川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

不来方のお城

2010-07-27 03:57:54 | 出会いの旅
今日は8時22分大宮発の新幹線で盛岡に向かいます。

  不来方(こずかた)のお城の草に寝ころびて/空に吸はれし/十五の心 

 啄木の歌に導かれて岩手を訪ねたのは1969年の連休のことです。夜行急行で大曲まで行き、角館(かくのだて)の桜を見た後、田沢湖を経て鴬宿(おうしゅく)温泉に泊りました。盛岡や渋民を訪ね歩いたのは翌日のことです。

 41年前のことで城の記憶はほとんどありません。妻の話によれば僕は「お城の草に寝ころびて」、小一時間眠り込んでしまったそうです。妻も寝ころんでみたものの地べたの冷気に数分も持たなかったとか。

 その時?、買った風鈴が今ぼくのベッド近くで鳴っています。

 僕のことですから旅の始まりは今度もやはり不来方のお城でしょう。歩いたら昔のことを思い出すことができるでしょうか。

 「不来方」はこのあたりの古くからの地名で「盛岡」は南部氏の時代に新しくつけられた名前だということです。

 昨秋、今春と続いた北上川の旅の三回目にもあたります。どんな景観が広がっているのでしょう。

 盛岡市役所から流れてくるという「春まだ浅く」のメロディーは聞くことができるでしょうか。

 川越だより・春まだ浅くhttp://blog.goo.ne.jp/keisukelap/e/0608c25fb69c8841e15f51c6658f0864


 今度の旅はカツヨシさんと一緒です。長く「日本語」の先生をやってこられた方です。どんな思いが語られるのでしょう。

 「川越だより」は水曜日から土曜日までは休刊です。ホテルにパソコンの準備があれば「盛岡だより」などを発信できるかもしれません。暑い日々です。皆さんも、健康第一にお過ごしください。


 

 参考・ 啄木・盛岡
http://www003.upp.so-net.ne.jp/s-waichi/morioka2.htm