ミホミュージアムのエントランスホールから南館に向かうところです。
ディオニュソス・モザイク (南館の廊下から下を覗く)
ローマ 伝シリア出土 3世紀~4世紀 石の小片:縦352cm 横357cm
このモザイクは、中央の 「ディオニュソス」 (ギリシア神話の酒神バッカス) がナクソス島でアリアドネを発見する場面を描いた部分と、周辺の幾何学文様 ギリシャ・ローマ世界の神々や、神話的世界を描いて構成されているそうです。
手前に横たわる哀しげな表情をしているのは、ギリシアにあるクレタ島の王女アリアドネです。
神話によるとクレタの王女アリアドネはミノタウロスの犠牲でクレタに連れて来られた、アテナイの王子テセウスに恋をしました。
王女アリアドネは、王子テセウスの怪物退治を助けクレタを脱出しますが、王子テセウスは、王女アリアドネを見捨てナクソス島に置き去りにしました。
王女アリアドネが嘆いていると、2頭のヒョウが牽く戦車に乗ったディオニュソス(ギリシア神話の酒神バッカス) が現れて、王女アリアドネを妻にしてアリアドネの宝冠を取って空に投げると、それが 「かんむり座」 になりました。
近づくと小さな色のついた石を並べて描かれているのが分かります。
南館から、エントラスホールの方向を撮ったところです。
下に 「ディオニュソス・モザイク」 が見えます。
∽∽∽∽∽∽∽ ひとりごと ∽∽∽∽∽∽∽
ローマに行った時に ポンペイ や エルコラーノ で、床や壁のモザイク画は見た事がありましたが、ギリシア神話を知ることも必要なのですね。(^^ゞ
ミホミュージアムでは、総高250センチメートルのガンダーラ、高さ159.5cmの短命だった王妃アルシノエ2世、鶏を銜える山猫形リュトンなどの他に多くの展示物がありました。見たもの全部ブログに掲載できないのが残念です。
~~~~~~~ 今日の誕生花 日比谷花壇より ~~~~~~~
花名 : ツワブキ 花言葉 : 心づかい
名前の由来は、「葉に艶のある蕗」「艶葉蕗(ツヤハブキ)」がツワブキに
なったといわれています。秋に黄色い花をつけると、これがキク科である
ことがわかります。