しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

華麗なる大円舞曲に想う

2020年11月14日 16時48分29秒 | 子供達のこと

いつもね、ラジオ深夜便を聞きながら寝ています。

朝まで。

この習慣は、サメ氏が持ち込んだのですが・・・

 

さて、昨日の深夜二時位だったか

ふと目覚めたら、ショパンの華麗なる大円舞曲が流れていました

うん?

この曲は・・・

 

寝ぼけた頭が考え始める。

遠い昔・・・

もうすぐ35歳になる次男についての思い出・・・

 

次男は、くちこの第三子で、末っ子。

末っ子にして初めて、

酷いアトピー性皮膚炎は出るわ、

小児喘息な出るわ、

発達の遅れまであって、ね。

↓参考資料

 

2013/7/29    普通の子、夫になる

https://blog.goo.ne.jp/kazukomtng/m/201307

 

年長さんの時に、

本人の希望で、ピアノを習い始めました。

先生に対して、最初に釘を刺したくちこでした。

多くを望んでいないこと。

本人が楽しいことが第一優先であること。

本は一冊で結構。

宿題は、一曲で結構。

間違って弾いていても、家では注意しませんから、と。

ま・・・

長女の時と真逆の方針とも言えます

 

先生「〇〇くーん、ドかレかミを弾くから、何の音か当ててね」

次男「ラ」

ソファーに座っていた長女とくちこは、驚いて落ちそうになったのでした

 

くちこが次男を膝に乗せてピアノを弾いていたら、

いつも楽しそうにくちこの両腕の中に収まっていた子です。

 

そんな次男が、小五の時だったか、

この曲が大好きだから是非弾きたい、

楽譜を買ってきて欲しい、と。

そう、

ショパンの華麗なる大円舞曲。

ちょっと難しいから無理だよと言っても、やってみたいそうで。

まあ、その前にショパンの仔犬のワルツを弾いていたので、ショパンが好きになったような?

そして、

凄い根気、手間、時間を掛けて、次男なりには弾けるようになったのでした

独力で、誰にも習わず

 

人の力。

勝手に、その伸びしろを見極めるのって、傲慢なことなんだなあと、

当時、思ったような?

実は、あまりに昔で記憶も曖昧。

 

翌年、県のピアノコンクールに入賞した日。

その帰りの車内で、

「僕は、今日、ピアノを辞める」と。

「なんで?」

「もう、目標を果たしたから」と。

そのまま、先生の家に挨拶に行き、本当にその日で辞めました。

 

昨日の深夜二時、

どうして、そんなことになったのか・・・

眠れなくなって、つらつら考えたのでした。

 

あれから30年も経って気付くのも、今更過ぎですが、

何事も、猛烈に気付くのが遅い特徴があるくちこなのでねえ

 

5歳で、ピアノを習いたいと言ったのは、

母くちこが、心の底でそれを望んでいると思ったからではないか?

 

10歳で、ピアノコンクールを目指すと言ったのは、

母くちこが、心の底でそれを望んでいると思ったからではないか?

 

当時、くちこもピアノ講師だったし、

心の底には、自分のメンツもあったなあ、と。

 

子供って、

みんなマザコンだもんね。

母親を喜ばせたいよね。

 

今更!ながら、

重い母親でソーリー

 

どの子も、

その子なりに、

くちこの期待に応えようとしていたんだなあ・・・

愚母くちこなのにね

 

中高、大学と、

次男なりに、ずっとピアノも音楽も楽しんでいたようでした。

先日、楽譜を断捨離していたら、

中学の時、次男が作曲した譜面が出てきたので、次男の机に上に置いておきました。

 

今はね・・・

耳かきの綿毛の所をマイクに見立てて熱唱する孫姫の側で、

ウルトラ小さなおもちゃのピアノで次男が伴奏しています。

「お母さん、ピアノ習ってて良かったよ」と。

 

62年も生きているとさ、

あれこれ、

原因と結果を見ることになるんだなあ・・・

 

      

 

 

月日は百代の過客(はくたいのかかく)にして、行きかふ年もまた旅人なり。by  不眠症の松尾くちこより

 

P.S

おでん、二日半で完食しました

勿論、二人で

コメント (40)
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