喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

映像詩「里山」のテンプレート

2011-06-27 | ブログ


 雨がよく降ります。
そして、気温も高い。
 今朝、二名津と明神の間で崖崩れが起こり、
全面通行止めになりました。
 したがって、明神、泊、松地区のみなさんは、
伽藍山の道を通って行き来しなければなりません。

 さて、気分を入れかえるために喜久家プロジェクトブログの
テンプレートを変えてみました。
 いろいろと探していて、パッと目に飛びこんできたのがこれです。
NHK制作の傑作映像詩「里山」のテンプレート。

 さっそく、これについて調べてみました。
どんどんと引きこまれていきます。
構成、ストーリー、映像など、これぞホンモノ。

 里山について、深く考えるきっかけになりそうです。
里山とは、原生林のことでもなく、人間の手が入りすぎた人工のものでもなく。
人と自然がほどよく調和した日本の田舎ならではの場所。

 食料用の木の実や山菜、キノコをとります。
トチの実、木イチゴ、クリ、アケビ、カキ、ワラビ、タケノコ、シイタケ、シメジ・・・。
あげるときりがないほど、たくさんの食べ物があります。
 また、燃料や肥料用の薪や落ち葉を拾ったりします。
木材が貴重な燃料だった昔は、こどものお手伝いは、薪集め。
お風呂やご飯の煮炊きに、森の木々はとても大切な存在でした 。

 子どもたちにとっても、わくわくする居場所で、
木登り、木の実とり、昆虫採集、かくれんぼ、竹馬・竹トンボづくり、キャンプなど数えればきりがありません。
思いつくだけ遊びができます。

 ところが、日本の多くの里山は、40年前ほどから、急に人がいなくなりました。
その結果、草木が乱雑にしげった「やぶ」になり、場所によってはゴミ捨て場。
昔は、こどもの遊び場、地域に住んでいる人たちのいこいの場だったのに、今は誰もよりつかなくなっています。
 今の森はそんな状態です。
森は、掃除やかたづけと同じように、ちょっとずつ草をかったり、木を切ったりしながら、きれいにしなけばなりません。
今、徐々にですが、森をきれいで楽しい場所にしようという運動が広がっています。

 私のふるさと平礒もエネルギー革命や効率・利便性重視の流れにより、
足を踏み入れられない藪(やぶ)が多くなっています。
 そしてきれいに整備されていたみかん畑でさえ、
過疎化・高齢化により、放棄園が見え始めました。

 喜久家プロジェクトの活動の1つとしても取り組んでいきたい里山づくりです。
 実は、以前から息子と盛りあがっている話があります。
それは、釜木にある我が家の広葉樹の森に行ってみよう、というものです。
何かおもしろい発見がありそうです。

                   岬人