誰もが知っているリズミカルな「グリーン・グリーン」
松山への出張中、双海町の海岸道路を走っていたとき、
ラジオから流れてきた。
一緒になって歌っていると、
この曲の本当の意味を知った。
歌詞とたぶり、
私自身と父親ともとれたし、
私自身と息子ともとれた。
涙が出てきた。
どうぞ歌ってみよう。
1 ある日
パパとふたりで 語り合ったさ
この世に生きる喜び
そして 悲しみのことを
グリーン グリーン
青空には 小鳥が歌い
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑がもえる
2 その時
パパが言ったさ ぼくを胸に抱き
つらく悲しい時にも ラララ 泣くんじゃないと
グリーン グリーン
青空には そよ風ふいて
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑がゆれる
3 ある朝
ぼくは目覚めて そして 知ったさ
この世に つらい悲しいことがあるってことを
グリーン グリーン
青空には 雲が走り
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑がさわぐ
4 あの時
パパと 約束したことを守った
こぶしをかため 胸をはり
ラララ ぼくは立っていた
グリーン グリーン
まぶたには なみだがあふれ
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑がぬれる
5 その朝
パパは出かけた 遠い旅路へ
二度と 帰って来ないと
ラララ ぼくにもわかった
グリーン グリーン
青空には 虹がかかり
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑がはえる
6 やがて
月日が過ぎゆき ぼくは知るだろう
パパの言ってた
ラララ 言葉の意味を
グリーン グリーン
青空には 太陽がわらい
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑があざやか
7 いつか
ぼくも 子供と 語り合うだろう
この世に生きる喜び
そして 悲しみのことを
グリーン グリーン
青空には かすみたなびき
グリーン グリーン
丘の上には ララ 緑がひろがる
「パパは出かけた 遠い旅路へ
二度と 帰って来ないと
ラララ ぼくにもわかった」
パパは、どうなったのだろうか?
病気だろうか、戦争へだろうか、離婚だろうか?
さまざまなことが思い浮かぶ。
でも僕は、パパとの約束を守り、
辛くても悲しくても泣くことなく、
こぶしをかため、胸をはり、立っていた。
家族が一緒に暮らせることは、
何よりの幸せだと感じる。