かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

コロナ第三波期における冬の旅のはじまり

2020-12-01 12:23:00 | 日記

それ相当の寒さがやってきて師走に入った。

現れる虫も少なかろう、秋の木の実もすっかり落ち果ててしまっただろう、との勝手な思い込みから、ベランダに玄米と白米を少し握って撒いたら、ものの1時間もしないうちにヒヨドリのカップルがやってきて少し啄んで帰っていき、そのあとスズメの小グループがやってきて忙しなくつついていったが、1時間前には半分ほど残っていたので、「まだ、食欲はないのかな」と思っていたが、昼前の今、そこを覗くとすっかりなくなっていた。きっと、目を離したすきに最初のグループか別のグループかがやってきてあっという間に平らげたのだろう。

それにしても、彼らの「食糧を見つける能力」のすばしこさには驚かずにはいられない。半年ぶりに、広い地上の片隅に少しだけ撒いた匂いも動きもしない米粒を、食べ物だと認識して、一気にその場所に舞い降りるには、食べ物とそうでないものとを瞬時に見分ける「高精度の眼」が備わっているものと推測せざるを得ない。

今日訪れたヒヨドリやスズメが半年前と「同一人物」か、その子孫かは分からないが、なにやら忘れないでもらってうれしくなってくる。

今日の立山ライブを見たら、午前8時ころには、純白の立山三山と真砂岳が朝日に輝いていて、人影はなく室堂ターミナル近辺でわずかに雪の踏み跡を確認できる程度だったので、黒部アルペンルートのHPを覗いたら、昨日11月30日をもってバスも店舗も営業を停止していた。つまり、立山に到るルートは関係者以外長い冬の眠りについたのだ。室堂に立とうとすれば、立山線の終点立山駅から、スキーやスノーシューを利用し登らざるを得ず、冬山愛好家だけ世界になるのだろう。(そうか、スノーモービル野郎たちもいたか。)

 

立山ライブ(チューリップTV)

その2020年12月だが、政権与党の「アマッチョルイコロナ対策」により、コロナの蔓延はキツネ大臣がいうように「神のみぞ知る」状況になってきたが、大阪、札幌のGOTO抑制に続いて、首都のタヌキ知事が「不要不急の外出制限」まで口に出す状況になってきたので、「高齢・高リスク」のオイラも首都圏だGOTOだと大手を切って歩けない雰囲気にもなってきた。まだ、感染者が伸びていない東北管内を歩く分には恥ずかしいことはないのかもしれないが、この年末・年始は当分県内(というよりも、一ノ関管内の山も年内に登っておきたいので、チャッカリ陸前=伊達領も含めて)の旅に限定しようか。

と考えていたら、「そうそう、去年の台風で頓挫していた【みちのく潮風トレイル】の県内未踏ルートが半分残っていたな。」ということで、引き出しから未使用の5冊の地図を取り出した。

①女川町

②石巻市(北上・河北・雄勝)

③南三陸町

④気仙沼市南部

⑤気仙沼市北部

の環境省作成なる5冊だ。

昨年の台風で少しルートが変更されているかもしれんから、HPで確認の上、出かけよう。年内ならば雪などない海岸沿いなので、安心して出かけよう。できれば、2020年内に完踏しよう。もう、テント持参は寒いので、日帰りで刻むか、宿を入れるか、これも思案のしどころ。なにしろ、震災の影響と過疎でバス便は少ないし、鉄道駅もところどころのうえ、沿岸にはまともな宿も少なくなっている。

完踏したら・・・年末年始、県内の湯治場を探そうか。この冬。まだ、泊まれるかな、そのころ。

     

 

 

 

 

 

 

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