今日から10月です。秋本番、土佐から姉と功くんが相次いで訪ねてくれます。きいちご移動教室、池商Sさんを囲む会、知友との交流も続きます。豪華で大切な日々です。
今日(10月1日)は「原発さよなら」集会とデモが3時半から川越駅西口で行われます。川越に住んで42年あまり、初めて(多分)この街のデモに参加します。
僕はただ歩くだけですが丸木美術館(東松山市)で行われる講演会のビラを配布するつもりです。94才になられるお医者さんがお話になります。広島で被爆したあと66年間、被爆者とともに生きてこられたといいます。内部被曝の怖さについて語ります。ご都合をつけて参加くださるように呼びかけます。
原爆の図・丸木美術館
当日の入館券が必要です。
起こるべくして起きた福島の原発事故。
66年前あれだけの放射能被害を受けた日本は、またしても原発の放射能にさらされている。
肥田さんは、自らも被爆し、医者としてずっと被爆者の方達と共に生きていらっしゃいました。
内部被曝はその時すぐには症状が表れないけれども、何年か何十年か経って、だるくて何もできなくなる 「ぶらぶら病」など原爆病と認めてもらえない症状の患者さんと今も向き合って、 内部被曝の恐ろしさを私達に発信しています。
福島から電話が入り、「子どもの下痢が止まらないんです」と訴えたお母さん。
福島でも放射能の被害者がすでに出ているということです。
私達は、知らなければならないのです。
人工的に作られた放射能の恐ろしさを……そして子ども達の未来を私達大人が奪う権利はどこにもないのです。
今からでも遅くはありません。
私達が気づいたときに、黙ってないで行動していくことが子ども達を守ることにつながっていくのだと思います。
~たくさんの人達が聞いてくれることを願っています~
肥田舜太郎(ひだ・しゅんたろう)
1917年広島生まれ。
1944年陸軍軍医学校を卒業、軍医少尉として広島陸軍病院に赴任。
1945年広島にて被爆。被爆者救援にあたる。全日本民医連理事、埼玉民医連会長などを歴任。
現在、全日本民医連顧問、日本被団協原爆被害者中央相談所理事長。
著書に『ヒロシマを生きのびて』(あけび書房)、『内部被曝の脅威』(共著、ちくま新書)など。
原爆の図・丸木美術館●http://www.aya.or.jp/~marukimsn/