こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
昨日の夕方からずっと曇りがちで、午後から時おり雨も降りました。
雷も遠くで鳴っていました。
雨が降ったせいで、熱く熱せられた空気が冷やされ、少しは過ごしやすくなり、夜もエアコンは昼間の熱気を追い払うぐらいですみました。
今朝はその昨日の続きのような天候。
今にも雨が降ってきそうな、そんな空です。
関東地方全体では晴のようですが、ここ群馬あたりだけ、下がってきた秋雨前線の影響を受けているようです。
陽が出ない分だけ気温は下がっていますが、それでも真夏日にはなりそう。
さて、今日のテーマで掲げている『「店を作れば、そこに人はやってくる」はず』は、昨日の内容に似ています。
昨日の農産物直売所の例が顕著ですが、特に小売り経験の少ないメーカーが、いざ流行りだからと、自分たちの製品を商品として直接販売に乗り出すということが、このところはもう常体になってきている感があります。
それはそれでとても結構なことではあるのですが、そこに一番欠如しているのが、小売りという消費者相手の店づくりなんですね。
今までは取引先があり、新規の取引先にしても、同じような業種をリストアップしてそこに営業すれば事足りたわけですが、相手が消費者となったら、じゃあ店を作ればいいんだという安易な思いで、それ以上に安易に、たまたま遊休地でもあれば、社有地に建ててしまうということがあります。
これが第一の失敗。
いやいいんですよ、もちろん社有地でも。またそこがとんでもなくマーケットに向かない立地であっても。
立地なんてものは、本来は自分の商品が創るわけですから。
世に言う立地条件の良さというのはあくまでも、自分以外の企業や店が創ったもので、そこに新たに自身の商品で乗り込んでいくとなれば、それこそ激戦地のまっただ中に乗り込んでいくわけで、最初からハンデがあるわけですから。
だから逆に何もないところに立地するというのも、これはこれで正解過ぎるほど正解かもしれません。
しかしその正解の中には、商品の強さ、店の強さ、販促の強さが絶対的に必要です。
強さというよりはどこにも負けないという競争力ですね。
相手は浮気性満々の消費者です。
競争力のある商品、製品を持つメーカーの人は往々にして、消費者を軽く見てしまう傾向があります。
そういったメーカーが消費者相手の直売所を作るとどうなるか。
まあ80%以上の確立で失敗します。
商品、製品の強さだけでは、お客様はそうそうやってきてはくれません。
やはりそこには当を得た販促、的を射る戦術が必要であり、また接客の心得もまた必須です。
特にメーカーが直売店をやると目につくのが、接客と販促のまずさですね。
メーカーから派遣されてくる店長は、はっきり言って精鋭ではなくて、ちょっと窓際の人、やめてほしいんだけど、辞めさせるほどのキズもないために、しょうがなく有閑業務(企業活動では、本来はないわけなんですが)についている、というような人が派遣されてくるのが一般的です。
そりゃそうですよね。社内でバリバリがんばっている人を、わざわざ訳の分からない部署に出す上司もいないわけです。
で、自分は左遷されたと感じている、あまりやる気のない人がトップでやってくるわけです。
たまにはそれこそこれが天職だったと、そういった部署で生き生き働き出し、親会社以上の企業に育てる人も中にはい手、マスコミに紹介されてもいますが、それは紹介されているぐらいですから、希有なケースでしかないわけです。
そういったやる気のないトップの下でガンガンがんばる人もこれまたまれですよね。
あれば漫画や小説の題材に好適です。
やる気のないトップとやる気のない従業員で運営する店。
これがうまく行くはずはないわけです。
これが第2の失敗。
もっとありますが………。
ですから、本当にそういったメーカー主導の店舗を繁盛させたいと真剣に考えるのなら、逆にやればいいわけです。
いいトップ。いなければ、流通経験者から引っ張ってくる。
いい従業員。いなければ、これもまた経験者たちを雇用する。
いい販促と接客。できなければ、専門家に頼る。
そうすれば、メーカーサイドの店ですから、いい商品を他よりも安く投入できますし、その分利益も確保することができます。
夢物語?
いやいや、まあこの通りやってみなはれ。
20世紀の昔はいざ知らず、この時代、店をただ作るだけでは、お客様は決してやってきません。
それでは、また明日。
今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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