kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

高槻市立しろあと歴史館「ダルマさんが並んだ展 ダルマ人形」

2021年01月19日 | 観戦・鑑賞・参観・見学ほか
菅首相は18日、新型コロナウイルスのワクチン接種の担当大臣に
河野規制改革担当相を起用しました。
そして沖縄県も、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めをかけるため
県独自の緊急事態宣言を2月7日までの期間とし、19日夕刻に発出されます。


だるまさんが並んだ展 ダルマ人形
 78 岩手県花巻市ダルマ人形

花巻では、江戸時代中期(18世紀)から土人形が作られています。
ダルマを手に持つ幼児の人形は、包装除けのお守りとされたダルマが、子供に身近な存在だったことを感じさせます。人形が手にする小さなダルマも、顔の周囲を青色でふちどった花巻人形のダルマとわかる姿に表現されています。

 88 高松のよねず 香川県高松市

高松では起き上がりの玩具のことを「夜も寝ない(よこにならない)」と
いう意味で「よねず」と呼びます。



 97~100

97:深江の女ダルマ(下の右)   98:深江の恵比寿ダルマ(上左)
99:静岡の大黒ダルマ(上右)   100:砂原のおかめダルマ(中)



 102 ダルマ持ち恵比寿 長野県中野市  103 ダルマ持ちお福 宮城県仙台市

写真右 102:ダルマ持ち恵比寿
七福神(大黒・恵比寿・弁天・毘沙門天・布袋・福禄寿・寿老人)や
お福(おかめ・お多福)の土人形は各地にみられます。

写真左 103:ダルマ持ちお福
堤人形のお福が笑顔でダルマを担ぐものです。

 108 ダルマ売り猿 青森市   109 ダルマ抱き 静岡市

粘土を手でつくねて成形する手びねりの土人形で
青森ひねりと呼ばれ、昭和初期から青森市で作られています。

写真右 108:ダルマ売り猿

斑点模様の猿がダルマを背負い、抱えている姿です。猿は、桃を描いた頭巾をかぶっています。斑点や桃は魔除けの模様とされるため、病除けの赤いダルマを売り歩くこの猿は、無病息災を願うものと思われます。

写真左 109:ダルマ抱き 
ダルマを正面に抱えた幼児の人形です。起き上がりのダルマは子供にとって、病除けのお守りであると同時に親しい手遊びの玩具でもあったことを思わせます。

 110 姫ダルマ猫 埼玉県春日市

童女の顔をしたピンク色の姫ダルマに
目を細めて微笑む招き猫が寄り添う春日部張り子の人形です。

 111~113 ダルマ負い 埼玉県越谷市ほか

縁起物のダルマを背負う「ダルマ負(お)い」には
「縁起をかつぐ」との洒落も含まれているのでしょう。
ダルマの他に赤ん坊を背負う子守り人形もあります。


江戸に出荷されていた埼玉の張り子は
江戸っ子好みの洒脱味が持ち味で、ダルマの他に千両箱や酒樽も。
子守り人形など、同じ型から各種の人形を作っていたことがうかがわれます。

ダルマの置き薬

丸三製薬のかぜ薬「だるまハイトン 」

古曽部焼 達磨座像 高槻市古曽部町

古曽部焼の四代「五十嵐新平(いがらししんぺい)」の作とされる達磨座像です。

古曽部焼は古曽部町で寛政9年(1797)頃から明治時代末期まで焼かれた焼き物です。茶道具や宴席用の食器、日用の雑器などがあり、文人にも好まれました。
眉をひそめ斜め上を見上げて思案するような達磨の表情には、親しみが感じられます。

高槻市立しろあと歴史館で開催されています。
開催期間:1月5日(火)~2月23日(火・祝日)
休  館:月曜日 2月12日(金)
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