かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

深田百名山の思い出にひたりながら年の瀬を生きる

2020-12-23 18:44:15 | 日記

駅前のジュンク堂書店にて「山と渓谷2021年1月号」と「天体観測手帳2021」を購入す。

「天体観測手帳」はこの4,5年のならわしだが、ヤマケイは10年ぶりくらいか。

ヤマケイ新年号は、新年号恒例の「山の便利手帳」だけでなく「日本百名山ルートマップ」が付録で付いていた。新年号は1300円と、他の月より高い価格設定だが、このマップをペラペラめくってみたが、縮尺がバラバラという難点はあるが、なかなか緻密で充実しており、これだけでも1000円程度の価値があると感じた。

「ヤマケイ」に10年ぶりで手を伸ばした理由は、「大特集」が「深田久弥と『日本百名山』なので。

手にして気づかされたが、この「大特集」の触書にあるように、来年2021年は、深田久弥没後50年の節目の年なんだ。もう50年というべきか、まだ50年というべきか、微妙である。

オイラの20代から今日までのおおよそ50年間の時の流れの中で、深田百名山は、山に登るという行為のバックボーンとなってくれて、57歳という壮年にいたってやっと完登するまでずうっと背中を押してくれた存在なのであって、50年という時間が遠い昔なのか、あっという間なのか、なんとも言えない。(あっという間が実感なので、深田没50年も昨日のこと?)

買ってまだパラパラめくっている状態だが、234頁という誌面の半分を百名山の記事と写真に充てておりなかなかの内容の濃さなのである。

オイラはこれらの誌面やマップをこれから登るためのガイドブックとしてではなく、17歳の飯豊山登頂という深田百名山一座目の始まりから、57歳の霧島山(韓国岳)登頂という百座目まで思い起こしのツールとして使わせてもらおうと思う。幸い、マップは白地図にルートが赤で着色されているだけなので、かつて登ったルートを蛍光ペンでなぞり、思い出の一言、二言を書き添えようと思う。たのしいマイアルバムとなりそうだ。

記録癖がないので、いつ一過あの山に登ったという再現はできないが、楽しい思い出のない山は一山たりともない。そこが、深田百名山の魅力というものだろうか。

「自粛」の年末年始の楽しみがまた一つ増えた。

 

 

       

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