四連休で思い出したが、今日は、ほんとうなら東京2020オリンピックの開会式だった。日本人の何割が覚えているだろうか。真夏の東京、新国立競技場で、夜の8時から11時まで開会式がにぎにぎしく執り行われ、ほんとうなら、半分くらいの日本人が、親父はビールと枝豆、子供らはスイカなどをしゃぶりながら、TVの前でくつろいでいたことだろう。
それがどうだろう、この四連休、昨日はコロナの感染者が過去最多の796人を数え、小池知事や医師会長がとうとう「域外への移動の自粛」をアナウンスしはじめた。全く危機意識を待たず、トンチンカン政策を更新し続けている官邸も根負けして自粛を言い出すのは「時間の問題」だろう。
国のトップの危機意識のなさが感染したのか、多くの同胞と同じように、オイラも以前のように危機意識を持たずに、晴れたら域外に出て歩き回ろうと思っている。ただし、緊急事態宣言が再び出され、安倍さんや村井さんの口から、「県外移動は控えて」という段階で県内だけを歩き回ることにし、「Stay Home」が叫ばれた時点で、4月に遡って近所の青葉の森の徘徊でがまんしよう。どうなんだろう、このクラゲのような「風に吹かれて」人生観。
ネットで、「東京2020開会式」と検索したら「7月23日(金)」とでてきた。
「え?今日23日は木曜なんだけど、間違ってない?」
よくよく、そのサイトを調べたら「東京2020」とは2021年のお話。来年の7月23日はまぎれもなく金曜日なのだ。
「そうか、来年のオリンピックの名称は【東京2020】のままで、スケジュールは今年通りとすることになっていたんだ。」
と、やっと納得したが、ネットの世界からすでに今年のオリンピックはなかったことになっていて、跡形もなくなっている。あれほど、チケット予約アプリを登録できたことを喜んで、、応募しては、ハズレタ、またハズレタとアタフタされられた日々は何だったろうか。
オイラの記憶の東京2020は、あの宮城に降り立った聖火とブルーインパルスの描いたゴリンが強風に瞬時にかき消された日の映像で止まったままだ。
さて、2021年7月23日金曜日、日本はどうなっていて、オイラはどうなっているのだろう。もう、オリンピック熱はすっかり冷めている。
昨日は、晴れたので野草園へ。汗が噴き出して、虫に刺され、静かにニイニイが鳴いているのを聴き、2時間もしないで、外に出たが、もうミヤギノハギが咲き始めていた。2週間ぐらいの間隔で入園したいが、再休園の日も近いのか。(ちなみに、東北大植物園は、いまだ休園している。先見性というものか)
すこし、スライドビューにしてみた。
家でくつろぎながら、ベートーヴェンの 「アンダンテ ファヴォリ」リヒテルだ。