
問題2は、高槻現代劇場 文化ホールの北側の横に 「藤井竹外邸跡の碑」 があります。
高槻城北大手門内の旧藤井竹外の邸跡で、高槻が生んだ幕末の漢詩人 藤井竹外は幕末の
激動期を生きた高槻藩の中堅家臣であり、名を啓(けい)、字(あざな)を士開、号を竹外・雨香。
天保8年(1837)2月19日、大塩平八郎(中齋)が大阪天満与力町でおこした一揆の後
鉄砲術で家中無双といわれた竹外が、詩作に取り付かれ、心にかなった句が思い浮かぶと
あたり構わず大声で「妙」と叫ぶのが、誰知らぬ者もない癖となりました。泥酔して路上で
眠ったり、素足で野原を渉遊する奇行はしばしばで、度を増して人々の目をひいたそうです。

藤井竹外書 「芳 野」 七言絶句 江戸時代後期
南北朝時代舞台として有名な奈良県吉野を題材とした漢詩である。
吉野は、足利尊氏と対立した後醍醐天皇が逃れた地とされ、力を失った南朝の哀愁ただよう情景を
詩に仕上げている。この詩にはかつての武家と天皇の対立していた世を想い、南朝を憂うる様子を
幕末の尊王思想と重ね合わせたのかもしれない。 (高槻市立しろあと歴史館 「幕末」 より)
~~~~~~~ 今日の誕生花 日比谷花壇より ~~~~~~~
花名 : フジバカマ 花言葉 : 用心深い
秋の七草のひとつで、古くから親しまれています。花が藤色で、筒状の花が筒状の
苞に包まれている様子が袴を連想させることから名づけられたとされています。