里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

壮観!50万本のツツジ大群生

2021年05月26日 | 小旅

壮観、見事としか言いようのないツツジの大群生。
宮城県気仙沼市の徳仙丈山(とくせんじょうさん)を訪ねました。
当地は日本最大級とも言われる知る人ぞ知るツツジの大群生地。
この度、初めて訪れます。
これまでぜひ一度は見てみたいと思っていましたが、実現できていませんでした。
ツツジの開花のタイミングと自分の都合、天候もマッチングしないと難しい。
今年の我が家のヤマツツジが殊の外良かったことから今年こそと考えたのでした。
我が家のヤマツツジのピークからは約2週間、今年の当地の開花情報からは先週末が見頃との予想です。
ギリギリのタイミングでの実行となりました。
スタートが遅かったことから、途中一度の休憩だけで真っ直ぐ登山口に直行。


直ちに大株のヤマツツジの歓迎を受けます。


かなり散っていました。やはり遅かったか。


徳仙丈山の標高は711m。
登山道と言うより遊歩道に近い。
足の調子が良くない小生でも鑑賞を楽しみ休憩しながら2時間くらいでゆっくりと往復できます。
歩き始めて間もなく、散り始めたとは言え十分鑑賞に堪えうるヤマツツジに一安心。


自生するヤマツツジ、レンゲツツジは50haに及び、その数50万本と言われます。

レンゲツツジは登山口付近でもほぼ満開。


登山口からツツジが一帯に広がっています。
登り初めて20分くらいで第1展望台。
このあたりがつつじが原と言われています。


散り始めていますが、すぐ側のヤマツツジはほぼ満開。


展望台からの眺め。
圧倒的なツツジ群に驚かされます。


正に聞きしに勝る。
気仙沼湾の青い海とのコントラストも見事。


ピークは数日前だったと思われます。その頃ならさらに素晴らしかったことでしょう。
冴え冴えとした赤からは少しくすんだ印象です。
しかし、それでも見事。
これほどのツツジ群を見るのは初めてです。
そして第2展望台へ。



こちらからも気仙沼湾が望めます。


方向を変えると間近に岩手県側の室根山。


ほどなく鎮座するのが、「つつじの王者」。
最大級の大株と言うことでしょうか。


ここから「つつじ街道」。


古木群生地とあります。


ここから少々の難所、「十二曲がり登山道」。


この辺りはまだ蕾のツツジも多い。


山頂付近。


山頂。


太平洋が一望。
反対の本吉側の登山道が見えます。


復りは少しルートを変えて。


下りも楽しめます。




我が家のツツジもそうですが、自生のツツジであっても個体差は結構あるようです。
右の株はほぼ終了といった感じですが、左の株はまだ盛りと言ってもいい。


鮮やかな紅。


しっかりと目に焼き付けて下山しました。

気仙沼市の南、南三陸町の田束山(たつがねさん)にもツツジの大群生地があります。
以前はむしろこちらの方が知られていたかもしれません。
頂上近くまで車で行けるので、しばらく前に訪れています。規模では徳仙丈山が大きいようです。
ツツジの大群生を堪能した後、気仙沼市街地へ。
魚市場側の「海の市」。




遅くなった昼食をここで。
まぐろ丼を堪能。


港を散策。
多くの漁船が停泊していました。


完成して間もない、気仙沼湾横断橋。
三陸自動車道が繋がりました。
この橋を渡って帰路へ。眺望が素晴らしい。


帰路、リニュアールしグランドオープンして間もない道の駅「大谷海岸」へ。
昔のイメージが一変していました。





すぐ向いが大谷海水浴場。
整備が進められていました。


我が家から当地へは県内では最も遠方。
岩手県境且つ低山とは言え山登り。
かつては高速網からも外れ、日帰りでは無理としたものでした。
それが、今や三陸自動車道が一気通貫、隔世の感があります。
充実した一日となりました。


我流直播きサヤインゲンの間引き土入れ

2021年05月25日 | 畑:豆類

我流の省力直播きをした蔓なしサヤインゲンの間引きと土入れをしました。
4月28日、予定より少し前倒しして種播き。
直後の天候が悪く、発芽までの日数は長く要しました。
その後は強風の日が多く、この畑は殊の外風当たりが強いため少々傷められました。


1カ所4粒播きし、欠株はありません。
発芽後、マルチを広げ外に出しました。
こちらが例年作っている「さつきみどり2号」。


昨年はかなりバラツキがあったので、それから見ると今年はまずまずの生育状況です。


大半3,4本発芽しています。


こちらが初めて作るカネコ種苗の「スーパーショット」。


こちらも3、4本発芽しているものが多い。


「さつきみどり2号」と変らない発芽と生育です。

畝間が150センチと広いことから、昨年は2条にしましたが、やりにくいので今年は1条に変えました。
その代わり株間を20センチと狭くし、2本立てにします。
トウモロコシはほとんどが発芽しましたが、インゲンは7、80%の発芽率といったところ。
3、4本発芽した株を根元から鋏でちょん切り2本にします。


1本だけしか発芽しなかったのは各品種1株だけなので、ほとんどが2本立てとなりました。

この後、土入れ。始まったところで通り雨。
細身の移植ベラを使って根元に周りの土を寄せてやります。


根張りを少しでも良くし倒れにくくするためです。効果のほどは分りません。


上が「さつきみどり2号」、下が「スーパーショット」。
今のところ、ほとんど差がありません。


こちらは同様に播いたカボチャ。


品種は「九重栗」。
株間45センチ。
1カ所1粒蒔き。
発芽しなかったのは10株のうち一番端の1株だけでした。


日数の割には生育は若干遅れ気味です。
例年は間を間引いての2本仕立て、昨年は100%発芽だったため1本仕立て。
今年はもう少し生育状況を見てから決めます。


こちらは同様に播いたトウモロコシ。


先日、間引き土入れし、数日で一回り大きくなりました。




サヤエンドウが収穫のピーク

2021年05月24日 | 畑:豆類

サヤエンドウが先週から今週にかけ収穫のピークを迎えています。


今年の気候からいうと連休明けくらいから本格的に収穫できそうと思いましたが、穫れ始めは5月10日頃。
生育旺盛でいっぱいに茂っており、すでに人の背丈になっています。


