里山悠々録

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春ホウレンソウの省力早播き法

2025年03月03日 | 畑:葉菜類

春ホウレンソウの1回目の種播きをしました。
昔は3月中の種播きはパイプハウスで行っていました。しかし、老朽化したため全て解体。
その後はしばしトンネルで行いましたが、手間が掛かるのと時に降る重い雪で潰されます。
但し、当地では露地栽培は4月に入ってからの種播きになるため冬ホウレンソウとの間が長く空くことになります。
そこで我流の省力早播き法を試行錯誤しています。
すでに畑は半月余り前に元肥を施し、ロータリー耕耘しています。
畝の中心位置に目印線を付けます。


種播き前の耕耘は省略、管理機の逆転ローターで耕耘を兼ね畝立てします。


管理機を往復し土を跳ね上げ畝を盛ります。


鍬で手直しをして幅6、70㎝のかまぼこ型の畝に仕上げます。


品種はトーホク種苗の「スプリングほうれん草」と「晩抽グレイスほうれん草」。


「晩抽グレイスほうれん草」は初めて作ります。
前年まで何度か「キングほうれん草ボーカル」を作りましたが、濃緑ながら艶がイマイチなので変えてみました。
春ホウレンソウの品種はまずトウ立ちしにくいことが第一条件です。秋冬ホウレンソウの品種は使えません。
春ホウレンソウ用の品種は多々あるもののこれに限るというような品種にはなかなか出会えていません。
種播きは何時ものようにバラ播き。基本間引きはしないので薄播きにします。小さく赤いのが種です。


両品種とも同じようなものですが、「晩抽グレイスほうれん草」の方が種が小さく感じました。
種播き後に薄く鍬で覆土。強粘土質の土壌のためごろ土が目立ちます。


さらにくん炭を掛けました。


地温を上げるのと土が固まるのを抑えようとやっていますが、効果のほどは不明。多少は酸性改良も期待しています。
このままでは水分不足なので灌水してから透明ポリでマルチしました。


トンネルを掛ける代わりにこれで地温と水分の保持を図るのが我流の省力早播き法です。
この時期なら水分が確保されていれば焼けることはないと思います。
これまではマルチの下に不織布をべた掛けしていましたが、発芽後にマルチを剥がし不織布に変えてみようかと思います。
透明ポリが切れていたため雨よけの使い古しを代用。あくまで省力省コストですがどうなりますか。
これは収穫中の冬ホウレンソウ。


この冬ホウレンソウからあまり間を置くことなく春ホウレンソウに繋げたいところですが、どうでしょう。


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