喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

思い出のホンダXLRバイク

2011-06-09 | ブログ
 昨日、大洲市二宮自転車さんに息子の自転車を届けてもらったついでに、ぜひみてもらいたいものがあった。
それは、22年も前に買ったオフロードバイク。
大学時代は、これで福岡から帰省したり、全国を走り回った。
社会人になり、車を買ってからは、めっきりと乗る機会が減った。
最後に遠出したのは、25歳の時、富士登山をするために走った時だ。

 結婚して、家庭をもってからはますます減り、車庫の奥でほこりをかぶっていた。
かつての輝きはなく、まさにいつ廃車になってもおかしくない状態。
 そんなおり、東日本大震災で壊滅した街をたくましく走るオフロードバイクが注目された。
その光景が、心に灯をつけた。
また、このバイクで走ってみたいと思った。

 そんないきさつがあり、二宮自転車さんに修理できるか聞いてみた。
バイクを見回し、触ってみて、すぐに返事がかえってきた。
「まだまだ十分走りますよ。」
「今のバイクはコンピュータ制御が多く、修理もたいへんだが、
昔のバイクは単純なつくりなので長持ちする」とのこと。
それを聞いて、とてもうれしかった。

 このバイクが再び輝きをとり戻し、自然いっぱいの田舎を走る日は近い。

ミヤタ自転車が平磯に届く

2011-06-09 | ブログ
 我が家に自転車はない。
中2の息子は、ふるさと平磯に引っ越してからどこへ行くにも歩いていた。
時には、ムネの峠を越えて二名津へ。
時には道路を走って。
片道4キロ。

 誕生日祝いに祖父母が自転車をプレゼントしてくれることになった。
しっかりとしたものを長く使いたいため、知り合いの大洲市の二宮自転車さんに相談。
さまざまな条件を考えると、一番しっかりとしたミヤタ自転車の7段変速を買うことになった。
ミヤタ自転車は、老舗の一つで、フレームの強さにこだわりと自信を持っているとのこと。
さすが「餅は、餅屋に」と思った。

 二宮自転車さんのくわしい説明で、息子もずいぶん納得し、届くことを心待ちにしていた。
モノを持つには、こんな気持ちが大切だと思う。
モノ作りされる人の考えにふれ、そのこだわりのすばらしい製品を手にする。
だから、大切にしようと思う。
 たんなるお金とモノの交換ではなく、作られる人や、販売される人の思いもいただきたいものだ。

 使い捨ての時代は、もう時代遅れだと思う
息子は、さっそく自転車に乗っていた。
ペダルをこぐ足も心も軽快だった。
自転車がやってきたこの日は、思いでの一つとして残るだろう。