昨年に続いての蔓ぼけ傾向です。
「蔓ぼけ」とはあまりに旺盛に茂ると花の咲くのが遅れ実の太りが悪くなるというもの。
今年のサヤエンドウは欠株率ゼロ、越冬後の生育も良かったので、3月初め支柱立て時の追肥はごく少なくしたのですが、必要なかったようです。
しかし、これまでの経験から言うと、生育旺盛なサヤエンドウは穫り始めは遅れるものの量は沢山穫れます。
今年の春は連日風が強く、追加で風下側にパイプ支柱を立てテープで支えました。


正に鈴成り。


すでに咲いている花は大分少なくなっており、6月になると穫れ方もぐんと少なくなるはずです。


サヤエンドウは通称絹さや。
絹のように繊細、滑らかなサヤエンドウという意味でしょうか。


昔、色んなエンドウを作り比べてみたことがあります。
大莢(オランダ大莢)も作りました。絹さやより一回りも二回りも大きい。
しかし、えも言われぬ香りと滑らかさでは断然絹さや。
蔓ありと蔓なし、花にも赤花と白花があります。
昔「赤花鈴成砂糖」という品種を作って良かったことから、以来、専ら赤花の蔓ありエンドウ。
花としてのエンドウもいいものです。
白花も純白でいいですが、赤花は華やかさがあります。


最盛期には収穫に少々手間がかかります。


これは助っ人が収穫し、半分を我が家分と残していったもの。


サヤエンドウは日持ちしません。穫ったら直ちにポリ袋に入れ冷蔵する必要があります。
そうすると新鮮なまま長持ちします。
また、大量に収穫した場合は茹でて冷凍します。
多少香りは流れるものの長期間変わりなく味わえます。
放置して空気にさらすと、すぐ鮮度が落ち萎びてきます。莢の瑞々しい鮮緑色と香りは失われてしまいます。
たまにスーパーなどで2、30莢パック入りの絹さやが弱った姿で売られているのを見るとガックリします。
絹さやは脇役として扱われることが多いので、やむを得ないのかもしれません。
小生が一番好きな野菜を挙げるとしたら迷いなくサヤエンドウ。
この時期、主役として思いっきり食べるのを無上の喜びとしています。



春キャベツの収穫を進める

2021年05月23日 | 畑:葉菜類

春キャベツの収穫を進めています。
品種は、「金系201」。


寒玉キャベツと重複しつつ、4月10日過ぎから穫り始めた今年の春キャベツ。
例年より1週間以上早まりました。
早めの7、8分結球から穫り始めましたが、まだ大分残っています。


畝の上下に未収穫のものが少しまとまっています。


穫り始めは1キロくらいでした。今はぎっしりと結球した3キロ級が多い。


今年の春キャベツは出来が良く、鎮守様の春の祭典でお供えにする予定でしたが、コロナ禍で中止となり残念でした。
この辺りは正に穫り頃です。


春キャベツらしい姿です。


これはギンギンに結球しており、早く穫らないと割れそう。


この辺りは遅れ気味だったようで、まだ余裕があり、来月まで大丈夫でしょう。

今月中旬は気温が高く、腐れが出てきた株があります。


こちらは裂球。
今頃はもっと裂球する株が多くなるかと思いましたが、これが第1号。


今年は雨が少ないため裂球が抑えられているようです。
春キャベツとしては「金系201」は古い品種。
パンクするようになっても自家用には問題なく、軟らかく美味しく食べられるので作り続けています。
とはいえ、放置しておけば次々にパンクしてくる可能性が高いので、収穫を進めます。


今年はほうれんそうが切れ目なく穫れる

2021年05月22日 | 畑:葉菜類

今年はほうれんそうが昨秋から切れ目なく穫れています。
3月初めに種播きしたもの。
種播き後不織布をべた掛けし、さらに透明マルチを張りました。
種播き後2ヵ月弱で収穫開始。まだ少し残っています。
品種はトーホク種苗の「スプリング」と「ボーカル」。
こちらが「スプリング」。
葉色が明緑色、伸び伸びしています。


こちらが「ボーカル」。
葉色が濃緑色で、肉厚のがっちり型。
もうすぐ3ヵ月近くになりますが、最近黄化してきました。


この畑は粘土質土壌で酸性が強く、毎作苦土石灰で矯正していますが、再び酸性化してきたようです。
やはりほうれんそうは酸性に弱い。
「スプリング」の方はあまり変らないので、「ボーカル」の方が敏感ということか。

こちらは4月9日に播いた春ほうれんそう。
晴天乾燥続きで、種まき後灌水しました。
これは「スプリング」。


少々密植になりましたが、間引きはしていません


やはり明緑色。穫り頃になってきました。


「ボーカル」。


こちらはほどほどの密度。


濃緑色でがっちり。硬い感じがします。


こちらは3回目、4月22日に播いた春ほうれんそう。
これは「スプリング」。


今回は「スプリング」のみで「ボーカル」は播いていません。


「スプリング」は素直に伸びる感じがします。

春ほうれんそうは6月まで切れ目なく穫れそうです。