言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

独自路線を

2013-09-05 08:33:58 | 生き残るということ


こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


昨日は天気予報に逆らってか、陽の出る時間が多くて、逆に雨はほんの少しでした。
しかし夜になってから本格的に雨が降ってきまして、それがずっと今も続いています。
一昨日は越谷でしたが、昨日は栃木の矢板と鹿沼で竜巻の被害が出ました。
まさに異常な天候です。

こんなことは今まで長く生きてきましたが、記憶していません。
そしてこれほどゲリラ豪雨が多いのも、やはり初めてのような気がします。
かつてなら、列島の1ヶ所でそういうことが起これば、その年はそれ以外の大きな被害はあまりなかったようですが、今年はあちこちで、ところ構わずに起きています。

日本の近いところで海水温が高いから起きているようです。
ラニーニャ(?)が近海で起きているということですね。

今日1日中雨模様のようです。


さて、以前わたしが広告会社に勤めていたときの最大のクライアントは、あるホームセンターでした。
その会社の中に深く入り込み、いろいろな販促のお手伝いをさせていただきました。

時には出向までして、臨時社員になったときさえありました。

そしてほとんどの販促会議に出席し、時には一緒になってオープン前の準備を徹夜でやったり、そのホームセンターのアメリカ視察ツアーにまで参加させていただきました。

一番最初にそのホームセンターの社長から、販促関係の(そのときはチラシでしたが)依頼があったときには、まだ2店舗しかありませんでしたが、わたしが直接担当させていただいてからは、その後15店舗ほど新規オープンの販促企画を担当させていただきました。

それ以上の、全国的にも有数のホームセンター企業の規模になりましたので、全体的な販促には無理が生じてくることもあって、本体の販促業務からほとんど手を引き、単発的な仕事やその派生専門店などを、わたしが辞めるまでいろいろなお店を担当させていただきました。

園芸専門店、自転車専門店、カー用品専門店などです。
中にはメガネ専門店、そして数店舗で辞めてしまいましたが、インテリア雑貨店、自動車修理専門店、そういえば焼肉店、レンタルビデオ店までありましたね。

多方面に手を出したものだなあと、今思うと感心します。
バブル期絶頂のときでしたから、そういった冒険も気軽にできたのでしょうね。

社長から聞いたこともありますが、それでもやはりホームセンターの第1号店をオープンする前は心配で心配で、ほとんど数日は夜も寝られなかった、震えるときもあったと、昔語りに聞かせてもらったこともあります。

本当に様々な業種を担当させていただいて感謝しています。


しかしその会社が最近は、ちょっと勢いがないんですね。

今にもどこかの有力競合店に吸収合併されてしまいそうな感じさえ見受けられるほどです。

かつてはたいへんお世話になった会社ですが、そのわたしから見ても、お店に魅力がなくなってしまっているんです。

ですからわたしでさえも、あまり最近では行かなくなりました。


なぜそうなってしまったのでしょうか。

それは創業当時のコンセプトを、完全に(とは言わないまでも、ほとんど)捨て切ってしまったからではないかと私は感じています。

80年代位のホームセンターには“宝探し”的な楽しみが横溢していました。
だから毎日店にいっても、何かしら新しい発見があり、お客様の目を楽しませてくれました。

しかし競合店ができ、それらに対抗しようとし始めた時から、徐々に変わり始めました。

トップ以下役員、本部、従業員まで、本来ならお客様に向いていなければならない目を、競合店に向けてしまったのですね。

お客様そっちのけで、競合店対策と称して、最終的には競合店の後追いしかできなくなってしまっていたのです。

競合店がこういう販促をしてきたからわが社も。
競合店がこんなチラシを打ってきたから、わが社も。

そんな感じで、自社のコンセプトではなく、他社のコンセプトに振り回されることも多くなりました。


今こそ創業当時のコンセプトに戻り、お客様の方を向き、お客様の喜ぶ顔をお店に復活させるためにはどうするのか、ということを真剣に考えてほしいなと思います。

わたしがやっていた販促としては、現在では当たり前のことですが、その当時ではどこもやっていないコミュニティペーパーを作り、そのホームセンターの商品でお客様が手作りしたものを取材するということもやったりしていました。

今こそそういったまだ逃げていないお客様と手を取り合って、もう一度店のコンセプトを作り直してほしいなと、真剣に思います。

競合店の一挙手一投足に振り回されずに、自分たちはこういったことでお客様に喜んでもらいたいのだという独自の路線に梶を切り替えるのは、今しかないような気がします。

このことはまた、この一企業に限ったことではなく、たくさんの企業にもいえることだと思います。
もちろん流通業種だけには限りません。


それでは、また明日。
今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


さて、わたしは現在、このブログでもたまに出てくるように、太田商工会議所で店舗支援のコーディネーターを委嘱されて活動しています。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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