かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

2020年12月6日の変奏曲

2020-12-06 15:16:32 | 日記

12月6日未明

枕もとでスマートフォンに映し出されるはやぶさ2から切り離された円盤の地球帰還を眺めていた。スマートフォンでは虹色の光跡を確認できなかったが、朝になってNHKニューズ映像で確認したら、美しい軌跡だった。はやぶさ2は地球に戻らず、次のミッションのため地球から10年先の距離に浮かぶ小惑星に向かったのだという。今度は戻ってこず、任務を終え電池が切れたら、宇宙を漂い続けるのだろう。人工物とはいえ、何かしら、孤独でさびしいなと、感情移入してしまう。

産経フォト

 

12月6日、午前8時

 

   

 

立山ライブカメラは、剱岳と日本海がちらりと見える富山TVと立山三山と真砂岳が仰げるチューリップTVと2社のものがYouTubeアップされているが、冬季閉鎖となった12月になっても続いているので、YouTubeを開くたびに開いているが、今朝のチューリップTVは、白銀のの立山と高層雲がきれいだったため、遊び心でパソコンの前にミニ三脚に取り付けたD750を置いて、画面に映るライブ映像を1時間ばかり微速度撮影してみた。

その映像を、4分の1ほどスローにして1分ほどの動画にしたのが上記のYouTube画像だが、液晶のちらつきが映ってしまっているので「ごまかしはできない」が何となく刻々と変化する雲の雰囲気が出ている。

映像の後半、一人の男が一の越方面に歩いて行った。夏道を歩くのとそんなに変わりがないように見えるので、まだ積雪は20~30センチというところか。それほど立山を登るに支障はないようにもみえるが、それよりも、冬季閉鎖となった道路をどのようにして登ってきたのだろうか。と、そちらの方が気になる。

下の写真は、今年の8月6日午前3時56分、雷鳥沢から仰ぐ立山三山と真砂岳である。月明かりの照らされた緑濃い山並みと、大きく輝くのは金星と中央におうし座のⅤ字とその上のスバルがほの白く光る。

わずか4か月前の風景である。時々刻々と変幻する雲と光と変化と星の運行、かくも速やかな季節の移ろいを目の当たりにすると、山も壮大な変奏曲を奏でているんだなと実感する。

 

      

 

12月6日、午後3時

中止となるかと思っていた大阪城ホールの「一万人の第九コンサート」は、無観客と第九は第4楽章だけのオンラインでのリモート合唱という手法で行うのだという。苦難の中にあって、関係者もギリギリの開催なのだろうが、やるからには成功を祈りたい。まだまだ、「苦難を乗り越えて、歓喜に到る」という状況ではないのだが、この12月は、そうした時が一刻も早くやってくるよう願いをこめてイヤホンを繋ごう。

 

毎日放送のライブ中継

 

 

 

 

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