日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

疑問

2005年08月13日 | インポート
現職の県議会議員が、結果的にその議席を放棄することに繋がる、合併により誕生する新しい市の市長選挙に立候補を表明するということは、どのような意味合いを持つのだろうか。

その様な決断をする事に繋がる主な要因は何だろうかと素朴な疑問を持ってしまった。

当然、後援会との相談の結果による市長選挙への出馬表明ではあろうが、県議会議員としての職務に対する責任はどうなるのだろうか。

県議会議員選挙においては、後援会組織の人だけが彼に投票した訳ではないはずだ。
多くの選挙民の、一票ずつの票の積み重ねによって当選されたはずだと思う。

そして、県議会議員としての負託を受けた人が、その職責を途中で放棄して、新しく誕生する雲仙市の市長選挙に出馬表明をするということは、彼に一票を投じた私から見れば、無責任なようにも感じる。

選挙民から負託を受けた自分の職責を途中で放棄するような人が、新市の舵取り役としての職務を、責任を持って遂行できるのだろうかという感想を持つ。

最近の新しく誕生した、県内における新市の市長選挙においては、県議会議員や県議会議員の経験者で立候補された方は落選されている。

果たして、雲仙市の住民はどのような選択をするのか興味深い。

7町の町長は、各町の指導者として、町の維持・発展のために尽力してこられたはずだ。
本当に地域の事を考えておられるのであれば、7人の方が全員立候補されたとしても筋は通るのではないだろうか。

いずれの方も行政経験豊富な方ばかりで、地域住民から町の指導者としての負託を受けておられる。

選ぶ側としては、選択肢は多い方が好ましい。

豊田かずき