日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

伝統の伝承

2005年08月29日 | インポート
4年に1度の地区の神社のお祭りが、今年は9月中旬にある。
10日ほど前から、笛や太鼓の音が、近くから聞こえてくるようになった。

午後7時30分ごろから、その浮立の音が聞こえ出すので、今日は晩御飯を食べてから見学に行ってみた。

練習場の、家から4軒目のお宅の庭先では、10人ぐらいの子どもたちと、指導役の大人が数人で、過去に録音された笛の音に合わせて、太鼓をたたきながら舞う稽古を繰り返し行っていた。

経験したことのある子どもが、初心者の子どもに、まさに手取り足取りで教えていた。

笛の練習も、少し離れた川端公民館で行っているという事で、夏休みの夜を、伝統芸能の伝承のために、大人も子どもも有意義に過している。

30分ぐらいすると、見学の大人も、6人に増えた。
体で覚えた動作とリズム感は、4年後のお祭りでも、次の子どもたちに伝承されて、引き継がれていくことだろう。

歴史の一駒が、スライドされていくことになる。

豊田かずき