言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

価格表示を考えてみよう

2011-11-08 09:21:32 | 売上アップ
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今日は立冬です。
24節気のひとつです。

その名の通り昨夜から気圧配置が冬型になってきていまして、今朝は結構冷たい夜明けでしたが、まだまだ温かい、とも言えます。
今夜は多分もっと冷たくなるでしょう。

ところでこんなときに天気予報でも「寒い」という言葉を使いますが、私個人的にはこの言葉には、風がある程度吹いていて冷たいときに使う言葉ではないかなと思っています。
だから風があまりないときには自分では「冷たい」という言葉を使うようにしています。
正しいかどうかというよりも、これはまあ個人的な感覚の問題でしょうが。

立冬ということで、立冬では習俗的にはどんなものを食べることになっているのか、調べてみましたが、日本のものは載っていないですね。
中国では鶏肉や餃子を食べるようです。

ネット関係だでみると、この時期から換気が入るので、身体に熱を蓄える食べ物を多く食べようというような感じです。
スーパーや食品関係の企業やお店では、もっと調べてみて、「立冬には○○を食べよう」という自社独自の提案を行うのも、販促活動の一環として面白いのではないでしょうか。


さて、営業関係のハウツー本などを読むと、よく出てくるものに、見積もりの分割提案がいいということが出てきます。
一括でいくらというのではなく、商品単価と他にかかるオプションを別に列記するという方法ですね。

代表的なものには運賃や梱包費などがあります。
それらを一括で表記すると高いと感じさせてしまうますが、ひとつひとつ明記することで、商品の価格を、全体表示するときよりも安いと感じさせてしまうというテクニックですね。
トータルでは全く同じなんですが、その間の見る方の心理的な面では、ひとつひとつ明記した方が安く感じるというものです。

結婚式などでも、基本料金は安いと思っても、あれこれ勧められながらひとつひとつ追加していくと、結構高くなっているというのも、その心理を考えてのことですね。まずは基本料金を提案して安く感じてもらってから、オプションを追加していくというやり方です。

しかしこの方法はどうも昭和時代のような気もしませんか。
現在では、逆にトータル、あれもこれもひっくるめていくらという料金提案も増えています。
今まで上記のような分割料金提示で、痛い目にあってきた消費者の心理としては、その店の誠実さを損なってしまうということも生じて来ました。

私なんかもその一人で、いくら基本がいくらですと言われても、ある程度いろいろな企業や店に関わってきましたので、それだけでは収まらないものもあり、どうしてもプラスオプションが必要なことが多くあるので、それ以上いくらぐらいかかるのか考えるだけでも不安です。

今ではやはり消費者に支持されるのはぽっきり価格の方ではないでしょうか。
中古車を販売する際に表示されるときがある「乗り出し価格」もそうですね。
車の価格以外に必ずかかる税金や諸費用までもコミコミの価格で提示されると、自分が考えている予算で買えるので、即決する場合も多いと思います。

車を購入する際自分が考えているのはもちろん税金なども含めたトータルの価格ですが、販売側は車の単体価格で表示します。
その間には売る側と買う側での価格の思いには差があるわけです。
そこにプラスいくらかかるのかは経験がないと分かりません。
だから「乗り出し価格」だと安心するという面があります。

高額なものほどそうしたいわゆるポッキリ価格が効果があり、単価の低いものなら別表示が効果的だと言えますか。

あなたはどういった価格表示をしていますか。


それでは今日はこれで。


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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