嵯峨菊は、中国原産で日本には奈良時代に移入され、嵯峨天皇御愛の菊
として嵯峨御所(現大覚寺)の、大沢池の島に植えられたのが始まりです。
色は、御所の雪(白)、御所の秋(黄)、御所の綿(朱)、御所の春(ピンク)などの
単色が多く、王朝の気品ある感覚で洗練された格調高い菊と言われています。
糸のように細長い花弁が立ち上がって茶筅状になっています。
毎秋、大覚寺境内で嵯峨菊を11月に一般公開しています。
今年の公開は、平成24年11月1日(木)~11月30日(金) でした。
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菊の御紋といって思い浮かぶのは、皇室の紋章 「十六八重表菊」 です。
が、お供えの花といって思い浮かぶのも菊の花でした。でもそれは輪菊と
小菊だけで、冠婚葬祭両方に使われるのは位の高い花だからなのです。
お正月には、松・千両と一緒に菊の花を飾ります。
そして 「菊の花」 は、この国で最も高貴な花として 国花 になっています。
もうすぐお正月です。 松・千両と一緒に菊の花を飾りましょう~
~~~~~~~ 今日の誕生花 日比谷花壇より ~~~~~~~
花名 : オドントフロッサム 花言葉 : 特別
中米や、南米アンデスの高地が原産で、オンシジウムに近いグループの着生
ランです。 花色は赤、白、黄色などでくっきりした斑模様が美しいランです。