内田樹さんのさんのわかりやすい哲学の本
おもしろいので一気に正月に読みました。
構成は1 社会の中でいきること 2 働くということ 3与えるということ
4伝えるということ 5この国でいきるということ
責任を取るなどと誰にもできない・・・責任を取ることは不可能
赦しは裁きの後の話
僕たちに立てられる有効な問いは・・どうして私たちはこんなに頭が悪いのか?
という問いだけです。
制度設計のミスや未来予測の誤りや想像力の欠如や無根拠な楽観や・・・別に
深い考えがあったわけではなく、むしろあまり深く考えなかったせいでおきたことが
無数に集積して「このような事態」になっている。
だから日本人は知的に不調である。そのことから出発するしかないかと思います。
大切な風景はじっと見つめて網膜にやきつけて、何も手掛かりがなくてもそのまま脳裏に
再生できるように深く記憶する。そのためには図像だけでなく、あたりの空気のにおいとか
風の音や鳥の声や手に触れるものの」手触りとかそういう付帯状況も」記憶しておくことが
必要がある・・・・僕の生きた経験はそのすべてリアリティごとに僕と一緒に死ぬ。
それでいいのではないかと思います。
まだまだいい言葉はありますが次の機会に
夜明けを目にすることができるのは 夜明けまで生き延びた者だけである。