佐賀、福岡の県境、背振山麓、福岡側にあります。
みつせ鶏も有名です。
山深い清流沿いの鄙びた、古びた、小さな(全八室)旅館に泊まりました。
良い子夫婦が、くちこの夫に、献身的な看護への慰労金三万円を送付してくれたので、二人の宿泊費は十分賄うことができました。
近くの清流から旅館に水が引かれ、ゆうゆうと立派な鯉が泳いでいました。
で、くちこ達の食事に登場・・・
一匹減ったんだね・・・南無・・・・・
鯉の洗い(はね作り)と、鯉こくが出ました。
鯉は古代からの優れた薬用魚だそうで、鯉こく(汁)は極端に体力が落ちたときに良いそうです。
産後の肥立ちとか?
写真は鯉の洗いです。
あ、茄子の田楽もです。
掛け軸まで、鶏!でした。
他、前菜、伊勢エビ、刺身盛り合わせ、茶碗蒸し、土瓶蒸し、デザートまで。
壮絶なボリュームでした!!!
どれも美味しかったのにも驚きでした(*^_^*)
部屋食だったので、運ぶ人も大変だったと思います。
さて、お風呂ですが・・・
岩風呂(露天)と、桶風呂(屋内)があり、
男湯、女湯には分かれていないんです。
空いているところにカギを掛けて入るそうで、
基本、家族風呂使用とのこと。
くちこ夫婦が別々に入れば、館内占拠。
そんな良識の無い?ことはできないので、
一緒に岩風呂に入りました。
遅れをとったんだねえ。。。
次に見たら違うところに。
飛べるんだね。
夫と二人、露天から蛍を眺めるとは風流な・・・
とにかく、全ては昭和で止まった感じ。
洗い場は、湯の蛇口を開き、水の蛇口を開き、
桶の中で混ぜて使う。
シャワー無し。
極めつけは!!!
夜九時、旅館の人からご挨拶。
「職員はこれで帰ります」と。
くちこ夫婦と、飛んで隣の部屋にもう二人。
たった四人で旅館に残された、らしい
早朝、朝風呂に降りたら、一階は真っ暗でした。
朝風呂から出ると調理場に電気が付いていました。
朝食は八時半と聞いていました。
朝食も美味しかったです。
豆乳のお味噌汁は、柚子胡椒を入れていただきました、美味(*^_^*)
食後にコーヒーも出てきました。(夫には紅茶)
食事の評価が高い旅館なんです。
温泉は源泉掛け流しで飲用可。
胃腸病や神経衰弱、不眠症にも良いとあったのも選んだポイントです。
しっかり、タンク持参で10L貰って帰りました。
美味しい温泉水です。
ちなみに、部屋は六畳二間でベランダ付きでした。
二間あると、夜更かし、早起きは気楽にできます。
これでレトロ感、伝わるでしょうか?
小さな鏡とか・・・
そうそう、鯉。
基本的に彫り出してあるし、奥の部屋の窓の向こうに見える景色まで描いてある。
凄い!欲しい!
なんだか、木彫りがしたくなりました。
夫が、また行こうと言っていますが・・・
いつまで存在するかなあ・・・・
以上、宿の報告でした。