川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

驍(たけし)さんの平穏を祈る

2011-10-14 09:07:12 | 友人たち

10月13日(木)曇

 3泊4日の滞在を終えて伊豆高原~箱根~山中湖~川越と帰ってきました。すっきりとした青空には恵まれなかったものの、妻が天城峠や下田などに連れていってくれ、中空に浮かぶ冨士の姿も見えたので姉にとってはまずまずの伊豆の旅ではなかったのかな。

 北海道十勝池田町の森田農場から今年もじゃがいもが届きました。何十年も続く北の国からのおくりもの。電話でお礼を言いました。珍しく驍(たけし)さんが出たので長話になりました。僕と同じ1941年(昭和16年)生まれです。

 農業からは引退していますが持病が好転せず、散歩途中で苦しくなることもあるということです。片肺の僕よりも肺活量が少ないというのですから心配です。季節の変わり目です。なんとか平穏な日々が続くことを祈らずにはおられません。

 驍さん房子さんご夫婦との付き合いはもうそろそろ半世紀になります。僕が学生だった1962年夏、友人たちと共に池田町に世話になった時以来です。73年夏、池袋商業高校の生徒たちを引率してホームステイをさせてもらうようになってからは格別の世話になってきました。ある年には僕が10日間ぐらい泊めてもらい牛の世話など「農業体験」をさせてもらいました。

 若い頃は4Hクラブなど農村の青年運動のリーダーとして活躍しました。その姿勢は生涯を通して変わることがなかった方ですから、人々と交わることが困難になったという近況はさぞ辛いことでしょう。それでも病は運命と受け入れて淡々と生きておられるようです。「オレも仏様にちかくなってきたかなあ」という言葉が聞かれました。

 驍さん・房子さんご夫婦をはじめ、池田町大森の「農業の先生」たちに僕の定年を祝ってもらったのは02年夏のことです。驍さんには中札内の美術館に連れていってもらい相原求一朗の絵を堪能させてもらいました。

      

    (川越出身の画家・相原求一朗美術館蔵「斜里岳」) 

 来年は10年ぶりにお訪ねしてゆっくりと語り合いたいものだ。驍さんが季節の変わり目をうまく乗り切って平穏のうちに春を迎えられることを祈るばかりです。

 

 (北海道池田町大森「北物語」 北の知友が僕の定年を祝ってくれた)

  ●http://www3.ocn.ne.jp/~kitamono/

 

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  片桐正一さん●http://blog.goo.ne.jp/keisukelap/e/34cd90917f36a409c8a518a26efdb721