料屋とは、庶民を相手に鍋からなんでもかんでもレンタルする今でいうレンタル屋
もともと北町奉行所の同心だった喜八郎は上司の不始末の責めを負って職を辞して、損料屋に身をやつすが、与力の秋山や深川のいなせな仲間たちと力を合わせて、当時巨利をむさぼる、札差たちと渡り合う。
時は寛政の改革、田沼のバブルがはじけ、経済が冷え切ってる時代に、繰り広げられる頭脳戦。
いまでいう経済小説の江戸版
読んでいて江戸時代の経済状況が手に取るようにわかるから結構勉強になる、それで次次と展開されていく悪徳札差のたくらみを暴露していく気持ちよさ。
山本一力のデビュー作は以外とこんな感じの本だった・・・・
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