言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

お客様の、ちょっとした嬉しさが商いのもと

2013-09-08 10:12:12 | 接客


こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


今日のニュースは何といっても、東京に決定、ですかね。
もちろん2020年のオリンピックです。
朝からニュースショーではそればかり。もちろんですね。
わたし個人的には、どちらでも良かったというところ。
できればイスタンブールが良かったのになあと思うところ。
オリンピックが初めての国に持っていきたかったように思います。
特にトルコという国は昔から日本にとても親しみを持ってくれています。

そのひとつは、明治時代、小さな小さな東洋の国があの頃の大国(今もですが)ロシアをやっつけたということが、昔から隣国のロシアに悩まされていたトルコがすごく日本に好意を持ったんですね。

トルコにはそのために「トーゴー」という名のビールがあります。
それはもちろん、日本海海戦でロシアのバルチック艦隊を打ち破ったときの、日本側の指揮官東郷平八郎元帥の名前からきています。

そうして、これはわたしのふるさとの話ですが、和歌山の沖合で難破したトルコ軍艦の乗組員を近くの漁民が全員総出で救助し、亡くなった方はお墓を作って弔ったことで、とても親しみがもたれています。

そういった意味でも、今回トルコ(イスタンブール)と最終投票で争ったということは、皮肉なことと私は思います。

でももう決まったことです。

これで一番喜んでいるのは、穿った言い方ですが、ゼネコンでしょうね。
これからの7年、ゼネコンはオリンピック需要で沸き立つことでしょう。

東日本大震災後も、ゼネコンはある意味建設特需で勢いをつけたわけですが、それがそろそろ通常需要になってきたところに、オリンピックです。

オリンピックでの経済効果は3兆円といわれています。
その中では多分建設関係が大半を占め、その次は観光経済ですか。


あなたはしかし、そんなことに浮かれていちゃいけません。
堅実に、着実に、毎日毎日のお客様を大切に商いに精を出してください。

特需というのはその言葉通り「特別」なことなんですから。

ま、われわれの方までは、そんな特需景気はやってこないか。


で、堅実に毎日の商いをという意味で、今日のテーマです。

「今日待たせちゃったから、ポイント多めにつけときますね」
「え、いいなあ。暇だからね。これならもっと待ってもいいよ」

これは、先日行った散髪屋(関東風では床屋)さんで耳にした会話。
(ちょっと脚色を加えてはいますが)

ポイントカードを導入しているお店は無数にあります。

そのなかには、仮に500円のお買い物で1ポイントとすると、499円ではポイントをつけないという、制度を杓子定規に運用しているお店があると思えば、上記のように、ほんのちょっとしたサービスをポイントで表現することでお客様にものすごく喜んでもらえるお店があります。

あなたがもしお店に行った場合、どちらのお店に好感を持ちますか?
もちろん後者ですよね。
ルール厳守一点張りの堅物でも、もちろんサービスは少しでもあった方が嬉しいですよね。

ほんのちょっとしたことですよね、上記のポイントをプラスするサービスなんて。

でもお客様にとっては、たとえそれがほんのちょっととしても、目に見える(ポイントが増える)サービスですので、嬉しく感じることができるわけです。

そうなんです。
何もお金がかかるサービスでなくても、ほんのちょっとしたことで、お客様が嬉しく思うサービスはいくらでもあると思います。

はっきりと覚えていないのですが、コーヒーのドトールでは、コーヒーカップの内側の上の方にさりげなく1本か2本の線がありました。
多分そうだろうと思いながら、わたしは一度店員の方に聞いたことがあります。

「この線って、何ですか? デザイン?」
「あ、これ、ミディアムとビッグ(だったかな)を分けるラインです」

やはり思っていた通りでした。

で、思うのは、個人のお店などでは、わざとこうしたラインをカップを発注する際に引き、そのラインをサービスラインとします。
お客様によっては、このラインより少し上の方までコーヒーを満たすわけです。

「これ、ここまでが決まった量なんですが、ちょっとばかりサービスしておきますね」と一言添えて、ラインが消えるぐらいまでコーヒーを入れられると、あなたならどう感じますか?

「お、得したなあ、今日は」と思いませんか。
ちょっと顔がほころびますよね。

これがお金はあまりかからないけど、お客様がされて嬉しいサービスなんです。

そのサービスのおかげで、お客様の足がまたこちらを向くというわけです。

こんなこと、あなたのお店でも必ず何か考えられますよね。



それでは、また明日。
今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


さて、わたしは現在、このブログでもたまに出てくるように、太田商工会議所で店舗支援のコーディネーターを委嘱されて活動しています。
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あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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