悪質な行為

千々石町、愛野町、吾妻町の3町による議会議員全員協議会並びに研究会が、吾妻町のふるさと会館で行われた。
1年に1回ずつ、3町持ち回りで三十数回行われて来たそうだが、合併に伴い今年が最後の3町議会議員協議会となった。

持ち寄り議題の中のひとつである、愛野町の千鳥川河口部近くの曲がり部分の視察を終えて、吾妻町のふるさと会館に向かう途中のことである。

つい最近、吾妻町内の精米施設に精米をしに行った時には、その近くに立っていた公職選挙法で認められている、千々石町の人の後援会の看板が見当たらなくなっていることが、送迎用のマイクロバスの中から分かった。

吾妻町ふるさと会館での協議会並びに研究会が終わってから、吾妻町内のレストランで3町議員の懇親会があった。

その席で、たまたまその後援会看板が見当たらなくなっていた千々石町の人の隣の席にくじで当たったので、後援会の看板はどこか別の場所に移されたのですかと尋ねてみた。

すると、意外な返答だったので自分の耳を疑った。
「なくなっているんですよ。」

敷地所有者の許可を受けて、町の選挙管理委員会に届け出て、選挙管理委員会から発行される証票を貼り付けて立てておいた看板が、御本人の知らぬ間になくなっていたので、近くの交番に届け出ておられるという事だった。

もし、第三者が人為的にその後援会の看板を取り外したのであれば、悪質な行為であると言える。

本年10月11日の雲仙市発足以降に向けて、いろいろな動きが既に始まっているが、公職選挙法に基づいて設置された後援会の看板がなくなるということは、明らかな妨害行為ではなかろうか。

風で飛ばされたのであれば、氏名が書いてある看板であるから、すぐに見つかるはずだが、見つからないということは、人為的な妨害行為であると考えるのが妥当なところではなかろうか。

いろいろな形で、既に選挙戦は始まっているようだ。

豊田かずき