九州地方は、豪雨による球磨川氾濫などで、またもや「想定外」のいたましい被害が発生している。去年も、おととしも、毎年繰り返されるが、「経験したことのない気象」は、コロナウィルスのように変異し、さらに力を増しているようだ。
梅雨は末期が近づいているのだろうか、異常に発達した太平洋高気圧なるものが、さらに前線を刺激して、この先、7月半ばまで、日本列島にさらに脅威をもたらす気配である。今年の梅雨前線は、日本列島の添って南北に伸びているので、北海道と沖縄を除いてこの先10日間の予報を見ても、晴れマークを探すのはむつかしい状況だ。(前線の南北で晴れてる山に登る作戦は、失敗した。)
「今年は梅雨明けが早い」と、気の早い気象予報士の甘言に乗せられて、来週半ばからの北アルプス方面への山行目的に、「高速バス」と「5000円以内の駅前ホテル」を予約したのだが、来週は、梅雨が晴れる兆しがみえないのでキャンセルしようか。
「梅雨明け10日」という格言を山登りを初めてずうっと信じて生きてきたが、不確定な梅雨明けと仕事があいまって、梅雨明け直後に連続した休暇を取って山で遊んだという経験は、数えるしかない、
気づいてみれば、仕事を離れてからは、「すわ出陣!」になんの支障もないのだから、バスやホテルの早めの予約は必要なく、身の危険を感じるような気象状況は回避して、「出かけたいときに出かける」作戦に転換しようと思う。「臨機応変」の行動様式。
幸い、JRの「ジパング倶楽部」と「片道601k以上の路線に対しての往復割引制度」の併用で、新幹線往復費用が4割近く割引されるので、格安の高速バスとホテル費用のセットを比べても、たいして移動費用に差異はないことを知った。
さらに、富山から立山に入る場合、仙台からの高速バス利用だと移動に片道でも1日プラス前泊(新潟経由)か、1日半を要する夜行バス(新宿発)の選択となり、今日の午前に出かけても、室堂に立つのは、早くとも明日の午前ということになるのだが、新幹線利用だと、始発に乗れば、大宮経由で昼前に富山駅、午後2時ころには、室堂に立っていることができるのだ。(仙台・富山間の高速バスがあるとのことで選択肢だが、今年は運休)
しかも、今年は、いまのところ新幹線が空いているものと予想され、自由席利用、あるいは当日の指定で、缶ビールをテーブルに置いて、余裕で車窓から山を眺めたりしながら移動できそうだ。
ということで、今年は、気象予報士が「明日には、関東甲信、北陸地方の梅雨が明けそうです!」とコメントした夜にパッキングをし、翌日の早朝に新幹線改札口に向かう体制とし、そのための準備をしておこうと決めた。
・・・・・とここまでは、建設的なご意見。
なのだが、コロナ感染者数情報を見よ!東京から再燃した残り火が、いままた全国に飛び火し始めたではないか。某都知事は、昨夜には「東京からの移動自粛」を言い出し始めている。
右肩上がりの感染者数が、来週・再来週と下降線をみせる要素は全くないし、むしろ、棒グラフの階段は勾配を押し上げていくと予想するほうが常識なのだ。
これからは、非建設的なご意見。
*梅雨明けとなる、7月半ばには、A首相のプロンプター読み上げによる緊急事態宣言がイヤイヤ発出され、地方のクビチョウさんたちは異口同音に、「オラホノケンニハイッテクンナ」とコメントをだすので、梅雨明け10日山行計画書は、あえなく没。破られてゴミ箱送り。🚮
2019.7北アルプス 白馬・雪倉・朝日岳思い出図鑑 パート3・4
今日は、ラヴェルの「マ・メール・ロア」のピアノ連弾をYoutubeで聴きながら、図鑑を開こう。
パート3
サンソン・フランソワさんの連弾によるフルヴァージョン(Youtube)
パート4
マルタ・アルゲリッチさんの連弾による第5曲「妖精の国」(Youtube)
朝日岳八兵衛平付近より雪倉岳と白馬にお別れのごあいさつ
ニッコウキスゲヤキンコウカの咲く静かな黒岩平を歩いて栂海新道に下る。どこか、東北の雰囲気と似ている。