池波正太郎の本はいつ読んでもいい
池波正太郎の本が好きになってるというのは、もう年なのかな
仇討ちの内容の小説の短編集です。
しかし江戸時代の仇討ちとはかくも悲惨なものなのかとあらためて思いました。
自分の身内を殺されて、殺した相手が逃亡したら
藩から仇討の許可をもらい、いったん浪人になり仇討をしない限り国にはもどれない
そんな慣習があったのかと・・
殺した相手も国をはなれ浪人として逃げ 追いかけるのも浪人
それも1年2年ではなく10年、20年との間、仇討の為に諸国をさまよう生活
をするという悲惨なものだと
仇討ちに行く方もたまらんだろうな・・・逃げる方は仕方ないとしても
泣き面に蜂のような感じだな
中には浪人生活に疲れ果て、武士を棄て商人になるものもいて
なかなか悲惨なものだ・・と実感